厄介な機械
【6月4日特記】 今朝、家から最寄りの駅まで歩いて行ってふと腕時計を見ると12:55。分の表示だけ見て一瞬「あ、今日はずいぶん遅くなったなあ」と思ったのだが、出勤時である。12時55分のわけがない。
最初に考えたのは、どこか他の国の時刻表示になってしまったのではないか、ということだったが、ちゃんと「+9.0 TYO」になっている。
そもそも、他の国の時間になっているのであれば、きっかり何時間かずれているはずだが、4時間12分か13分ずれている。
で、この電波時計が一番最近ちゃんと電波を受けたのはいつだったのか確かめたら、今朝6:02にちゃんと受信完了している。もう、わけが解らない。
で、ともかく電波を手動で受信して時刻合わせをしようとしたのだが、動いている電車の中ではうまく受けられず、結局会社に着いてから受け直したのだが、気がついたら12時間表示になっている。
僕はデジタル表示は24時間表記でないと気に入らないのである。
で、これを24時間制に改めようとしたのだが改め方が分からない。思うのだが、今一番設定が難しいのは腕時計ではないだろうか?
GUI の発達で PC の設定は感覚的に解りやすくなってきた。携帯はある時から機能が増えすぎて設定がものすごく難しい機械になってしまったが、今では使い方のヘルプもついて検索もできるのでとても楽になった。
腕時計だけがやたらと機能が増えて、しかし、操作するボタンの数はそれほど増やせないので、「まずBボタンでモードを選んで、Dボタンで機能を切り替えて、CボタンとDボタンを同時に押して・・・」などとやたらと面倒くさい。
今回も表示を24時間制に切り替えようとして試行錯誤しているうちにアラームはセットされるし、なんとかかんとかアラームを解除したと思ったら、今度は時報がセットされ、時報をリセットしようと触っているうちに何とこんな小さな時計にメモを書く欄があることを知った。
そんな機能、要るかぁ?
で、結局時報と(間違って書いてしまった)メモは自力で解除できず、帰宅してからマニュアルを見た。
僕は海外旅行に行くときも腕時計のマニュアルだけは鞄に入れて行く。
腕時計についてはかつてこんな文章も書いたが、僕としては自動で時間が(秒まで)ぴったり合ってさえくれれば、そして、それを24時間制で表示してくれさえすれば、あとはあまり腕時計に望むことはない。
時計メーカーが少し欲張りすぎたのか、厄介な機械になってしまったものだ。
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