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Tuesday, September 30, 2008

CX『世にも奇妙な物語 秋の特別編』

【9月30日特記】 録画してあったCX『世にも奇妙な物語 秋の特別編』(2008/9/23OA)を観た。最初のシリーズからもうすぐ20年を迎えようとする看板企画と言っても良いだろう。ただ、今回見てみて、最近少しパワーダウンしたなあという印象が強い。

なんか、ジャスト・ワン・アイデアの企画が多いのである。

今回のラインナップは以下の5話である。

  1. 「ボディ・レンタル」脚本:金杉弘子、出演:内田有紀・吉行和子ほか
  2. 「どつきどつかれて生きるのさ」脚本:浜田秀哉、出演:横山裕・山崎樹範ほか
  3. 「死後婚」脚本:中村樹基、出演:深田恭子・高橋ひとみ他
  4. 「行列のできる刑事」脚本・演出:小泉徳宏、出演:平岡祐太・遠藤憲一ほか
  5. 「推理タクシー」脚本・古家和尚、出演:谷原章介・佐野史郎ほか

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Monday, September 29, 2008

ドラマW『6時間後に君は死ぬ』

【9月29日特記】 昨夜、WOWOW でドラマW『6時間後に君は死ぬ』を観た。面白かった。

作品の出来を監督名のブランドで予想するのは良いことではないのだろうけれど、やっぱり名のある監督が撮ったものとあまり実績のない監督が撮ったものとでは如実に差が出てしまうことが多いように思う。

事実前回(昨年11月)のドラマW最新作4週連続シリーズでも金子修介の撮った『結婚詐欺師』が一番出来が良かった。

今回の最新作3週連続のシリーズでも、水谷俊之監督の『ルパンの消息』は録画したまままだ観ていないのだが、『シリウスの道』は今イチだったし、恐らくこれが一番面白いのではないかなと思う。

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Sunday, September 28, 2008

一富士二鷹三NAS

【9月28日特記】 NAS を導入した。正式名称で書くと、Network Attached Storage である。つまり、ネットワークに繋がった外付けハードディスクである。

単なる外付けハードディスクだと、当たり前だが1台のPCとしか繋がらない。NAS にするとLAN で複数のPCと繋がる。

ウチは夫婦で3台のPCを使っているので NAS にした。共用の Storage(貯蔵場所)ができたという訳だ。

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Saturday, September 27, 2008

映画『蛇にピアス』

【9月27日特記】 映画『蛇にピアス』を観てきた。

本来決して見たくない類の映画なのである。ただ、『転々』以来ずっと応援してきた吉高由里子の初主演晴れ姿を見に行かない訳には行かないと思って。で、贔屓目なしに言って、彼女としては大成功ではないかな。

『日経エンタテインメント』の記事で初めて知ったんだけれど、彼女アミューズ所属なんですね。アミューズでは今までにないタイプですよね。アミューズ所属の女優と言えば、どうしても深津絵里と奥山佳恵のイメージ。あと、上野樹里とか板谷由夏とかね。最近では『純喫茶磯辺』の仲里衣紗なんかもそうなんだけど、その誰とも違う。

まるで糸が切れた凧みたいで、でもそれが管理できなくて困るという感じではなくて自由で良いなあというイメージがある。

この映画の主演が決まった時も、彼女は蜷川幸雄を知らなくて、「てっきり稲川淳司に会いに行ったつもりが知らないおじいちゃんが座っていた」などとインタビューで答えており、そんな記事がウェブにも上がっていたのだが、さすがに世界のニナガワに対して失礼だということになったのか、最近の記事では「蜷川さんに会ってみたかった」みたいな表現に見事に差し替えられている。

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Friday, September 26, 2008

ウィルスバスター2009

【9月26日特記】 ウィルスバスターが2009にバージョンアップしたので、この3日間かけて家のPCを順番に更新したのだが、いやあ、驚くほど多機能化・高機能化した。ちょっとお節介なアプリケーションになったとも言える。

機能一覧はここに掲載されている。

いろんな機能が強化されたのに加えて、目立つ新機能としてはまず「リモートファイルロック」。言わば秘密のフォルダである。重要なファイルはここに保存しておいて、PCが盗難に遭った時にトレンドマイクロのサイトで登録すると、ネットにつないだ途端にフォルダがロックされる。

