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Friday, August 31, 2007

Cmode初体験(未遂)

【8月31日特記】 おサイフケータイで飛行機に乗り、電車に乗り、コンビニで買い物をして、レストランで食事をして──そういう経験を一通り積んで、さあ、残されたのが自販機での利用である。

Cmode。コカ・コーラがやってるからそういう名前。

今加入したら120ポイントがもらえる、つまりコーラ1缶がタダで飲める、という売り文句につられて加入したまま忘れていたのだが、今日ふと思い出してサイトに接続してみた。そうそう、あれでコーラ買ってみなきゃ。

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Wednesday, August 29, 2007

Skype 騒動記2

【8月29日特記】 今日はなんだか調子が良い。Webカメラこそ1回USB端子引っこ抜いて挿し直す必要があったけど、その後は機嫌良く動いてくれている。

Skype も起動してみたら、昨日と違ってちゃんと音声テストにもパス。うまく繋がってそう。昨夜から何も設定触ってないのに、である。本当に人騒がせなアプリケーションである。

しかし、いよいよ今宵こそはうまく繋がるか?

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Tuesday, August 28, 2007

Skype 騒動記

【8月28日特記】 部下によると Skype というのは比較的インストールや設定の際にトラブルが少ないアプリケーションなのだそうだが、どうも巧く行かない。

まずは、東京に赴任した部下(彼のPCには既に Skype が入っている)との連絡用に僕のPCにインストール。いや、その前にWebカメラを買ってきて設定。

これがまずトラブる。カメラが作動してくれない。あれ?あれ?と何度かやっているうちになんだか突然映るようになる。

で、Skype インストール。インストールは問題なし。が、音声テストするも全然ダメ。あれ?あれ?と何度か同じことを繰り返しているうちに突然OK。

で、東京の部下を検索して、連絡をとってみる。チャットはできる。が、通話ができない。

もちろん最初はどこで何を設定するのかが解っていなくて、それでいろいろちゃんと設定して、それでも映像が片方向だけしか出ないというよくある現象に陥り、接続し直すと今度は逆の片方向のみというこれまたよくある現象に陥り、あれ?あれ?とやってると、これまた突然画音とも繋がる。

どうも、この形が多い。設定をやり直したら繋がるのではなく、設定をやり直してもすぐには繋がらず、あれ?この設定で合ってるはずなんだけどなあ、と再接続を繰り返してたら突然繋がる。

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Sunday, August 26, 2007

点滴石をも穿つ

【8月26日特記】 ここ数年、風邪を引くと、のどの痛みや洟水などの症状なしにいきなり高熱が出ることが多い。

昨日もそうだ。金曜日の深夜からちょっと寒気がするかなと思っていたら、いきなり39.3度である。

で、生まれて初めて点滴なるものをやってもらった。「点滴石をも穿つ」などと言うが(関係ないか)それほどの力強さは感じない。点滴終わったら「カーッ、効いたー!」みたいな感じを想像してたのだがそんなでもなかった。

それどころか一旦37.3度まで下がったかと思ったら37.7度まで逆戻り。夕べが一番つらかった。

まあ、でも飲み薬も漸く効いてきて、今日の午後から起きている。

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Friday, August 24, 2007

映画『彩恋』

【8月24日特記】 映画『彩恋 SAI-REN』を観てきた。飯塚健監督の前作『放郷物語』がすごく良かったから(その映画評はここ)。でも、その後飯塚監督がこの映画を撮ったことは知らなかった。

今朝、アロハ坊主さんのサイト(アロハ坊主の日がな一日)で初めて知って、でも関西では上映しないんだろうなあ、と半ば諦めながら検索してみると、心斎橋シネマートで1日1回だけやっているではないか。しかも、今日が最終日である。電話して聞いてみると 15:10 からの上映。

午後から特に打合せや来客の予定もないのを良いことに、こりゃ急遽半休取るっきゃないでしょ(一応半休扱いにしておいて、夕方会社に戻って来たけど)。

関めぐみ(『恋は五・七・五!』、『ハチミツとクローバー』、『アヒルと鴨のコインロッカー』)、貫地谷しほり(『スウィングガールズ』、『SURVIVE STYLE 5+』、『ナイスの森』、『夜のピクニック』、『神童』)、徳永えり(『放郷物語』、『フラガール』)が扮する3人の女子高生の物語である。

