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Sunday, November 30, 2008

西宮ガーデンズに行ってきた

【11月30日特記】 1つ前の記事に書いたように先週水曜日にオープンしたばかりの西宮ガーデンズに行ってきた。

N_gardens1 ←遠くから見るとこんな感じ。駅から今津線と平行に走る歩道橋(動く歩道あり)で館の2Fと繋がっている。人込み整理要員があちこちに配されて立っている。

N_gardens2 入り口はこんな感じ。→

直接の目的は5階の TOHOシネマズ西宮OS である。で、これまた前の記事に書いた通り、12スクリーンある映画館の作りは東宝系統一デザインで、特に中に入ってしまうと「ここは TOHOシネマズ西宮OS か、それとも OSシネマズ ミント神戸か?」と訊かれたらまず答えられない。

初日から3日間のウィークデーは1000円均一でやっていたみたいだが、今日はシネマイレージ会員になってネットで座席を取ってみた。

座席予約の前に入会手続きをし、カードの受け取り場所に TOHOシネマズ西宮OS を指定して、座席を押さえて、映画館に行き、まずチケット販売窓口でカードを受け取って、チケットはそこで受け取らずに機械で発券する。

で、どこまでが東宝共通でどこからが西宮独自なのかよく分からないが、会員になると1300円で見られるのである。

入会金が500円なので合計すると、初回は一般購入と同じ金額になる。次回からはいつでも500円引きである。つまり、入会してそれっきりになっても損はない。その後観るたびにメリットはある。プラス他にもマイルがつくなどいろいろ特典がある。

となると入会する人多いんじゃないかな? 囲い込み策としては有効だと思う。

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映画『みんな、はじめはコドモだった』

【11月30日特記】 The ショートフィルムズ『みんな、はじめはコドモだった』を観てきた。

そもそもこの映画は大阪の朝日放送(ABC)が新社屋完成記念事業の一環として製作し、7月にABCホールで無料招待上映されたものだ。

僕はABCの新社屋移転前から狙っていて、ま、ABCの誰かに頼めば間違いなく切符は取れたと思うのだが一応ちゃんと Web 上で無料招待上映会に応募したのである。

で、当落の連絡がかなりギリギリになったということもあるのだが、結局いつの日付で申し込んだのかを忘れてしまい、第1希望日で当選の連絡が来た時には既に別の予定が入っていたのである──しかも、皮肉なことに、その予定というのは「ABCの新社屋を見学させてもらってその後一緒に飲もう」という企画だった。

で、僕は仕方なくこれから上映会が始まる会場を見せてもらっだけで、作品は見ず終いになってしまった。

でも、その後この映画の一般公開が決まり、おかげで先日オープンしたばかりの"西宮ガーデンズ"に行くことができた。僕が生まれて初めてプロ野球を観た西宮球場とその周辺をぶっこわして建てられた一大ショッピングセンターである。TOHOシネマズ西宮OS はその5階にあった。イメージを統一しているので他の東宝直営館とそっくりである。

さて、西宮ガーデンズについてはこの後の記事で書くとして、まずはこの映画について書くことにする。

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Saturday, November 29, 2008

『地図男』真藤順丈(書評)

【11月29日特記】 何とも言えない独特の雰囲気を持った小説である、と途中までは思ったのである。

「あるひとりの子どもが、音楽に祝福されて産まれた」という書き出しでこの小説は始まる。これは「産声をあげた瞬間にはもう、その頭のなかに音楽を聴いていた」という音楽の天才児<M>の物語である。そして読み進むと、これを語っているのが「地図男」だということが判る。

いや、語っているところは最初は描かれない。それは彼が抱えている「関東地域大判地図帖」の余白に直接、あるいは付箋を貼ってその上に書かれた物語なのである。しかも、「もっとも厄介なのは、物語それぞれの展開にあわせて、書きこみ位置もちくいち移動すること」なのである。

この不思議な地図男の人物設定と言い、冒頭で語られる<M>の物語と言い、これはどこにもなかったような小説になっている。その後に語られる「東京都23区大会」もまた然り。不思議な雰囲気を醸し出していて、読んでいて非常に不思議な気分になってくるのである。

