Blu-spec CDs Change Everything?
【3月31日特記】 Amazon からのリコメンデーション・メールに「【Blu-spec CD】シーズ・ソー・アンユージュアル [Limited Edition]」の文字。
シンディ・ローパーは大好きだし、彼女のオリジナル・アルバムは全部買っているので、こういう紹介/推奨がなされることについては何の不思議もない。
ただ、【Blu-spec CD】って何、それ? 僕は寡聞にして知らなかった。もう、かなり一般的な商品カテゴリなんだろうか?
それが知りたくて Amazon の件のページに飛んでみるが、どこにも説明がない。「なんでないんだ!?」とひとりごちながらなおも探すと、説明してある箇所があるにはあった。ただし、英語。
The Blue Spec format takes Blu-ray disc technology to create CD's which are compatible with normal CD players but provides ultra high quality sound. Sony. 2009.
こういう高音質CDの規格、最近多いよね。でも、どうなんだろ?
以前CDショップの試聴コーナーで SHM-CD と従来のCDを聴き比べてみたことがあるが、あまり釈然としなかった。他にも HQCD という奴が出始めたみたいだし、このまま規格乱立状態になるんだろうか?
問題は、
- 買い替えたり買い足したりする価値があるほど、歴然たる違いがあるかどうか?
- あるいは、その違いを正確に再生する能力のあるオーディオ機器を持っているかどうか?
- それから、そもそもそれをちゃんと聴き分けられるほどの耳が自分にあるかどうか?
で、気になって思わず Amazon のページ上の「試聴する」リンクをつついてみるが、それで分かる訳がないよね。高音質CDじゃなくてPCで聴いてる訳だから。
しかし、それにしても、『マネー・チェンジズ・エブリシング』が3バージョンも収められている。そんなにいろいろ入れたって、タイトルとは裏腹にそんなに変わらんだろう、と思いながら順番に聴いてみると、最後の「サマーソニック07」バージョンだけキーが上がっているのに驚いた。
でも、こんな風にボーナス・トラックが4曲も収められているのは、高音質化しただけの再発ではそんなに売れないからではないかな? つまり、聴く側からすればそれほど違いを感じ取れないということではないかな?
果たして高音質CDは全てを変えることができるのだろうか?
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