とまあ、キャッチフレーズ風に書けばそういうことになるのだが、これは女子高生のお話に見えて実は家族の話であるというところがミソなのである。

3人とも片親なのだが、それぞれの親との関係が理想的である(貫地谷が演じるココは一時期ヤンキー娘であったという想定だが)。

弟(松川尚瑠輝)に初体験のアドバイスをしてやれる姉(ナツ=関めぐみ)なんてどこの世界にいる? 父(温水洋一)と弟の男同士の関係もコミカルでありながら心温まるものがある。 

そして、ココとマリネ(徳永えり、今回は大阪弁だ。これが心地良い)の親同士(奥貫薫高杉亘)が恋に落ちるというのも非常に微笑ましいエピソードだ。

しかし、話は逸れるが、それにしても上記の3人の出演映画を全部観ている僕も凄いなあ(何が凄いのかは分らんが)と自画自賛してみる。

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Wednesday, August 22, 2007

DRALION

【8月22日特記】 DAIHATSU DRALION を観てきた。

僕が見たかったというよりも認知症の母に見せようという魂胆。写真や映像などの視覚刺激が認知症に効くと聞くから。もちろん症状を治療するのではなく進行を遅らせるだけらしいのだが・・・。

生のイベントであり写真でも映像でもないのだが、これほどヴィヴィッドな視覚刺激があるだろうか。

僕自身は CIRQUE DU SOLEIL を観るのは1994年4月16日(土)の NISSAN SALTINBANCO 以来13年4ヶ月ぶりである。

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Tuesday, August 21, 2007

Instant Store

【8月21日特記】 Amazon のインスタント・ストアを作ってみました。とりあえず、このブログで紹介したCDやDVDを適当に並べてみただけですが、暇を見てもう少し整理拡充して行きます。

このブログ内では About の「これ、好き!」からリンクを張っておきます。

ところで、今日アクセス・カウンタが 90,000 を突破しました。昔書いた映画の投資に関する記事を某ブログが紹介してくれたこともあって、かなりペースが上がってきてます。

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Monday, August 20, 2007

考え方が人間的

【8月20日特記】 少し前のことなんですけど、家のPC=プリンタ間にプリント・サーバを設定しようとしたんです。ところが上手く出来ませんでした。ネットワーク上ではちゃんとプリンタの存在を認識しているみたいなのに、印刷命令を出すと「オフラインです」と返してきます。

かつてはこういうことがあると会社のデジタル部門の連中にアドバイスを受けたりもしたもんですが、今では自分がデジタル部門に異動してしまったために部下に訊くことになります。

いや、それが屈辱だとか言うんじゃないです。便利だと言いたいのです。

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Sunday, August 19, 2007

映画『遠くの空に消えた』

【8月19日特記】 映画『遠くの空に消えた』を観てきた。無国籍感覚が強い作品である。行定勲監督が7年間温め続けた企画を映像化したジュヴナイル・ムービー(ジュヴナイル&SFかと思ったがSFの色合いはほとんどなかった)。

でも、イマイチ何を描きたかったのかが明確に見えてこない。

空港建設反対運動をしているある村に転校してきた主人公の少年。彼の父は空港公団の地元トップ。子供たちはすぐに友だちになる。ただ、親は言わば敵同士である。──というのが、ま、ストーリーのスタート・ライン。

いつだか判らない時代のどこだか判らない場所という設定にした(もちろん割合最近の日本であるのは確かだが)ことが徒(あだ)になったんではないだろうか。

あの無国籍な感じの舞台設定には、行定自身が助監督についていた『スワロウテイル』(岩井俊二監督)のイメージがあったのは間違いないと思う。音楽の無国籍な感じは『アンダーグラウンド』(エミール・クストリッツァ監督)を思い出させた(行定監督、これも観たんじゃないかな)。それから『サイン』(M・ナイト・シャマラン監督)や、行定監督自身が言及している『飛ぶ教室』(トミー・ヴィガント監督)なんかも連想させるんだけれど、いずれの映画の域にも達していない。中途半端な出来になってしまった。

リアリティのないところに共感は生まれないのである。リアリティとは決して写実と同一ではない。フィクションにはフィクションのリアリティがある。

この映画では基本となる時代設定(1960年代なのか70年代なのか80年代なのかで大きな違いがある)と舞台設定(日本のどこなのか?いや、そもそも一体ここは本当に日本なのか)を不詳にしてしまったことが、リアリティを減ずる方向に作用してしまったと思う。