ところが後半になって少し色合いが変わってくる。

「ムサシとアキル」の話。これは残念ながらどこにもなかったような物語ではなくなってしまっている。村上龍か舞城王太郎が書いた小説だと言われるとそんな気がしてしまう。そういう話が出てくるとあまり面白くなくなってくる。

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Man is mortal

【11月29日特記】 「喪中につき年末年始のご挨拶ご遠慮申し上げます」──今年もそんな葉書がぱらぱら届く季節になった。

どうしてなのか自分でもうまく分析できないのだが、僕は人が死ぬということに対してあまり大きな感情の動きを覚えない。人生において深くかかわった人が死んだ折にも泣いたりした記憶はない。

冷たい人間なのかもしれない。いや、自分では自分を冷たい人間だと断定するだけの自信がない。ただ、外から見ればそういうことなのかもしれない。

もちろん僕だっていろんな人が死ぬたびにそれぞれにいろんな感慨を覚える。しかし、その感慨の大部分は「ああ、人は死ぬんだ」という共通の感慨なのである。特定の個人(故人)に対する思いよりも、いつもそういう前提にたどり着いてしまうのである。

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Friday, November 28, 2008

身体の動きと脳の差分

【11月28日特記】 昨夜、帰りの電車で隣に若い女性が座って、ものすごいスピードで延々と携帯メールをカシャカシャカシャカシャ──何度見ても違和感を覚える光景。

誤解のないように、嫌悪感ではない。自分とは違うなあという思い。

僕はどうしても携帯のキーで文章を打つという行為に馴染めないのである(だから、こんなに馴染んでる人を見ると、「うーむ、俺とは何かが根本的に違う」と思ってしまうのである)。

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Thursday, November 27, 2008

書いたものは残る。検索すれば出てくる。

【11月27日特記】 先日いきなり「今ジェイク・シマブクロがTVに出てるよ」という電話をくれた人がいて、大いに驚いた。多分、HPに書いたこの記事を読んでくれたのだろう。

確かに僕はジェイク・シマブクロに触発されてウクレレを始めた。立て続けに彼のアルバムを2枚買ったのも事実だ。ただ、その後、僕の心は少し彼から離れて行った。めちゃくちゃ巧いし、カッコ良いということに今もって異存はないのだが、なんかウクレレの持つ楽しさが感じられない気がして、最近はむしろトラディショナルなハワイアンを聴くことのほうが多くなっているのである。

そういうことについても、僕は自分のHPやブログで何度か書いてきたような気がする。ただ、電話をしてきてくれた彼は、僕の最初のジェイク礼賛の記事だけ読んで、その後の心境の変化の記事は読んでくれていないのである。

もちろん、僕も自分の書いたものを隈なく読んでくれている読者がこの世の中にいるなどとは思っていない。僕の書いたものなど(読者が僕の知人であろうとなかろうと)たいていは読まれないのである。

だから、彼がその後の記事を読んでくれていないことを不満に思ったのではない。逆に、僕がもう随分前に書いた記事を彼が読んで、それをずっと記憶してくれていたことに驚いたのである。自分自身、その記事を読み直して、あ、この頃はこんな風に感じていたんだと再確認したくらいである。

僕自身は次の記事をネットに上げることによって、ジェイクに血道を上げていた頃の自分は消し去ったような気でいたのだが、前の記事だけ読んだ人にとってはそういう訳ではなかったのである。現に僕がジェイクに憧れてウクレレを買った記事はいつまでも僕のHPに残っている。

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Wednesday, November 26, 2008

『コミュニケーションをデザインするための本』岸勇希(書評)

【11月26日特記】 良い本である。広告の入門書でありながらかなり深いところまで掘り下げている。広告業界を志す学生さんには是非読んでもらいたい本だとも言えるし、一方、全くの門外漢が娯楽として読むのにも充分耐えうる本だとも言える。

つまり、面白いということ。

面白くなければ読んでもらえないということを、この著者はちゃんと解っているのである。そういう人でなければ大衆に訴求する広告は作れないし、解説本としても説得力はない。

なんと言っても良いところは、本のページの隙間に著者の人間的魅力のようなものが滲み出ているということである。

考え方がフレキシブル、などと書くと逆にちょっとインチキ臭いし、融通無碍などと書くと格好つけすぎの感じがする。そうではなくて「凝り固まってない」というのがこの著者のスタンスを一番良く表す表現なのではないだろうか?

