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Saturday, July 04, 2009

定年を考える

【7月4日特記】 昨日会社で話していて、「我々が若かった頃の上司って、みんななんかやたら偉かったよなあ」という話になった。

「偉かった」というのは、1)持っている権限が強かった、という意味と、2)とても偉そうにしていた、という意味の両方である。

するとこないだまでの僕の直属の上司だった人が「あの頃は55歳定年やったからなあ」と言いだした。

なるほど、昔は55歳までに役員になっていなければハイ、サヨナラだったのである。

やれ役員だの経営者だのを意識するのであれば、55歳までに決着をつけなければならなかったのである。役員だの経営者だのに元から興味のない人も、どっちにしろ55歳でサヨナラである。

今は55歳までに役員になる人間は稀である(まあ、いるにはいるけど)。前述の元・上司も57歳だか58歳だか(よく知らない)で先月取締役になったばかりである。

昔は55歳過ぎてから逆転で取締役なんてことは当然なかった。出世にはスピードが要求されたのである。だから、そういう人はもっと若い時からどんどん出世して行った。だから(両方の意味で)若いのに偉かったのである。それで55歳になった時に、そういう人以外は全てサヨナラである。

これって結構凄い。取締役であるとかないとかに関わらず、優秀であるとかないとかいう話とも関係なく、ともかく55歳を過ぎた人間が一挙に間引きされて社内にほとんどいなくなるということが凄いのである。

逆に考えると、今や定年が60歳に延びて(さらに再雇用とか何とかと入れると)55歳以上の人がうじゃうじゃいるのだ。

そういう人が必ずしも無能な人だというのではない。ただ、働く年数が長くなると、そのことによるプラスもあればマイナスもあるだろう。

今やこんなに移り変わりが早い世の中だ。だてに長いこと働いてしまったために、過去にはもちろんそれなりの功績を上げたと言えるものの、今では過去の成功体験にがんじがらめになっていると言わざるを得ない人も相当多いのではないか。

こういうことを言うと、天に向かって吐いた唾がやがて自分に降りかかってくる日も近いのだが、でも、働く環境としては昔のほうが良かったのかもしれない。

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