それから、「キー入力暗号化」。これは文字通りHPでパスワードを入力する際に暗号化して盗まれないようにしてくれる。ただし、今のところこの機能はIEでしか使えない。

そして、「無線LANアドバイザ」。その場所で使用可能な無線LANスポットが使っても安全なものかどうかを教えてくれる。

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Thursday, September 25, 2008

随想:過ぎし日の映画評とブログ

【9月25日特記】 僕は映画を観ると大体その日のうちに映画評を書いてブログに上げている。普段からそういうスケジュールで動いている奴がこんなことを書くと無責任に思われるかもしれないが、しかし、映画の評価は変わるのである。

観た直後の感想なり評価なりがいつまでもその映画の感想なり評価なりであり続ける、というものでもないのである。それは時間を経るとともに変容することがある。だから、その日に書いた映画評の記事が必ずしも未来永劫固定的な評価ではない。

映画評ってそういうもんだと思う。あるいは、ブログって基本的にそういう書き散らし文化なのだと思う。

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Tuesday, September 23, 2008

映画『パコと魔法の絵本』

【9月23日特記】 映画『パコと魔法の絵本』を観てきた。

今日、この映画を観た坊ちゃん、お嬢ちゃんたちへ

正直言って君たちには少し難しすぎるかなあという映画だったね。君たちのママも「ダメよ、あんな映画に子供たち連れてっちゃ。『下妻物語』や『嫌われ松子の一生』の監督よ」と怒られたりしたそうだ。

君たちが君たちの知力と感性で理解できたのは半分か、ほんの3分の1だったかもしれない。でも、今日から20年くらい経ったある日、君たちはレンタルDVD屋(いや、BD屋かな?)の片隅できっとこの作品を見つけて、とてもとても懐かしい気分で手に取るだろう。

もっとも、公開当時に決して傑作扱いされた作品ではないので、君たちが見つけ出すには少し時間がかかったかもしれないけど・・・。いずれにしても君たちはそれを借りて帰って、もう一度見ることになるだろう。成人した君たちの目で。

そう、これはそういう映画だ。成人してから必ずもう一度見直したくなるだろうし、またいつまでも心の中に残っている映画のはずだ。そう、パコはずっと生きているんだ。

そして、君たちは2008年に子供だった君たちでは決して気づかなかったいろんなことに気づくだろう。

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Monday, September 22, 2008

現れた「検索ワード/フレーズランキング」

【9月22日追々記】 9月2日と9月10日の2回にわたって書いたにもかかわらず、その結末を書くのを忘れていたのだが、「検索ワード/フレーズランキング」はいつの間にか現われていたのである。

いつだったかはっきり憶えていないのだが、なんか変なタイミングで現れていた。しかも、「お知らせココログ」に書いてあったように「左サイドバーの最上部」ではなくて、左サイドバーの一番下にあったのである。 

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Sunday, September 21, 2008

『隠し砦の三悪人』

【9月21日追記】 電車は脱線したままだし風邪も引いているので、今日も出かけず溜まった録画を見ることにした。今日見たのは昨日 NHK BS から録ったばかりの『隠し砦の三悪人』だ。もちろんオリジナルの黒澤明版である。

黒澤作品に対する評ではなく、5月に書いた樋口真嗣版『隠し砦の三悪人』の記事の続きとして読んでほしい。

前に記事にも書いたように僕は黒澤明に興味も思い入れもないし、これまでにろくに見たこともないしこれからもあまり見る気もない。ただ、今回は樋口版との違いが知りたくて見てみることにした。

観てみると、なるほどこれはリメイクというほど近くはない。原作を踏まえてはいるけどかなり作り変えてある。それであれだけ面白かったということは中島かずきが如何に優れた脚本家であるかということの証左である。

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Saturday, September 20, 2008

ドラマW『シリウスの道』

【9月20日特記】 映画を観に行こうと駅まで行ったのだが、電車が脱線していてどこにも行けなくなってしまったので、家に帰って、録画してあったドラマW『シリウスの道』を観ることにした。

元日本テレビで『池中玄太80kg』などを撮っていた石橋冠という人の監督作品なのだが、演技がどうとかカメラワークがどうとか言う前にどうも原作・脚本に引っかかってしまってあまり楽しめなかった。

