紫式部伝説
【1月31日特記】 なんと、「紫SHIKIBU」というグループが結成されていたのである。
TV局に勤めていながら(仕事として見ることに疲れてしまって)最近めっきりTVを見なくなってしまい全然知らなかった(このことも Yahoo!ニュースで知った)のだが、いやいや、本当にびっくりである。
何がびっくりって、僕がやっているホームページに「ちゃうちゃう大全」というコーナーがあって、まあ解りやすく言うと「ほぼ日」の「いいまつがい」みたいな(しかし始めたのは僕の方が先だった)コーナーなのだが、ここに僕が書いた記事そのまんまだからである。
いちいちリンクを辿って探してもらうのも恐縮なので、以下にそのままコピペする。
「紫式部」
もう何年も前に広告代理店I社のK氏から聞いた話。
当時K氏は某石油会社を担当しており、その会社の総務部長に対して新しいCMのプレゼンを行った(この会社には宣伝部はなく、宣伝は総務部が担当していた)。
K氏の提案の趣旨は、「若い層にアピールしたいのであれば若いアイドルをCMに起用しましょう」というものだった。例えばということで何人かアイドルの名前を挙げてみたのだが、この総務部長タレントのことは何も知らない。困り果てたK氏は、部長に高校生の娘がいることを思い出して、「お嬢さんに聞いてみてください、きっとご存知ですから」と言った。それでその夜、父と娘の間でこんな会話が行われた。
父:「お前、紫式部知ってるか?」
娘:「何それ、急に」
父:「知らないのか?」
娘:「知ってるわよ。古文の教科書に載ってるもん」
父:「違うよ。ローラースケート履いて歌うんだよ」
娘:「お父さん、それは光GENJIでしょ」
ね、そのまんまでしょ?
この話を聞いたのが多分1990年前後。それから20年近い歳月が流れてから、突然世界のナベアツが、この総務部長と同じ発想でパロディにしたのである(まさか、僕のHPを読んだ訳ではあるまい)。
メンバーが世界のナベアツ、雨上がり決死隊の2人、ガレッジセールのゴリ、そしてココリコの田中である。写真見た? まるっきりのパロディである。しかも、スケートの代わりに竹馬と来た。
うーむ、さすが「世界の」という異名をとるだけのことはある。端倪すべからざる発想である。
Comments
放送作家としてのナベアツは、情報として各種のHP、ブログを読むのも仕事のうちと考えているはず。yama-eigh氏はテレビ関係のお仕事をされているしなあ。
Posted by: hikomal | Saturday, January 31, 2009 08:31