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Friday, March 20, 2009

『アクロス・ザ・ユニバース』(初回生産限定盤/DVD付)

【3月20日特記】 もうジェイク・シマブクロはいいかな、と思っていたのである。しかし、そこにシンディ・ローパーと書き添えられているとなると、僕としては見過ごすことができない。で、見つけて即予約してしまったのである。

ところが、それが手許に届いてみると、シンディは冒頭の1曲のみ参加。なあんだ、ちょっと早まったか。全曲ビートルズのカバー。ラストの1曲はヨー・ヨー・マとのセッションだ。これはなかなか気持ちの良いセッションになっている。

が、しかし、あとは予想通り、いつもの感じ。いつものジェイク。

いや、ちっとも悪いわけではない──いつもの感じ、いつものジェイク。

とても綺麗だし、超絶テクであることは耳からだけでも充分判る。音の切れと言い、張りと言い、とても良いのである。

しかし、根本にあるのは「これをウクレレでやるのか!」という驚きであり、「どうだ巧いだろう」という響き(まるで嫌味はないんだけどね)であって、ウクレレの楽しさや親しみやすさというものが匂って来ないのである。だから、もうジェイクはいいかな、と思っていたのである。

そういう意味で、この人は所詮「見せもの」的なんだよね。いや、これは必ずしも貶した表現ではなくて、「見せる=魅せるウクレリアン」なのである。

だからこそ付録で入っていたDVDを観ると、我々受け取る側の様相が一変してしまう。いやはや、面白いのなんのって。

これはすごいDVDだね。家宝になるよ、ほとんど。

弾いているウクレレのネックの先に小型カメラをつけて、ネック側からボディに向かって指板を固定アップで映しているのである。

これよ、これですよ! そう、プレイヤでもある観客はみんな手許を見たいのである。全身ルースの画なんて必要ない。ひたすら手許、指先、手首、弦、指板をアップで追ってほしいのである。そういう意味でこのDVDは理想的なカメラワークである。

んで、見ていて、左手に関しては「ははーん、なるほど、そんなことしてるのか」などと割合納得しながら見る。ところが右手は動きが多彩な上に速すぎてなんだかよく見えない!

フラメンコ・ギターやってたというなら別だが、フォーク・ギター出身者にとって、右手の指のテクニックというのはそれほどないんですよね。だから、このジェイクの超絶指運びには目が釘付けになる。釘づけになるのによく見えない。

多分今後何度も見ることになるだろう。多分これは家宝になる。

全国のウクレリアンの皆さん、このDVDがついているのは初回生産限定盤だけなので、買うなら今のうちでっせ。

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