WOWOW『海外ドラマ60年史』(再)
【3月30日特記】 WOWOW から録画しておいた『海外ドラマ60年史 ~名犬ラッシーからCSIまで~』(再)を観た。初回放送は今年の1月2日。
WOWOW のコンテンツはかつてドラマとスポーツがほとんど全てを占めていたが、昨年の『CG進化論』をはじめとしてこういうドキュメンタリも作るようになってきた。もっとも、これはドキュメンタリと言うよりバラエティと言うべき構成ではあったが。
TV誕生以来のかつての海外名作ドラマの「抜き」と関係者(米国の制作者、日本の著名人等)へのインタビューがあり、加えてスタジオがある。関根麻里が廻して、横にデーブ・スペクター、ゲスト(役割としては「専門家」)という扱いで泉麻人と水道橋博士がいる。
このメンバーを見れば大体どんな会話が交わされたか想像がつくだろう。
内容は、ま、悪く言うと通り一遍なのだが、お手軽に楽しめた。
時代ごとに区分を分け、その時代背景を説明して、その時代の代表的な海外TVドラマを紹介し、関係者や研究者、影響を受けた著名人(例えば『刑事コロンボ』に刺激されて『古畑任三郎』を書いた三谷幸喜など)へのインタービューがある。
若干の蘊蓄は披露されるが、特に深い掘り下げがあるでもなし、観ていて「ああ、懐かしいなあ」という感慨に浸ることはあっても、「なるほど」と膝を打つほどのことがある訳ではない。ただ、なぞっているだけなんだけど、コンパクトにまとめてあって教科書/ガイドブックとしてはこれで合格だろう。
多分永久保存版にすることはないだろうと思ってあまり高くない画質で録画しておいたのだが、それで充分だった。見終わって即座にHDから削除した。
いや、これは貶している訳ではない。保存版的な番組ではなく、正しくTV的な(つまり「見やすい」)バラエティだったということ。結構面白かった。
もう1回通して見てみたいなあと思ったのは、
- 『コンバット』(当時はあまりに子供だったのでさっぱり分からなかった)
- 『スパイ大作戦』(これは本当に、グレーブス君もフェルプス君も全部見てみたい)
- 『ルーツ』(「クンタ・キンテ」という名前をまだ憶えてるもんなあ)
- 『ツイン・ピークス』(もう1回見ても多分よく分からんだろうけど)
くらいかな。
Comments