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Tuesday, November 25, 2008

『われらが歌う時』リチャード・パワーズ(書評)

【11月25日特記】 僕にとっては『舞踏会へ向かう三人の農夫』、『ガラテイア2.2』、『囚人のジレンマ』に次ぐ4冊目のパワーズなのだが、今回も読み終わるまでにものすごく長い時間を費やしてしまった。

ただし、ひとつだけ今までと全然違う点がある。

読むのにものすごいパワーを必要とするところはいつも通りなのだが、今回は「難渋する」という感じがないのである。あれ、これがパワーズか?と少し不思議な気分になった。すらすらと読めるのである。

しかも、読んでいて楽しい。今までの作品では、読み終わった時の圧倒的な感慨は別として、途中読み進むうちは決して楽しいという感じはなかった。一貫してしんどかったのである。もちろん、そのしんどさがあったからこそ、読み通した後の解放感が大きな感動に結びついたのかもしれないが。

ただし、今回も決して生易しい素材ではない。そして、今回も複数の話が交錯する。

アメリカの白人とアメリカ人でない黒人の子供であるオバマ氏が選ばれた今年の大統領選を予見したかのように、白人と黒人の男女が出会って結婚するのがこの小説の出発点である。

現代の話ならそれほど驚くには足りないのかもしれないが、第2次大戦が終わってまだそれほど経っていない、黒人と白人の結婚を法律で禁じた州も多かった時代だ。

しかも、父親はユダヤ人の亡命者である。差別する側の白人とされる側の黒人という組合せではなく、ともに迫害を受けてきた者同士の結婚である。そして、そこには宗教的な壁も立ちはだかっている。なかなか日本人には想像のつかない設定である。

ああ、アメリカの黒人たちはこんな風に虐げられてきたのか、こんな歴史の中をかいくぐってきたのか、そして黒人と白人の間に生まれた子供たちは有無を言わせず黒人に分類されてたんだ、などと日本人はいちいち驚いてしまう。そして、これを書いているのが黒人でもユダヤ人でもない作家であることに思い至って、なんだかギョッとしてしまうのである。

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RegCleaner Professional ver.3.8

【11月25日特記】 このブログでも何度か紹介したレジストリの最適化アプリ RegCleaner Professional がバージョン 3.8 にアップデートされた。

早速ダウンロードしてアップデートした。旧バージョンをアンインストールしてから新バージョンをインストールしなければならないところが注意点である。

で、早速試してみると、随分速くなった(検索がすぐ終わる)し、強力になった(レジストリの最適化によるダウンサイジングの幅が大きくなった)気がするし、安全確実になった気もする。

3つ目の点の根拠は、レジストリのエントリを削除しようとすると「これは Windows で保護されているので削除できない」という、今までは出なかったアラートが出て、「次回から除外する」という選択もできるようになっていたから(でも、それなら「安全に削除できます」と書くなよなあという気もする)。

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Monday, November 24, 2008

クナイプの季節

【11月24日特記】 今年もだんだん寒くなってきた。クナイプの季節である。

さとなおさんが「さなメモ」に書いておられるのを読んで、「あ、結構みんな使ってるんだ」と思ったのだが、僕はさとなおさんよりもずっと前から使っている。かれこれもう10年以上ではないだろうか。

初めてクナイプのお湯に入った時の驚きを今も忘れない。あれは何だったんだろう。

皮膚がお湯にギュウギュウ押されるような感じがして、心臓ドキドキして叫びそうになった。あの時はよほど体が冷え切っていたのだろうか、それとも思い込みの類だったんだろうか、いずれにしても2度と同じ感覚を得ることはない。

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Sunday, November 23, 2008

映画『天国はまだ遠く』

【11月23日特記】 映画『天国はまだ遠く』を観てきた。主演は加藤ローサとチュートリアルの徳井義実である。残念ながら僕があまりそそられる顔合わせではない。それでも見に行ったのは監督が長澤雅彦だったからだ。

前作『夜のピクニック』を、僕はこの監督が何者か全く知らずに見に行った。それは恩田陸の原作が素晴らしかったのと、主演が多部未華子だったからだ。そして、映画化は難しいと思われたあの小説を、見事なほどに原作に忠実に、かつ映像的にも目を瞠るような、非常に感慨深い作品に仕立て上げた手腕に驚いたのであった。

さて、今回のこの映画、日曜日ということもあるのだろうが結構入っている。果たして、そのうち何人が僕と同じように長澤監督の名前に惹かれてやってきたのだろう?

