映画『タロットカード殺人事件』
【11月29日特記】 映画『タロットカード殺人事件』を観てきた。
暫く見ない間にウディ・アレンが哀しいくらいおじいちゃんになっちゃったなあ、というのが初っ端の感想だったのだけれど、映画のほうはもう全くいつものウディ・アレン、おかしいくらいにいつものウディ・アレンである。
──と、ウディ・アレンを知らない人にならともかく、知っている人に対してはここまで書いたところで文章を終えても良いくらいだ。
いやいや面白かった。堪能した。満足した。楽しかった。
で、"Continue reading"をクリックしてくれた人のためにもう少し書いておくと、僕の知らないうちにウディ・アレンはNYではなくロンドンで映画を撮るようになっていたのである。
さらに、あまり洋画を見ないので今日初めて見たのだが、スカーレット・ヨハンソンというウルトラ・キュートな女優さんがウディと共演していて、いやいや、この娘がなんとウディと丁々発止に渡り合えているのである。典型的に「男好きのする」タイプで、セクシーな恰好をしている訳でもないのに魅惑的かつ悩殺的である。さすがにウディが目を付ける女優は一級品だなあと感心する。
で、ミステリなのである。ったって大したミステリでもないが、ウディとスカーレットの凸凹すっとこどっこい素人探偵コンビの絶妙のやりとりがあって(並の脚本家ならシリーズ化したくなるところだろうがウディはそんなことしない)、見え見えの筋運びもあるにはあるが、それはそれで大いに楽しめるのである。
ともかく脚本がよく練れている。びっくりするような仕掛けもなく、しかもこんな短い尺でちゃんとこういう出来の良い映画が作れるんだ、とびっくりするくらい。
イギリスに行ったら何故かNYのユダヤ人監督の映画もちゃんとイギリスっぽい香りがするのが不思議なような当り前なような・・・。
ウディ・アレンの映画を観ていつも思うのは「もっと英語が聞き取れたらもっと映画が楽しめるだろうになあ」ということ。
ま、それでも満喫しましたよ。うん、満喫。あ、ごめん、ストーリーの紹介全然しなかったね。まあ、いいっしょ、そんなもん。観れば分かるって。


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