リアリティとは何なのかを随分考えさせてくれる映画だ。

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Saturday, August 18, 2007

映画『恋するマドリ』

【8月18日特記】 映画『恋するマドリ』を観てきた。観客はガッキーのファンのガキばっかり、かと思いきや、そうでもなかった。

僕が新垣結衣を「見初めた」のはグリコ・ポッキーのCMだった。それよりも前に、毎週見ていたTBS『ドラゴン桜』にレギュラー出演していたのはずなのだが、その時には何にも思わなかった、と言うか明確な記憶さえない(サエコははっきり憶えているのに)。

いずれにしても、あのポッキーのCMを見て「すごい!なんじゃ、こいつは!」と思った訳である。それですぐにネットで名前を調べた。それが彼女と僕との出会いである。

鈴木杏における『ヒマラヤ杉に降る雪』、宮﨑あおいにおける『EUREKA』、多部未華子における『HINOKIO』、そして新垣結衣におけるポッキーである。(宮崎あおい)

で、この映画であるが、あまり期待しないで見に行ったのだが、意外にすっごく良かった。何が良かったって、まず画が良い、台詞が良い、役者が良い、美術も良い、音楽も良い。

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Friday, August 17, 2007

源流をたどる

【8月17日特記】 昨日 WOWOW で『チルドレン』を観たのだが、これが初めて観る源孝志監督作品だった。もちろん今まで観たことなかったとは言え、『東京タワー』や『大停電の夜に』などで名前を売った人だ。名前だけはちゃんと知っていた。

ところで、この人はどういう経歴の持ち主なのかについては全く知らなかった。助監督からの叩き上げなのか、自主制作映画出身なのか、はたまたCM界からの転身組か?

ちょっと気になって調べてみたら、なんと最初に入った会社はホリ・プロだそうな。

ん? ホリ・プロの源?

なんか閃いた、と言うか僕の頭の奥深いところで古い電車が連結するような鈍い音が鳴ったような気がした。

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『日本語は天才である』柳瀬尚紀(書評)

【8月17日特記】 この著者のことは知らなかったのだけれど、ジョイスやダールの翻訳者ともなれば只者ではない。英語と日本語の両方の能力、そして言葉遊びの優れた感覚がなければ訳せたものではないだろう。

ところが、この人、一般人から見たらあまりに言語能力が高すぎるのだろうか?

一生懸命言葉で遊んでいるのだが、我々とは少しユーモアのセンスがずれているのか、おかしみが上手く伝わって来ないのである。我々より先に行き過ぎてしまっているということなんだろうなあ。

イギリス人が読んだら大笑いするんだろうか? でも、日本人から見たらちょっと変な学者である。つまらないことで喜び過ぎに見える。しかし、逆にその変さ加減、そのずれ具合が妙に心地良かったりもする。

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Thursday, August 16, 2007

ドラマW『チルドレン』

【8月16日特記】 WOWOW のドラマWアンコール『チルドレン』を観た。初めて観る源孝志監督作品。

伊坂幸太郎の小説は良い意味でも悪い意味でもおとぎ話みたいなところがある。いや、実は『重力ピエロ』1冊しか読んだことがないのだが、先日映画館で観た『アヒルと鴨のコインロッカー』も、この『チルドレン』もいずれも似たようなテーストがある。

よくできた話なんだけど、全部聞き終わってしまうと何だか巧いこと辻褄を合せた大ボラのような気がしてくる。いや、ホラと呼ぶよりもやっぱりおとぎ話なんだろうなあ。

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Wednesday, August 15, 2007

Bon Festival

【8月15日特記】 お盆で通退勤の電車がすいているのは良いのだが、昼間開いている店も少なく昼食の場所に困る。考えてみれば、毎年同じ体験をしている。考えてみれば、このお盆の時期にまとまった休みを取ったことがない。

その理由は何か?
理由は結構たくさん思いつく。

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Monday, August 13, 2007

ドラマW『震度O』

【8月13日特記】 昨日は「録ろうかどうしようか」と書いたが、結局生で観てしまった──ドラマW『震度O』。

原作は横山秀夫。『半落ち』を読んで、あの本はそれなりに面白かったのも確かではあるが、それっきり2度と読む気にならない作家である。監督は水谷俊之。

阪神淡路大震災当日、某県警刑務課長の不破(西村雅彦)が突然消えた。一方で震災への対応、他方で昨夜取り逃がした逃亡中の強盗殺人犯の再捜索という慌しい中、県警最高幹部6人(渡辺いっけい、上川隆也、矢島健一、國村隼、升毅、斉藤暁)は極秘のうちに西村を探し出そうとする。