明らかに加藤ローサのファンと思われる少年たち。どうやらイケメン徳井目当ての女性2人組。そして、見終わるまで知らなかったのだが、この映画の原作は瀬戸まいこだった。この原作を読んで見に来た客もいたのだろう。

舞台は京都の北部、宮津市の人里離れた民宿「たむら」。両親の死後、この民宿をひとりで切り盛りしている(と言っても客はほとんど来ない)田村(徳井義実)の元に、都会の生活に疲れ果てた山田千鶴(加藤ローサ)がやってくるところから始まる。

千鶴は自殺しようとしている。素より田村はそれを見抜いている。しかし、着いた初日に千鶴が自殺に失敗していたとは知らず、「ほんで、いつ死ぬん?」などと、わざと突き放した言い方をする。

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Saturday, November 22, 2008

11月中

【11月22日更新】 前にも書いたことがあるのだが、私はかつて11月中は何が何でもコートを着ない主義を貫いてきた。毎年11月最後の週がかなり辛いのだが、その辛さの程度によってその年の冬の厳しさが占えるのである。

ところが、3年ほど前からその鉄壁の習慣が崩れつつある。これも年のせいである。

年のせいと言うのは、寒さに抗して主義を貫くにはあまりにこの肉体が老いさらばえてしまった(要するに寒くて辛抱できない)ということがひとつ、もうひとつは、年を取るにつれて若い時にあったいろんな物事への拘りが褪せてくる、ということである。

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Thursday, November 20, 2008

AISAS から AIDMA に戻る

【11月20日特記】 東京にいる(今回は珍しく八丁堀のホテル泊。明日幕張に行くので)。

で、今日"AISAS の会社"の某氏と話してたら、彼が「もう AISAS は要らない」と言い出したので驚いて、よくよく話を聞いてみると大いに感銘を受けた。

AISAS から AIDMA への回帰、あるいは AISAS 一辺倒から AISAS と AIDMA の並列への移行である。

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Tuesday, November 18, 2008

恋の悩みを考える

【11月18日特記】 こないだ、するとはなしにネット・サーフィン(すっかり死語ですねw)してたら、いつの間にか"恋愛相談BBS"みたいなサイトに迷い込んでました。

んで、読むとはなしに読んでいると、下は中学生から上は30歳くらいまでの男女が主な相談者なんですが、そのほとんどが口を揃えたように「自分はこれで良いのか? おかしくないのか?」という質問なんですよね。

  • 彼のこういう態度って「脈あり」と解釈して良いのでしょうか?
  • 出会って2回目のデートでこんなことに誘うと嫌われるでしょうか?
  • 彼女がこんな反応をした時は一旦引いたほうが良いのでしょうか?
  • 女のほうからそういうことに誘っちゃダメなんでしょうか?
  • 私のこんな感じ方っておかしいのでしょうか?
  • 普通はそういう時はどうすれば良いのでしょうか?

いや、質問と言うより、ともかく何でも良いから「それで良いよ、おかしくないよ」って言ってくれって縋っているように見えるくらいです。

んー、若い頃って、恋の熱に浮かされる年代って、ともかく不安だから誰かにそういうことを訊きたいという気持ちは解るんだけど、でも、ちょっと違うんだよね。

いや、君らはおかしいとか間違ってるとか言って、何かを押しつけようとしているのではないんです。ただ、少し視点を変えてみたほうが良いことがあるんじゃないかってね。

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Monday, November 17, 2008

ブログネタ

【11月17日特記】 nifty ココログがブログネタというのを始めた。2、3日前から管理画面に派手に現れるようになった。

これはつまりはこういう仕組みだ。

ブログを書いている人にそのネタを提供する。ブログネタとしていろんな話題が用意してある。たとえば今なら、

  • 2008年「今年の漢字」、あなたは何にする?
  • 2008年秋ドラマ、あなたのイチ押しはどれ?
  • 内緒で買ったもの

等々。

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Sunday, November 16, 2008

映画『ハッピーフライト』

【11月16日特記】 映画『ハッピーフライト』を観てきた。『アドレナリンドライブ』、『ウォーターボーイズ』、『スウィングガールズ』に続く矢口史靖監督の新作。この面白さはさすがに矢口監督だと思う。

