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Thursday, July 30, 2009

あらやだ!

【7月30日特記】 最近ちょくちょく女性専用車両に乗ってしまう。いや、いつも通退勤に利用している路線に女性専用車両はない。たまにしか乗らない路線で予期せぬところに、いや、見事なタイミングでそれがあるから、うっかり気づかずに乗ってしまうのである。

それはいつも母が入っている施設を訪れた帰りである。

訪問が許されている時間ぎりぎり一杯までいるので、結果的に帰りはいつも同じ電車に乗ることになる。乗り換え駅で地下鉄を降り、通路と階段を経て別の線のホームに降り、前のほうに行きたいので一生懸命歩いているとそこに電車が入ってくる。

そして、歩を緩めずに進み続けて電車が止まったところでちょうどそのドアから乗り込もうとすると、そこが決まって女性専用車両なのである。

ひと目で女性専用車両と判るようにそれなりの工夫はされているのである──床面にピンクの文字で表示を出したり、電車の車体に花柄のラッピングを施したり・・・。

しかし、他の人の場合は知らないが、歩いている時の僕は何かを考えている僕である。散歩のように「そぞろ歩く」感じではなく、明確な目的地に向かって歩いている時は大抵僕の脳はフル回転して何かを考えている。

だから、乗り口の床がピンクであろうと車体外壁が花柄であろうと、そんなものは決して眼に入らない。いや、眼には入っているけど脳には届かないのである。

車内で老婦人にちょんちょんと肩を叩かれて、「なんじゃ、この、くそばばあ」と思いながら振り向くと、老婦人が指差す先に「女性専用車両」の表示。

なんともバツの悪い場面である。

こういうバツの悪い場面をやり過ごす方法は1つしかない:

──斜に構えて、睨みを利かせて、声を裏返してこう言う。
「なによぉ、あたし女ヨ!」

もちろん、そんなことはせずに次の駅で慌てて降りたけど。

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