そこにはキャリア組・準キャリア・ノンキャリア間の露骨な反目と、それぞれの刑事が抱えた負い目、そして妻たちをも巻き込んだ激しく醜い出世争いがあった。──とまあ、直接的には警察官僚物語である。

おいおい、日本の警察って、ひょっとして組織の中ではいつもこんなことやってんのか? それなら解決する事件も解決せんわな、とちょっと呆れてしまう。

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Sunday, August 12, 2007

ドラマW『イヴの贈り物』

【8月12日特記】 WOWOW のドラマW、今月は毎週日曜日に最新作3週連続放送である。先週の日曜日に放送した1発目の『イヴの贈り物』を録画しておいて、先ほど観た。

舘ひろしのメロ・ドラマで、しかも、その監督が佐藤純彌だと言うのでどうしようかなとは思ったのだが一応録画しておいたのだ(ちなみに脚本は佐伯俊道)。

佐藤純彌って1960年代前半から監督している人なんですよね。んで、僕は70年代に2本の角川映画『人間の証明』と『野性の証明』を、80年代に『植村直己物語』を見て以来21年ぶりである。『北京原人』なんて映画を撮ってどうしちゃったのかな?と思っていたら、一昨年『男たちの大和/YAMATO』で息を吹き返した(もっとも、僕の趣味ではないので当然見ていない)。

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Saturday, August 11, 2007

映画『天然コケッコー』

【8月11日特記】 映画『天然コケッコー』を観てきた。関西では今日がやっと初日である。

山下敦弘は『リンダ リンダ リンダ』まではよく知らない監督だったのに、あの1本で嵌ってしまい、以後ずっと見ている。

小川真司プロデューサの作品もよく見ていて、パンフの略歴で挙げられている9本の映画のうち7本を映画館で見ている。(TV等で見たものを含めれば8本になる。ちなみにその8本は『ピンポン』、『ジョゼと虎と魚たち』、『恋の門』、『約三十の嘘』、『真夜中の弥次さん喜多さん』、『メゾン・ド・ヒミコ』、『ハチミツとクローバー』、『しゃべれども しゃべれども』)

そして、脚本家は『ジョゼと虎と魚たち』、『メゾン・ド・ヒミコ』(ともに犬童一心監督)で知られる渡辺あやだ。この渡辺あやがくらもちふさこの原作漫画に相当の思い入れがあったようで、原作の台詞をほとんどそのまま残したまま再構成するという荒業をやってのけているらしい。あれだけ斬れる言葉を書く渡辺がそこまでやるというのは、彼女が原作の台詞にそれだけの切れ味を感じていたということなのだろう。

ちなみに僕が見たのと同じ回に同じ映画館で見ていた女性客のひとりが原作漫画の熱狂的なファンらしく、終わってからしきりにぼやいていた。

たくさんあるエピソードのうちから1つか2つを取って来て映画にすれば良いのに、少しずつ集めてきて2時間にしようとするからものすごくもったいないことになっていた。あ~あ、がっかりした。

原作を全く知らない僕は「なるほど」と思うしかないのだが、でも映画としてはかなりバランスよくまとまっていたと思うよ。うん、なかなか良い出来だった。

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Friday, August 10, 2007

KB938979 と KB938194

【8月10日特記】 会社の若い奴が「やまえーさん、Windows Vista の大きめのアップデートが出たみたいだからやっといたほうが良いですよ」と教えてくれたのでやってみたのだが、こいつぁひどいね。

例の KB付きの番号で言うと KB938979 と KB938194 なんだけど、解説読むと今までどんだけ~!のバグが放置されていたのか恐ろしくなる。

んでもって、これは Windows Update には上がっていない!

それ、どーよ? マイクロソフトとしては公開したいのかい、したくないのかい?