最初はハリウッドの『エアポート』シリーズのような飛行機パニックものを撮ろうとしたらしい。しかし、その準備段階で100人以上の航空業界関係者にインタビューするうちに、「これをこのままやったほうが面白い」と翻意したらしい。と、言いながら当初からあったパニックものの要素もちゃんと残してある。

この監督は根っからの「観察の人」なんだろうなあと思う。凡人には持ちえない鋭い観察眼でもって取材した話をそのまま映画にアレンジしてしまえるような男なのだろう。しかも、映画の筋を運ぶためにリアリティを歪めたりしていない。取材で得た知識をふんだんに盛りつけて、素材の味をそのまま活かして見事な料理を作っている感じ。

今までの映画でもシンクロナイズドスイミングとかブラスバンドとか、我々があまり細部を知らないところを素材にとって、その目新しさを小出しにしながら自由自在に物語を構築してきた感があるが、今回もフライトの蘊蓄を程よく散りばめながら、非常にスムーズなストーリーを展開している。

そして、本物のジャンボジェットを使っていることによって、地上での航空機のアップなどに圧倒的な迫力が出ていて、非常に功を奏していると感じた。

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Saturday, November 15, 2008

思い出したエピソード

【11月15日特記】 ウチの会社の報道局に伝わるちょっとしたエピソードを思い出した。それは阪神淡路大震災の報道をめぐる話だ。

人的にも設備的にも被害が大きかった地元の我が社に対して、地震発生直後から系列各社の報道局が大量の援軍を派遣してくれた。──隣接エリアである名古屋や岡山の局、そしてどこよりも大勢の報道マンを派遣してくれた東京キー局。

彼らは本当によく働いてくれた。彼らが来てくれなかったら、ノーCMで3日間にも渡った震災特番は維持できなかっただろう。ただし、我々地元の報道スタッフとの間に如何ともしがたいギャップがあったのも確かだ。

地元の記者/カメラマンには常に、自らが被災者でありながらその一方で被災者の惨状をカメラに収めるという行為に際して、自分が引き裂かれるような思いがあった。そういう分裂した悩みと戦いながら、ある時は罵倒されながらカメラやマイクを向けてきたのである。

東京から来た連中には、それがなかった。彼らは所詮よその土地からやってきたのである。

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Thursday, November 13, 2008

みたび本を売る

【11月13日特記】 本を売った。売り先はイーブックオフ。これで3度目である。

初めて売ったときと、2度目に売ったときはHPのほうにコラムめいたものを書いた(ここここ)。3回目ともなるともうそれほどの驚きもなく、そのことだけで一文を物すほどのこともないので、今回はHPではなくここに記録だけ残しておくことにする。

さて、過去2回の釣果も並べて記すと、

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Tuesday, November 11, 2008

Adobe - Acrobat.com ベータ版

【11月11日特記】 僕は毎年 MS Word でクリスマス・カードを作り、それを PDF に変換して保存している。

今年もそろそろそういう時期になって、ふと気づくと昨年のカード図案(毎年2種類ある)が Word のままである。で、PDF化しようとしたのだが、使っている PDF作成アプリが去年までと違っているせいか、うまくできないのである。

はて、昨年は一体どのソフトで PDF化したんだっけ?

考えられるのは DELL のプリンタにバンドルされていたアプリケーションだ。しかし、これをもう一度引っ張り出してきて使うのも面倒臭い。

家中と会社のPCに入っている全てのソフトを試してみたのだが、どれもダメ。作成される PDF の用紙の選択肢として「はがき」がないので、A4の用紙にスカスカにレイアウトされたものになってしまうのである。

PDF作成アプリは数あれど、そして、思い起こせば今まで様々な会社の様々なソフトを使ってみたけど、所詮こんなもんだっけ?

