随想:スタバ
【2月29日特記】 ここのところ何年か、冬場はほぼ毎日スタバでコーヒーを買ってから出社している。
思えば僕が生まれて初めて入ったスタバはニューヨークだった。
スターバックスが日本に上陸した直後で、「東京にはスターバックスというコーヒー店ができたらしい」などと言いながら、でもまだ関西には店舗がなく、ニューヨークに行ってみたら既にあちこちに店が出ていた──たまたまそういう時期だったのである。
メニューにはなんだかよく分からんコーヒーの名前が並んでいて、中にはイタリア語っぽい、どう読んで良いかも分からないものまであって、列に並びながら一生懸命メニューを解読しているうちにすぐに自分の番が来てしまい、結局 Coffee of the Day とか Today's Special とか、なんかそんな名前のものを注文した記憶がある。
今では日本でもスタバはかなり定着したと思う。
ただし今日も僕の後ろで「あったかいコーヒー」などという、凡そスタバらしくない注文の仕方をしている男の客がいたりして、まだまだあまり行きつけてない人は多いのかもしれない。
でも、「あったかいコーヒー」を頼む客はちゃんと希望通りの商品を手渡されるので、実際何の問題もないのだが、店内で耳を澄ましていると注文時に結構いろんなトラブルが起こっているのが判る。
「え? 喫茶店のくせにレモン・ティないの?」と心底驚いているおじいさん(いや、喫茶店じゃなくてコーヒー専門店なんですよ。ティは一応ご用意できるんですがレモンがないんですよ)。
でも、そんなの序の口。こないだ仰天したのは、「私はホットを注文したのにこれはアイスじゃないですか」と文句を言っている女性の客。
店員はほとほと困っていた。「お客様がご注文になったのはフラペチーノですので、これはアイスしかない商品なので・・・」
ふむ、説明の仕方も巧くないね。僕なら「あのね、カキ氷のことフラッペって言うじゃないですか。フラペチーノってね、それの親戚なんですわ。この一族はアイスしかないんです」とかなんとか言うんだけどなあ・・・。
案の定、言われた客は「何を訳のわからんことを言っているのか」という顔をして、「もう、いいです!」と焦れて、怒りも露わにカツカツカツとヒールを響かせて店内の奥に。店員はうろたえるばかり。
日本で定着するにはもう少しかかるのかな?
Comments
「スタバ」って関西弁なんですかね~。「スタバで茶~しばけへんか~」って(え?言わないですか?^^;)。東京弁だとたとえば「バックス寄ろうぜー」とかって言ったりして。「マック」と「マクド」の違いのように…。すいません、本論とちょっとズレましたですか。
Posted by: Violetta | Friday, February 29, 2008 21:05
> Violetta さん
いや、スタバは東京でもスタバですよ(笑)
東京で使ってみてちゃんと通じた記憶があるし、東京出身の妻もそう言ってます。
Posted by: yama_eigh | Friday, February 29, 2008 23:12