シネカノン神戸閉鎖
【12月7日更新】 シネカノン神戸が閉鎖するのだそうだ。残念。好きだったなあ、あの映画館。何故って、いつ行ってもすいてたから。
すいてるということは、見に行った僕としては快適なのだが、映画館自体が潰れてしまっては元も子もないので、せめて土日だけでももうちょっと入らんかなあと内心思っていたのである。その不安が的中した。
2003年の末にできて約5年だそうだが、(翌年の夏から2年間は東京に単身赴任してたので)僕が初めて行ったのは2006年11月3日。当時神戸(三宮ではなくJR神戸/高速神戸)で勤務していた妻に高速神戸駅からの道順を教わって歩いて行った。
神戸ハーバーランドの入り口という立地条件も少し不利だが、プロメナ神戸の9Fという場所もあまりに目立たなかった。
だけど、いつも良い映画選んでたよ。うん、好きだったのはホントはすいてたからではなくて、掛ける映画の選択が非常にしっかりしてたから。マイナーなものの中からしっかりとした骨のある作品を選んでたから。
僕はこのシネカノン神戸で合計15本の映画を観ている。このリストを見ていただいただけでも、この映画館のチョイスのセンスが解ると思う。
- ストロベリーショートケイクス
- 魂萌え!
- サイドカーに犬
- 腑抜けども、悲しみの愛を見せろ
- 恋するマドリ
- ショートバス
- サウスバウンド
- クワイエットルームにようこそ
- 転々
- 人のセックスを笑うな
- 歓喜の歌
- 歩いても 歩いても
- たみおのしあわせ
- アクロス・ザ・ユニバース
- 闇の子供たち
(ちなみにこのブログ上の僕の映画評にリンクしてある)
関西ではここでしかやってなかった映画もある。こういう映画は今後どこで上映されるのだろう? それがとても心配だ。
そしてシネカノン製作の映画は、関西ではただでさえ弱かったのに、これでとうとう配給の拠点がなくなるのではないか? 李鳳宇氏の心痛や如何に。
昨日から閉館日の12/20まで名作選を500円で上映しているらしい。
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