長音棒引きで先進性帳消し
【8月12日特記】 『日経パソコン』8/11号の記事で知ったのだけれど、マイクロソフトは同社の製品及びサービスにおけるカタカナ用語末尾の長音表記を変更すると発表したらしい。
即ち、今までフォルダとしていた表記はフォルダーに、コンピュータはコンピューターに、ブラウザはブラウザーに、プリンタはプリンターに、ドライバはドライバーに、書きだしたらそれこそきりがないけど、これら全てをそんな風に改めるのだそうである。
僕はかつてホームページのほうにこんな記事を書いているだけに、これを読んでなんだか無残な気分になった。
マイクロソフトってカタカナ表記においては(も)非常に先進的な企業だと感心していたのに・・・。
「ユーザーの自然な発音を考慮した」「新聞や雑誌、テレビでは原則長音表記である」「読み上げソフトなどでより自然な発音となる」などを理由に挙げているが、本当にそうかぁ? 「自然な」とは何ぞや? 単に多数派に阿(おもね)ってみただけではないか。
むしろ逆行だと思うなあ。無念で無念で仕方がない。その理由は上のリンク先の記事を読んでくれれば解る。僕はコンピュータ派/メモリ派なのである。
しかし、そうなると従来の「プリンタ・ドライバ」はどうなるんだ?
「プリンター・ドライバー」か? 間抜けだと思いませんか? まるで昔の漫才コンビの名前だ。
英語って、そんな間延びした言語じゃないよ。
Comments
二通りの表記がある言葉はいくらでもあるので、自分の好きな書き方を通せばいいと思います。個人的には「ドキュメンタリィ」と書くのが好きです。さて、私は英語以外の外国語はあまり明るくありませんが、「間延びした言語」というのは存在するものでしょうか?耳当たりがやわらかいことば、なら分かるのですが。
Posted by: hikomal | Tuesday, August 12, 2008 07:41
> hikomal さん
英語は printer driver を「プリンター・ドライバー」のように間延びした発音をさせる言語ではないよ、の意。
Posted by: yama_eigh | Tuesday, August 12, 2008 09:47