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Monday, March 09, 2009

随想:TVという媒体とネットという媒体

【3月9日特記】 制作志望で放送局に入社しながら一度も番組作りに従事することもないままに過ぎた会社員生活。そんな中で自分の心の平衡を保つための矜持となったのが、

番組こそ作ったことはないが、自分はプロの視聴者である。番組を見極める眼は一般の視聴者と同じではない。

という思いだった。

そして、そのことと矛盾するのだが、しかし、その思いとセットになることによって軌道を修正し、加えて上の世代に対する反発の原動力となったのが、

自分には大学を卒業するまでずっと一般の視聴者であった経験がある。我々は会社に入る前からTVがあった。会社に入ってからTVが登場し、従って仕事としてしかTVを見たことがない世代とは根本的に違うのだ。我々は一般の視聴者の眼でTVを見続けているのである。

という思いだった。

さて、このこと(後者)を今僕が仕事で従事しているインターネットやモバイルに当てはめてみるとどうなるか?

僕らは仕事としてしかインターネットやモバイルと取り組んだことがないのではないかと言えば必ずしもそういう訳でもないが、しかし、インターネットもモバイルも僕が会社に入ったずっと後から登場したものであり、やはり僕らは仕事という側面からインターネットやモバイルを捉えている傾向が非常に強い。

僕らには何のバイアスもかかっていない一般生活者としてネットと接した経験があまりに少なく、従って、物ごころついた時からネットが存在した若い世代には敵わないような気がする。

世代のしっぺ返しって、こういう風に訪れるのか、と何だか感慨深い。

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