純正 Adobe Acrobat を購入すれば良いものの、使用頻度を考えるとコスト・パフォーマンスが悪いもんなあ。

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Monday, November 10, 2008

IME 2007 変換精度、学習機能を改善した修正プログラム

【11月10日特記】 先日、このブログではなく僕がやっているHPのほうに『マイクロソフトに告ぐ』という文章を書きました。MS IME が 2007 になってからあまりに馬鹿になったのでげっそりして書いた文章です。

で、その文章の中で、

大きく後れを取ったMSは今年の下期には修正プログラムをリリースする予定とのことでしたが、これはもう発表されたのでしたっけ? 最近は自動で Microsoft Update が行われるので、逆に入ったんだか入ってないんだか非常に判りにくくて困ります。

と書いたのですが、昨夜『日経パソコン』の最新号を読んでいたら、「10月17日に公開した」という記事に出くわしました。それでここにこの記事を書いています。

HPの続きに書けばよさそうなものですが、こういう皆の役に立つ情報は、訪問者の多いこのブログのほうが良いかなと思ってここにしました。

以下のページに詳しい記述があります。
http://www.microsoft.com/japan/office/2007/ime/fixmodule.mspx
(KB957698)

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Sunday, November 09, 2008

検証:大阪弁(映画『ホームレス中学生』その2)

【11月9日追記】 昨日観た映画『ホームレス中学生』のパンフレットの中で、宇崎竜童がインタビューに答えてこんなことを言っている。

僕もプロフィールでは京都出身となってはいるんですけど、実際は生まれてから2カ月しか京都にいなかったんです。だから、監督がその事実を知った時はキャスティングを失敗したと、悔いたと思います。

でも、僕は古厩智之監督は決して失敗したと後悔したりはしなかったと思う。何故なら長崎県生まれで日大芸術学部出身の監督には、その大阪弁の違いは決して聞き分けられなかったはずだから。

宇崎はこう続けている。

もちろん、関西の方が聞いても不自然に聞こえないようにそこはしっかりと稽古していきました。それは僕の責任ですから。

確かによく練習したと思う。不自然に聞こえたとか違和感を覚えたとか言うつもりはない。ただ、僕には彼が関西出身でないということがはっきりと判った。違いをちゃんと聞きわけてしまったのである。

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Saturday, November 08, 2008

映画『ホームレス中学生』

【11月8日特記】 映画『ホームレス中学生』を観てきた。

誰のブログであったのか憶えていないのだが、よく読ませてもらうブログの映画評を読んでいたら、「監督で映画を選ぶなんてめったにしないことだ」という記述にぶつかって、そんな人もいるのかと大いに驚いた。

僕は監督で選ぶのが基本だ。

もちろん好きな監督の作品しか見ない訳ではない(そんなことしていたら新人監督の作品を見ることができない)。気に入った監督の次回作は必ず見るというものではない(そんなことしてたら見なければならない映画の数がどんどん増えて行く)。ただ、大抵は「あの監督の作品なら見てみよう」というのが直接の動機である。

この映画を観たのも古厩智之監督であったからだ。『さよならみどりちゃん』、『奈緒子』と、ここのところ3本続けて観ている。

ただ、あまりに単純な設定なので2時間を構成するのは少し難しいかも、と思ったのだが、その予想はほぼ当たってしまった。

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Friday, November 07, 2008

WOWOWプレミア『ロスト・ルーム』

【11月7日特記】 WOWOW から録画してあった『ロスト・ルーム』を観た。10月13日に45分×全6話を一挙放送したものだ。

全米で大反響を巻き起こし、エミー賞にもノミネートされたTVドラマで、"ノンストップ・サスペンス・ミステリー"という宣伝文句に偽りはない。

ある質屋に部屋の鍵を200万ドルで売りにきた男がいた。その鍵を差し込むとどんな扉でも開き、その向こうには異界が広がっているらしい。そして、その取引の最中にそれを横取りしようとするヤクザ者・通称イタチが乱入する。彼は一撃にして人を黒焦げにするペンを持っている。

その事件を捜査した警官ジョー(ピーター・クラウス)がその不思議な鍵を手に入れる。その鍵でドアを開けてみると、そこは見知らぬモーテルの一室で、再度ドアを開けて外に出るときにはどこでも自分の好きなところに行けた(つまり、ドアを開けたところが自分の行きたいところだった)。