主人公は大手広告代理店・東邦広告の辰村副部長(内野聖陽)。彼が所属する京橋営業局に大手家電メーカー・大東電機から新規事業の広告プロジェクトのコンペに参加するように要請があった。しかし、東邦広告で大東電機を担当しているのは銀座営業局なのである。

──こんなことは通常あり得ない。同じクライアントを社内の違う営業局で取りあうなんて、広告代理店にとって自殺行為である。どんな会社でも万難を排してそういう事態は避けるはずである。

この場合は、京橋営業局が仕掛けた訳ではなく、大東電機の半沢常務(田中健)から東邦広告へトップダウンでもたらされた話だから代理店側も仕方なく受けたという設定になっているが、しかし予算18億円の発注があった訳ではなく、ただコンペに参加できるだけであり、今まで担当していなかった京橋局が突然案を練っても他店に負ける可能性は非常に高い。

いくら何でもこんな案を受けることはないだろう。原作者の藤原伊織は電通にいたのに、どうしてこんな非現実的な設定をしてしまったのだろう?

「他店から扱いを奪うためには手段を選ばない」というのは広告代理店の常態ではあるが、社内でこんな血みどろの争いをしている会社が一流広告会社であるはずがないのである。

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Thursday, September 18, 2008

泣いた映画(as of Sep.2008)

【9月18日特記】 一昨年の6月に同じタイトルの記事を書いて、それから随分と時間がたったので補充することにした。

  1. 『ソルジャー・ブルー』(ラルフ・ネルソン監督、1970年)
  2. 『あゝ野麦峠』(山本薩夫監督、1979年)
  3. 『クール・ランニング』(ジョン・タートルトーブ監督、1993年)
  4. 『フォレスト・ガンプ 一期一会』(ロバート・ゼメキス監督、1994年)
  5. 『トニー滝谷』(市川準監督、2005年)
  6. 『タッチ』(犬童一心監督、2005年)
  7. 『嫌われ松子の一生』(中島哲也監督、2006年)
  8. 『フラガール』(李相日監督、2006年)
  9. 『涙そうそう』(土井裕泰監督、2006年)
  10. 『奈緒子』(古厩智之監督、2008年)
  11. 『おくりびと』(滝田洋二郎監督、2008年)

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『野球の国』奥田英朗(書評)

【9月18日特記】 いきなりこんなことを書くのも何だが、この本を読んで奥田英朗に幻滅した読者もいるんじゃないだろうか?

なにしろ人間が小さいのである。彼の小説の中に出てくる魅力的な人物たちのイメージからはほど遠い感じがする。小心で狭量で、そのくせ格好だけはつけていて、寒い中スーツケースを転がして次の宿泊先まで歩いている姿を「知り合いには死んでも目撃されたくない」(52ページ)などと大げさなことを言う。

だいたいにおいて自分が今日は何を着ているかをいちいちブランド名を挙げて描写する男性作家がどこにいる? でも、よく読んでみると着ているのはほとんどCPカンパニーの服ばっかりで、しかも、それも松屋銀座の女性店員に毎回選んでもらってるとなると格好つけてるんだかカッコ悪いんだか、という感じ。

で、「『芸術方面のお仕事ですか』と聞かれ、気をよくする」(55ページ)という俗物ぶりである。

じゃあ、そういう自分を客観視して、さらけ出して、笑いのネタにしているかと言えば、どうもそこまで思い切れた感じもなく、世間に対する恨みごとばかり書いていて、もちろんそれはそう書けば読者が喜んでくれるだろうという計算の下に書いているのだが、うん、どう言うか、カラッと晴れ渡った笑いにならないのである。自分を茶化し切れていない感じがするのである。

「わたしは、こころとストライクゾーンがとても狭い人間である。神経に障ることがいっぱいある。繊細と言いたいところだが、たぶん狭量なのだろう」(241ページ)などという表現がその最たるもので、読んでいて笑う前に、「そう、その通り」とついつい真顔で頷いてしまうのである。

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Tuesday, September 16, 2008

今日の BGM#12

【9月16日特記】 今回も2回分掲載。

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Monday, September 15, 2008

映画『おくりびと』

【9月15日特記】 映画『おくりびと』を観てきた。

公開直前にモントリオール世界映画祭グランプリ受賞の報が入ってきたが、それにつられたわけではない。多分こういう究極の"異文化もの"は海外受けするんだろうなあ、というぐらいにしか思ってなかったから。

