映画『ファンタスティック・フォー 銀河の危機』
【9月30日特記】 映画『ファンタスティック・フォー 銀河の危機』を観てきた。久しぶりのハリウッドである。前作に引き続いて観た。
僕がこのシリーズに入れ込んでいるのは、(前作の映画評にも書いたと思うが)これが昔TVで観た『宇宙忍者ゴームズ』だからである。ゴム人間のゴームズ、自ら燃えて飛ぶファイヤーボーイ、岩男ガンロック、そしてバリアと消身術のスージー。
あまりメジャーなアニメではなかったので僕らの世代でも観た記憶がない人がいるかもしれないが、僕は大好きだった。
そして、この映画は、僕の記憶の片隅で眠っていたあのアメリカン・アニメーション(Aの頭韻を踏んでみた)をほとんどそっくりそのまま蘇らせてくれるのである。違いはただひとつ、あのTVアニメではスージー以外の3人の男性キャラの名前が、日本の子供たちのために、ゴームズ、ガンロック、ファイヤーボーイに変えられていたということ。
だから僕の脳裏ではまだあの役名が鳴り響いている。これはノスタルジーそのものである。
いろんなブログで『SUKIYAKI WESTERN ジャンゴ』の映画評を読むと、小中学校時代にマカロニ・ウェスタンに熱狂した僕らの世代は概ね好感を持って受け入れているのに対して、それより下の世代が酷評してる、と言うか「なんじゃ、これ」みたいな記事を書いているのが目立つ。
そう、それがノスタルジーがあるかどうかの差、ジェネレーション・ギャップなのである。
この『ファンタスティック・フォー』においても間違いなくジェネレーション・ギャップは働くと思う。僕らは何が何でもこの映画に魅了されるのである。
『Mr. インクレディブル』を観た時に、「何これ? 宇宙忍者ゴームズのパクリじゃないか」と内心憤慨してたのは僕だけではないだろう。
でも、僕が今日観たのはもはや往年のTVアニメ『宇宙忍者ゴームズ』ではない。日本向けにローカライズされた作品ではなくアメリカそのものの作品である。
ゴームズではなく Reed だし、ファイヤーボーイではなく Human torch である。ガンロック(Ben)は 決してムッシュムラムラという名台詞を吐かない。
今回、ファンタクティック・フォーの敵は、アメリカンコミックでは有名なキャラらしいが、銀色のサーフボードに乗った全身銀色のシルバーサーファーである。
つまりFの頭韻とSの頭韻の戦いである。
ちなみに Jonny が Ben に、「Reed と Sue が抜けてしまって2人になってしまったら、Dynamic Duo とでも名乗るか」と言うシーンがあったが、このチーム名はDの頭韻。何故2人抜けたら素直に Fantastic Two にしないかと言えば、それは韻が崩れるからなのである(ちゃんと気がついてました?)
ちなみにその2人の姓名 Reed Richards はRの頭韻、Sue Storm はSの頭韻を踏んでいる。
ちなみに、今回も登場するFFの敵役 Dr. Doom はDの頭韻である。
なんでこんな頭韻のことばかり書き連ねているかと言えば、如何にもアメリカン・パルプ・コミックだという雰囲気を味わってほしいからである。
そう、ここは典型的なアメリカである。世界の危機があって世界を救うアメリカ(人)がいる。大好きな家族主義もきっちり顔を出している。
単なる懐かしいアニメの復活ではなく、大人になってこんなにアメリカを楽しめるようになったことが我ながら嬉しい。
決着のつき方がなんじゃそれ?という感じもあったが、いやいや大満足。そもそもジェシカ・アルバのなんとも言えないキュートさだけでもうお腹いっぱいである。
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Tracked on Monday, October 15, 2007 at 19:47


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