捜査を重ねるうちに、その鍵やイタチの持っていたペンなどは"オブジェクト"と言われる品々で、すべては元々このモーテルの部屋にあったものだと判る。

人を眠らせる爪ヤスリ、相手をニューメキシコ州に飛ばしてしまうバスの切符、時間を止める櫛、燃焼を抑制する眼鏡、等々、オブジェクトは全米に100以上あり、さまざまな組織や教団が奪い合いの歴史を重ねてきたのであった。

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Thursday, November 06, 2008

注射の不思議

【11月6日特記】 昨日、インフルエンザの予防接種をしたのだが、これが多分生まれて初めてか、あるいは、記憶がなくても不思議でないくらいの幼年時代以来何十年ぶり。

なんせ、生まれて初めて(あるいは、生まれて初めてみたいなもん)なので、要領が分からない。

てっきり肘の内側の静脈かと思ったら、いきなり二の腕にぶすっとやられて、「えっ、こんなとこに打つんですか?」(しかも、割合痛い)。医者は「別にどこでも良いんですけどね」と笑っている。

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Tuesday, November 04, 2008

ただ残念

【11月4日特記】 小室哲哉が逮捕された。こういう時に僕がついつい思ってしまうのは、作品のリリースに影響が出なければ良いのになあ、ということだ。

事実今回も、新聞報道によると、すでにCDの発売が中止になったということである。

ま、僕も同じような業界にいるので、中止する側の心理も充分に解る。発売を強行した時に寄せられるであろうヒステリックな抗議に対応することを考えると心が萎えてしまう。とりあえずは発売中止、当面は延期、あるいは放送自粛、等々、どうしてもそういう決定をしてしまうのだ。

ただし、音楽でも絵画でも文学でも映画でも全ての作品の価値はその作者が何者であるかということとは関係がないとも思うのである。どんな極悪非道の人間が作者であっても、名曲は名曲だし名画は名画であると思うのである。スポーツ選手の記録も同じ。犯罪者になったからと言って記録が記録でなくなるとは思わない。

若い世代では、もはや小室哲哉が何者なのか知らない人も多いらしいが、やっぱり小室哲哉というのは時代を代表する天才だったと僕は思うし、そういう人の作品は聴きたい時に聴きたいものだと思うのである。

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Monday, November 03, 2008

コメント/トラックバックを考える(その8?)

【11月3日特記】 このテーマではもう何度も書いているのだけれど、時々また書きたくなるような現象に出遭うのである。

例えば、あからさまに悪意のあるコメントが付いた場合はどうするか?

実際にそういうことがあって、少し悩んだことがある。誰の目にも触れないうちにこれを削除してしまうのはあまりにもフェアじゃないのではないかな、と。

しかし、どこか公の掲示板にでも投稿されたのであればそれに応じて正々堂々と反論もするが(いや、もちろん無視するという選択肢もアリなのだが)、ここは僕のブログである。僕の所有地の中なのである。だったら削除して何の問題もない、と思い直して削除したのであった。

極端なことを言えば、僕の所有地の中であるということを考えるならば、他人から見てどんな理不尽な理由で削除しても、どんな偏った選り好みで排除しても問題はないということである。

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Sunday, November 02, 2008

映画『コドモのコドモ』

【11月2日特記】 映画『コドモのコドモ』を観てきた。

コドモがコドモを出産する話である。原作はさそうあきらの漫画だそうな。そして、荻生田宏治監督の前作『神童』もこの人の原作だったとのこと。あれも良い映画だったけど、随分色合いが違うね。

原作は川崎あたりの都市郊外を想定していたらしいが、映画では秋田県能代市でのロケになった。このロケ地を選んだことが大成功だと思う。ポイントは雪と、閑散とした風景。

ただし、パンフを読むとロケ地が決まるまでには紆余曲折があったらしい。それは「11歳の少女が出産するなんて、けしからん!」という拒否感。ドタキャンもあったらしい。

しかし、この映画はまさにそういう固定観念から飛び立つ材料なのである。図式的な考え方から解き放たれる契機なのである。

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Saturday, November 01, 2008

今日の BGM#14

【11月1日特記】 今回も2回分連結。

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