僕が惹かれたのは脚本を書いた小山薫堂である。

TVのギョーカイでは、ま、知らない人はないだろう。『料理の鉄人』とか『ハンマープライス』とか、構成作家として手掛けた大ヒット番組は数多くある。が、僕にとって一番印象が強かったのは出世作である『カノッサの屈辱』だった。

こういうパロディと言うか「もじり遊び」は小さい頃からいつも僕の頭の中にあったものだ。それをこんな風にTVという大衆娯楽の場に引き出してきた──はあ、こういう風に番組を作るってアリなんだ、としみじみ思ったことをよく憶えている。

その小山が、TVドラマの脚本を書いたことはあったらしいが、初めて映画のために書いた脚本がこれである。そしてそれは、とてもこれが初めてだとは思えない素晴らしい出来の作品になった。

そもそもは納棺師に興味を持った本木雅弘がセディックインターナショナルの中澤敏明社長に映画化の話を持ち込み、そこで小山薫堂がブッキングされて、納棺師と山形というお題が2つだけの発注が来たのが最初とか。

納棺師という言わば奇抜なテーマのほうはそれなりに処理しやすかった部分もあるだろうが、そこに大きなプロット、小さなエピソード、そして細かい笑いの要素でうまく肉付けして、ホントに見事な映画が出来上がったと思う。

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Sunday, September 14, 2008

WOWOW『CG進化論 ─映画でたどるCG45年史─』

【9月14日特記】 WOWOW のオリジナル・ドキュメンタリ『CG進化論 ─映画でたどるCG45年史─』を観た。面白かった。

この7月から社内でCGのオーソリティだった奴が異動で僕の部下になったということもこの番組を見ようと思ったきっかけのひとつだが、もともと好きな世界ではある。

しかし、好きな世界である一方で「ハリウッドの野郎は何でもかんでもCGで処理しやがって。いくら金があるからってそれで良いのか!」と思っていたのも確かなのだけれど、この番組を見たらそういう思いは吹っ飛ぶね。

尊敬の念が湧いてくる。特にリズムアンドヒューズ社・社長のジョン・ヒューズの優しく柔らかい語り口と深く説得力のある解説を聞いていると、彼が自然と尊敬されるようになり、彼の周りに自然と人が集まってきたのが解るような気がする。

番組は以下のCG専門家たちに対するインタビューとメイキング映像、そして実際に映画になった作品映像で構成されている。

  • ジョン・ヒューズ(リズムアンドヒューズ社 社長)
  • エド・キャットムル(ピクサー・アニメーション・スタジオ社長)
  • ジョニー・ギブソン(デジタルドメイン社 テクニカルディレクター)
  • 坂口亮(デジタルドメイン社 テクニカルディレクター)
  • フォルカー・エンゲル(VFX スーパーバイザー)
  • ポール・デベヴェック(ICT グラフィック・サイエンティスト)
  • 加藤俊明(CGサイエンティスト)
  • スコット・ストックダイク(ソニーイメージワークス社 VFX スーパーバイザー)
  • マイケル・ホルツル(リズムアンドヒューズ社 リードアニメーター)
  • 三橋忠央(デジタルドメイン社 リードテクニカルディレクター)
  • 鈴木剛夫(デジタルドメイン社 リードテクニカルディレクター)
  • 山崎貴(映画監督)
  • 曽利文彦(映画監督)
  • 瀬下寛之(カシオエンターテイメント社 常務取締役/エグゼクティブ・ディレクター)

(以上は WOWOW のHPからコピペさせてもらいました)

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Saturday, September 13, 2008

『大日本人』

【9月13日特記】 WOWOW から録画したままになっていた『大日本人』を観た。松本人志第1回監督作品。

僕はある時期、『日経エンタテインメント』に連載されていた松本人志の映画評を愛読していた。かなり感覚的な記述が並んでいるのだが、評価する眼は不思議に軸がぶれてない感じで、僕の感想と相容れないケースもしょっちゅうあったが、それでもいつも却々良い所に目をつけているなあと思いながら読んでいたのである。

