SAS『真夏の大感謝祭』ちょっとだけ
【8月24日特記】 WOWOW で「サザンオールスターズ『真夏の大感謝祭』30年記念LIVE」を生中継している。神奈川日産スタジアムでの千秋楽で、今もまさに生放送中である。
一応ハードディスクに録画しながら、晩飯食いながら先ほどまでちょっと見ていたのだが、いやもう一体何人入ってんの?
屋根がないということは屋外と一緒だから暑いだろうし、どうせ最初っから立ちっぱなし・踊りっぱなしだろうし、隣のおっさん汗臭いだろうし、どんだけサザンが好きでもこんなところでこんなことして4時間も過ごす体力も忍耐力もないなあ、とつくづく思う。
で、見てたら半端じゃない雨が降り出した。何万人いるのか知らんが観客の多くがいつのまにか雨合羽を着てる。蒸れるんだよねー。桑田が「俺、雨男なんだよ」なんて言ってるけど、えらい迷惑だ。うーん、雨まで考慮すると今の僕にはこういうコンサートに行く資質も資格もなくなってしまったと認めざるを得ない。
しかし、それよりも驚くべきことは、というか当たり前のことでもあるんだけど、桑田は何百曲もあるレパートリーの歌詞もコード進行も完全に憶えているんだなあと思うと畏れ多い気がしてきた。
漠然とミュージシャンに憧れていた中学時代には思いつきもしなかったことだ。練習もリハーサルもするわけだからなんとかなるだろう、というような問題ではなくて、多分苦労しなくても自然に歌詞が口から出、指が正しい音を鳴らすようになるようでなければ、恐らくプロのミュージシャンとしてはやって行けないのだ。
これって、すごいことだと、桑田や他のメンバーを見ていて改めて思った。
『いとしのエリー』を聴きながら妻が「(この曲をここでやっちゃったということは)ラストの曲は『勝手にシンドバッド』かなあ?」などと呟く。
いや、違うと思うな。もっと意表を突いて渋いところで来ると思う。録画を観る楽しみがひとつ増えた。
ところでこの手の記事を書くと3回に1回ぐらいは「録画しそびれたのでDVDに焼いて送ってもらえませんか?」というメールを頂くのですが、ダメですよ、知らない人に分けてあげたりするとそれは「私的利用」の範囲を超えてしまう恐れがあります。
こんな会社に勤めていると何があっても著作権を侵す側には立てないんですよ。あしからずご理解ください。
【9月20日特記】 録ったままになっていたが、飛ばし飛ばし何箇所か観てみた。
まず、気づいたこと。当日の記事では途中から雨が降ったように書いていたけど、よく見たらコンサート開始の瞬間から大雨だ。
それから、ラストの曲は『勝手にシンドバッド』という妻の予想は当たらずといえども遠からず。惜しかった。ラストから2曲目だった。
『ボディ・スペシャルⅡ』、『マンピーのG★SPOT』で一旦締めて、アンコールで『夕方 HOLD ON ME』、『みんなのうた』、『勝手にシンドバッド』と来て、オーラスは『Ya Ya (あの時代を忘れない)』だ。
なるほど、その曲で締めたか。そうか、その歌があったか、という良い選曲であった。
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