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Monday, August 11, 2008

傷つけることを避ける世代

【8月11日更新】 最近自分たちも年を取って会社の中でも次第にそれなりの地位についたりして、そんな中で自分たちより下の世代を見ていると気づくことがある。

それは、彼らってとにかく傷つけることを避けようとするんだね、ということ。もっと傷つけても良いのになあ、と思う。

いや、もとからそういう対立の構図ではなかったはずだ。僕らの世代と僕ら以降の世代は本来なら同じ側に立っていても不思議はないはずなのだ。

僕らは若いころに上司からむやみに傷つけられた。いや、もっと前からだな。学生時代から仲間内で露骨な傷つけ合いが起きることがあった。

だから結構長い間しょっちゅう傷つきながら生きてきた。そして、年を取るとともに、「あんなふうにやたらと傷つけるのはなしにしよう」と考えるようになった。会社に入って次第に部下が増えてきた頃に、むやみに傷つけるのはやめようと決意した。

しかし、だ。下の世代を見ていると、ともかく傷つけることを避けることを第一優先にしているように見えて、それは少し違うだろ、という気になってしまうのである。常に傷つけないことを大前提にしてしまってはいけないだろうと思うのである。

もちろん、傷つけることを避けないということは傷つけられる可能性も排除しないということだ。だから傷つける=傷つくのであって、傷つくのは嫌だから傷つけるのを避けるようになるのだろう。

しかし、あえて傷つけなければならないときもあるのではないか、と僕らの世代はまだそんな風に思ってしまうことがあるんだな。さあ来い、叩っ切ってやるぞと身構えていることがある。

これって、悪循環なんだろうか? 因果は巡るって奴なんだろうか?

ただひとつだけ言えることは、傷つける時には注意が必要だが、傷つけられる場合の注意点というものはない、ということだ。傷つけられることは(長い目で見れば)たいてい人生のプラスになるはずである。尤も、傷ついてポキッと折れてしまわないことが絶対条件なのだけれど・・・。

そう、きっと折れてしまうのが怖いから、傷つけなくなったんだろうね。折ってしまったとなるとこちらの後味も最低だろうから。

でも、折れる直前まで行って無事に回復することを繰り返して、人は成長するんだと思うんだけどね。人が成長するにもリスクが高い社会になってしまったということなんだろうね。

若者よ、頼むから折れないでくれ。そして、本当なら充分に傷ついてくれ、と言いたいところなのだが・・・。

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