ただ、まあ、あまりボロカス、クソミソに貶すのも如何なものかという気はしていた(もちろん褒める時にはちゃんと褒めてもいたが)。あんな風な書き方をしていると立場が逆になった時は大変だ、とぼんやりと思っていたのだが、まさか本当に松本人志が映画を撮るとは思ってもみなかった。

敢えて他人の作品を酷評し、その逆風の中に漕ぎ出す潔い日本男児なのかもしれない。

ただ、当時僕は「よせばいいのに」と思った記憶がある。映画を正しく評価する能力と映画を素晴らしく作り上げる能力は全く別のものだ。自分では映画を作っていなくても、映画に適切な批評が加えられるのであればそれで充分ではないか、と思っていた。

果たして、出来上がったこの映画の評判はたいして高いものではなかった(ちなみに2007年キネ旬では第45位)。僕は、ま、映画館で観る必要はないか、WOWOW でやった時に見よう、と思って(録画したまま放っておいた期間が長くなったが漸く)今日に至った訳である。

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Friday, September 12, 2008

偶然の繋がり

【9月12日追記】 6月3日に書いた記事と、今日それについたコメントを読んでいただければそれで済む話なんだけど、あまりの偶然の不思議さに、新たに記事を立てずにいられなくなって書いている。

ことの次第はこういうことである。

  • 妻が僕に「亀淵有香ってペドロ&カプリシャスにいたってホント?」と訊いた。
  • 僕はそれを嗤った。
    「ペドロ&カプリシャスじゃなくてスターキング・デリシャスでしょ? リシャスしか合ってないよ(^.^)」
  • ところがそう言ってから違和感を覚えて、調べてみたらスターキング・デリシャスにいたのは大上留利子で亀淵有香がいたのはリッキー&960ポンドだったと判明。ともに太目の日本人離れした女性ボーカリストということで混同してしまったようだ。
  • で、僕の出した結論はこうだった:
    まず大上留利子→亀淵有香という混同があり、次にスターキング・デリシャス→ペドロ&カプリシャスという混同があって、両者が合わさって「亀淵有香がペドロ&カプリシャスにいた」という間違いになった。
  • 以上をブログの記事としてまとめて、締めくくりにペドロ&カプリシャスの初代ボーカリストだった前野曜子に少し触れた。

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Wednesday, September 10, 2008

続・ココログプラス・バージョンアップの一知半解

【9月10日追記】 9月2日の記事にも書いたんだけど、9月2日にココログベーシック/プラス/プロのバージョンアップがあり、1週間後の9月9日にココログフリーのバージョンアップがあって、てっきりその翌日の今日には新機能である「検索ワード/フレーズランキング」が現れるものだと思っていた。

だって、「お知らせココログ」にはこう書いてあるんだもんなあ。

ブログ新規登録時(今回のバージョンアップでは全ての方)に「検索ワード/フレーズランキング」をデフォルトで表示いたします。

※左サイドバーの最上部に追加されます。(「2列右」の場合は右サイドバーの最上部。いずれも任意に設定が可能です。)

※管理画面で非表示の設定をすることもできます。

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Monday, September 08, 2008

松下電器お客様相談センター

【9月8日更新】 会社ではあるIT系企業の人間と仕事をし、家ではマンションの理事会メンバーとして管理会社の人間とやりとりをしていて、最近特に感じることがある。

日本人はいつからこんなに謝らないようになったんだろう?

ひとこと詫びを入れさえしたら許してやろう──そういう構えで待っている我々に対して頑として謝らない。

何故謝らないのか? 多分「だってこっちは悪くないのにどうして謝る必要があるのか?」なんて思ってるんだろうなと思う。そんなことだから話が通じない。

自慢ではないが僕は、こっちは悪くないのに、間違ってないのに謝ったことなんて何度でもある。何かあるといつも安易に謝って来たということではない。それは、あくまでここは謝ることによって進展させるべきポイントだと判断したからである。

こっちが悪くなければ謝らなくて間違っていたら謝るというような単純作業が仕事であるならそんなものは全部アルバイトに任せれば良い。

誤ってないけど謝るべきところなのか、いや、それともここは踏ん張って一歩も引くべきではないところなのか──そういうことを判断するために正社員は、あるいは管理職は存在するのである。

