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Wednesday, March 26, 2008

見初めた女優たち

【3月26日特記】 それは例えば『EUREKA ユリイカ』の宮﨑あおいであったり『HINOKIO』の多部未華子であったりした訳だ。(宮崎あおい)

デビュー作、あるいはそれに近い時点の作品で僕が見初めてしまった俳優(女性とは限らない)たち。出会った最初の作品で「来たーっ!」と思ってしまった俳優たち。

もっと古い例を挙げるなら『野性の証明』の薬師丸ひろ子か。

ただ、薬師丸はデビュー作からして堂々の準主演だったし、2作目からは押しも押されもせぬ角川映画の看板女優になった。そんな女優を捕まえて「来たーっ!」もへったくれもないもんだ。

それに比べて上で述べた宮﨑や多部はもう少し地味だった。メイン所の役ではあったが、少なくとも一番に名前は出てこない。

それから暫くの間、ファンとしてはじっくり見守る期間があった。あ、次にこんな映画でこんな役がついたか。あ、TVのCMに起用されたか、等々。

最近では吉高由里子がそのひとりだが、『転々』以来まだその後の消息を聞かない。

そして、多部未華子と吉高由里子の間の時期に見初めたのが奥田恵梨華だった。『三年身籠る』での中島知子の妹で義兄の西島秀俊を誘惑したりする役が非常に鮮烈だったのに、残念なことにそれほど伸びてきていない。

もちろん、こういう風に僕がいくら見染めてもブレイクしない、あるいは消えてしまう俳優もたくさんいるのである。

ただ、奥田恵梨華の場合は出演作が途絶えている訳ではない。映画でもTVでも適度に顔は見られるのである。

こないだ観た『Sweet Rain 死神の精度』にも出ていたのだが、でも、『三年身籠る』のときの輝きを知っている者からするととても淋しい感じがした。

ロボットの役なのだ。かと言って特段ロボットらしいエキセントリックな演技を求められている訳でもない。となると誰がやっても良いような役で、なんか見せ場がないのである。

あーあ、もっと見せ場のある役やらせてあげたいなあ、などと思いながら、最近ではもう顔もあまりはっきり思い出せないようになってきた。

見出して肩入れしている観客はそれなりに楽しいが、演じているタレント本人たちの世界は本当に厳しい。

伸びるか潰れるか、その予想も大抵は当たらないのである。
多部未華子の時も僕はこう書いている。

ひょっとするとこの映画だけで消えてしまう子かもしれないが、この名前を憶えておきたい。

そして、実を言えば『HINOKIO』の前に『理由』で多部未華子を観ているのだが、こちらは全く記憶に残っていない(まあ、あれだけ出演者が多いと仕方がないけど)。

いずれにしても、宮﨑あおいは大ブレイク、多部未華子も順調に生き残っている。次は、がけっぷちで踏ん張れ奥田恵梨華、出て来い吉高由里子という感じである。

(「女性とは限らない」なんて書きながら結局女優ばかりになってごめんね)

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