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Tuesday, January 15, 2008

捨てたもんじゃないTV

【1月15日特記】 佐藤尚之著『明日の広告』の書評をここに書いた

で、この本にも書いてあったことなのだが(と言っても、それがこの本の主題という訳ではなかったが)、インターネットに食われてテレビが崩壊するとか、タイムシフト視聴になってCMの存在価値がなくなるとかいろんなことが言われているが、テレビはまだ決して捨てたもんではないのである。

ただし、ひとつだけしっかり認識しておかなければならないことがある。

一方でテレビはもう終わりだという人たちがいて、その対岸に僕を含めて一生懸命「テレビは捨てたもんじゃない」と言っている人たちがいる訳だが、その構造はつまり、少なくとも川のひとつの岸辺ではテレビは捨てられ始めているということだ。

現実に捨てている奴が出てきたからこそ、捨てたもんじゃないと言わなければならない状況が現れるのである。

「捨てたもんじゃない」は「安泰である」と同義ではない。捨てたもんじゃないということは希望があるということだが、希望があることに安住してしまうと希望が減って行っていることを見逃してしまう。

希望に加えて、その「捨てたもんじゃなさ」がちゃんと機能するための何か新しいキーが必要なのである。それを考えるのは楽しくて苦しい作業になるだろう。

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