齟齬はどこにでもある。それは他人は自分とは違う感性とロジックで動いているからだ。だから、自分では断じて間違っていないと思っている行動でも、相手から見れば勘違いも甚だしいということもある。

問題はそういうことに思い至る想像力があるかどうかである。「自分は間違ってない」と強弁することだけが仕事なのかどうかということである。

ウチの社内にもそういう想像力が欠如した人間がいた。「私は悪くないのに、なんで私が謝らなければならないんですか?」と詰め寄られたことがある。

その答えは「謝るのが君の仕事だから」である。悪い人が謝るのではない。仕事を進める人が、仕事を担っている人が謝るのである。

謝るのは会社を代表しているからだ。普段「自分には任せてもらえない」と嘆いてばかりの君にとっては、社を代表する仕事ができるまたとないチャンスではないか? 確かにカッコいい仕事ではないかもしれない。だが、カッコいいことだけを求めるのは都合が良すぎるし、そういう考えでは仕事は果たせない。

謝るのはカッコ悪いかもしれないが、そこに至るまでには冷静な判断力と断固たる決断力と不断の忍耐力を必要とする。自分で「ここは謝っておくべきだ」という結論が出せたなら会社員としてはそろそろ一人前ではないだろうか。

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Sunday, September 07, 2008

映画『グーグーだって猫である』

【9月7日特記】 映画『グーグーだって猫である』を観てきた。

  • 僕自身猫を飼っていたことがある(12年生きて死んだ)

とか、

  • 吉祥寺から中央線で1駅の西荻窪や井の頭線で3駅の久我山に長らく(独身・新婚・単身で合計13年)住んだ経験があり井の頭公園にも何度も行った

とか、

  • それほど熱心なファンではないが長きに渡って小泉今日子にはシンパシーを抱いている(持っているCD5枚、著書1冊、映画館で観た映画はこれが14本目)

とかいうことも多少影響はしてるだろうが、そういうことは抜きにしてもそこそこの共感は得られる映画だったのではないかな、と今思っている。

ただやっぱり猫と暮らしたことがあるか猫好きであるか、あるいは原作漫画を描いた大島弓子のファンであるか──その辺の要素がある人のほうが楽しめるのは確かだろう。

ただ、誤解のないように書いておくと、これは決して猫の映画ではない。人間の映画である。あるいは人間と人間と猫の映画である。つまり、人間と猫の関係に焦点を絞った映画ではなく人間と人間の関係に猫が入り込んでくる映画である。

主人公の麻子と猫のグーグーだけが描かれるのではなく、その周りでもう少し若い人たちのぼんやりとした不安感や焦り、そして愛着も同時に描かれていて、その感じが何とも言えず良いのである。

ではどこが良かったか述べてみろと言われても決して明快に「ハイ、それはこれです」とは言い切れないところ、そして、映画でなければ決して表現できないものを表現しているところ──それがこの映画の偉いところだ。

単純にまとめられるようなことを言いたいのであればわざわざ映画になんかする必要はなくて、その単純な言葉で語れば良い。映画でなくても語れるのであれば、小説なり芝居なり他の形でやれば良い。映画は複雑で総合的なメディアなのである。

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Saturday, September 06, 2008

映画『闇の子供たち』

【9月6日特記】 映画『闇の子供たち』を観てきた。

見終わって最初の感想は、「阪本監督が一番伝えたかったことは、多分僕には伝わらなかったんだろうな」ということだった。

この手の映画は苦手なのである。パンフを開くと1ページ目に「これは、『闇』に隠された真実の物語」と書いてあるが、そんなこと言われると、「嘘つけ、フィクションだろうが」と言いたくなってしまう。

別にフィクションというものは嘘っぱちのデタラメだなどと言う気はない。ただ、醜く過酷な真実を突きつけたいのであれば、それは本来ノンフィクションとかドキュメンタリとかいう手法で訴えるべきだと思うのである。

ドキュメンタリの映画化であるならそれもまた良いと思う。それは言わば「再現」であって、ドキュメンタリでも認められている手法だ。ところがこの映画はフィクションの映画化なのである。

フィクションで現実を抉ろうとするとややこしいことになりがちなのである。どこかに曲がって偏ったところはないかという心配が常に付きまとうし、下手するとどこが「ありのまま」でどこが「ありのままでない」かということばかりに焦点が当たってしまうのである。

だから初めから観ることに抵抗があった。それでも見に行ったのは、単に宮﨑あおいが観たかったからである。(宮崎あおい)

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Friday, September 05, 2008

『早わかり世界の文学』清水義範(書評)

【9月5日特記】 自分のホームページに以前書いたことがあるのですが、僕は清水義範は僕の双子の兄弟だと思っています。

僕と似ているというようなものではありません。僕が普段から考えているのとほとんど寸分違わないことを書く作家だという感じなのです。だから読んでいて「へえ」とか「なるほど、確かに」とか「目から鱗が落ちた」なんて思うことまずありません。「この人は僕だ」という感覚なのです。

ただ、今回この本を読んでみてよく解ったことは、この人は僕より遥かにたくさんの本を読んでいるということです。この本は、お題がお題だけに数多くの世界の古典文学を取り上げています。

一方、僕はといえば過去の名作よりも今を生きる同時代の作家の労作を読みたいという気持ちが強い分、古典を読むのは自ずから疎かになります。しかし、だからと言って、この本に取り上げられている小説を僕がほとんど読んでいないのは、僕と彼との読書傾向がずれているということを物語っているのではないはずです。

多分清水は僕が読んでいる現代小説もたくさん読んでいて、僕が読まない時代小説や古典文学も同じくたくさん読んでいて、全体的に僕より遥かにたくさんの量を読んでいる人なのでしょう。でなければこんな本は出せないはずです。

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Wednesday, September 03, 2008

Google Chrome

Googlechrome

【9月3日特記】 Google Chrome を使ってみた。は、速いw(゚o゚)w

ひょっとすると Firefox3 より速いかも。

いろんなページを閲覧してみたが、レイアウトが崩れるなんてこともなし。少なくとも IE7 なんかよりはずっと優れたブラウザなんじゃないかな。

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Tuesday, September 02, 2008

ココログプラス・バージョンアップの一知半解

【9月2日特記】 今日ココログ(ココログベーシック/プラス/プロ)がバージョンアップした。管理画面のユーザ・インタフェイスが少し変わった。そして、いろんな機能が加わった──と書いてあるが今日のところはよく解らないものが多い。

画像の表示方法がバラエティ豊かになったり、記事中に顔文字や「お絵描き」を挿入できるというような機能は理解できるのだが、よく解らないものも多い。例えば、ブログ記事と同じ感覚でウェブページが作れると書いてあるが、今いちイメージが湧かない。

ウェブページ作るのは良いけど、それをわざわざブログと同じドメインに置くのか?
何のために? そして、読む人はどういう繋がりで辿るのだろう?

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Monday, September 01, 2008

今日の BGM#11

【9月1日特記】 今回も2回分掲載。

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『灯台守の話』ジャネット・ウィンターソン(書評)

【9月1日特記】 かつては著者で本を選ぶことはあっても訳者で選ぶことなんてなかったものだ。それが、柴田元幸の登場以来そんなに珍しいことでもなくなってきた。それは「この人の訳文なら大丈夫だ」という信頼感などではない。「この人が訳してやろうと選んだ本ならば」という信頼感なのである。

そんな感じで今回は岸本佐知子の翻訳を選んでみた。そう思って読むと、いかにも彼女らしい作品だ。そう、主人公がちょっと変わった女の子なのである。

名前はシルバー。お父さんはいない。お母さんと崖の上に斜めに突き刺さって建っている家に住んでいたのだが、お母さんは突風に飛ばされて死んでしまう。そして孤児になったシルバーを引き取ったのが盲目の灯台守ピューである。

ピュー自身が一体何年生きているのか判らないような不思議な老人だが、もっと不思議なことに、この灯台には代々ピューという名前の灯台守が住み着いているのである。シルバーは学校にも行かないでピューの見習兼助手としてこの灯台で暮らし、言わばシルバーの語る物語で育てられるような毎日が続く──ある日突然この灯台が「無人化」される日まで。

ところで話は逸れるが、シルバーというのは『宝島』に出てくる海賊の名前である。また、僕は知らなかったのだが、その同じ小説にピューという盲目の海賊も登場しているのだそうだ。そして、『宝島』の作者スティーブンソンもこの小説に登場する。

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