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Thursday, August 09, 2007

ファン・サービス

【8月9日特記】 儂(わし)はこういうのが本当のファン・サービスじゃないかと思うんじゃよ。いや、本当のとか嘘のとか言いだすと語弊があるな。つまりは儂はこういうサービスの仕方が心の底から好きじゃということじゃよ。

儂には、解る人にしか解らんものを書きたいと希求する気持ちがある。もちろん、その対極にある「解らん人にも解るようなものを書く」という態度も相当に立派なものじゃが、それは切りがなく果てしなく続くものなのじゃ。ならば、その逆張ってすっきりと少数者にサービスするのもアリなんじゃないかのう。

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『エロマンガ島の三人』長嶋有(書評)

【8月9日特記】 長嶋有はここのところ僕が贔屓にしている作家で、芥川賞も受賞しているが、世間ではそんなに知られた存在でもないみたいだ。

彼の書いた『サイドカーに犬』が映画化されて、その映画評が載っているサイトを(僕も同じようなサイトをやっているので)いくつか読んでみたら、「自分はこの作家を読んだことはないのだけれど、聞くところによると男性よりも女性に受ける作家らしい」みたいなことが異口同音に書かれていて少し驚いた。

そうか、この作家にはすでにそういう評判が立ってしまっているのだ。

確かに僕は女性の好む作家を好きになる傾向があるかもしれない。あえて差別的な表現を使うと女々しい男なのである。

そして、この作家は特に女性の描き方が巧いと思う。それは単に男性の目から見て巧いと思えるだけかもしれないが、僕が初めて彼の作品を読んだとき、ひょっとしてこの作家は女性なのか(ユウという名前ならどちらもあり得る)と思って調べたくらいである。いくつかの読書系のサイトでも確かに女性に好評を博している印象はある。

しかし、なにせ今回はタイトルがエロマンガである。エロマンガは女性には受けないだろ。「エロマンガ島でエロマンガを読もう」という馬鹿げた企画が通ってしまって、本当にバッグにエロマンガを詰めて旅行に行ってしまうゲーム雑誌の出版社の男3人の物語である。

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Wednesday, August 08, 2007

ふたりでドアを閉めて

【8月8日特記】 朝日新聞読者の会員制サイトであるアスパラクラブが阿久悠作品の中で好きな曲のアンケートを取った。10,186人の回答の中から3,000票以上を集めてトップに選ばれたのは『また逢う日まで』(尾崎紀世彦、1971年)だった。

以下、『津軽海峡冬景色』(石川さゆり、1976年)、『宇宙戦艦ヤマト』(ささきいさお・ロイヤルナイツ、1974年)、『五番街のマリーへ』(ペドロ&カプリシャス、1973年)、『北の宿から』(都はるみ、1975年)と続いている。

50位までのリストを見たが、僕が選ぶなら第6位の『ジョニーへの伝言』(ペドロ&カプリシャス、1973年)か第12位の『勝手にしやがれ』(沢田研二、1977年)。この2曲が文句なしに卓越していると思う。

ま、ただ、どの曲もかなりヒットして印象に残っている曲で、そういう意味でやはり印象に残る作詞家だったんだなあとしみじみ思った。

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Tuesday, August 07, 2007

年齢にまつわるエトセトラ

【8月7日特記】 ふとしたことで自分の年齢が気になることがある。いや、正確に言うと年齢にまつわる話が心に引っかかることがある。

ひとつは、もう大昔。『RYU'S BAR』というテレビ番組で村上龍が言ったことば──「30過ぎてコインランドリーに行くのって、なんかすごく惨めなんだよね」。

30歳を過ぎたばかりだった僕は、それまでコインランドリーに行くことを一度もマイナス・イメージで捉えたことがなかったのに、どうも妙にその言葉が引っかかって、結局ほどなく洗濯機と乾燥機を買った。

そして、このとき買った乾燥機は結婚した後もいまだにちゃんと動いている。我が家で一番古い家電製品だ。洗濯機のほうはもう3台目だと言うのに。

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Monday, August 06, 2007

不特定多数の未知のあなたへ

【8月6日特記】 こないだ会社のある人に「やまえーのホームページ、難しいんやわ」と言われた。

こんなことを思うのは僕が狭量だからということはよく解っているのだが、いるんだよね、単にホームページ読まれただけで損したって気分になる奴。

これがネット上の未知の読者なら、どこのどんな人に読まれていようと、どこのどんな人が読んでいるかもしれないと想像しようと、どこの誰にどんなこと思われていようと、何の抵抗も不安も不満もない。

なまじ知ってる奴が僕のブログやHPを読んで声掛けてくるから嫌悪感を覚える。

これが、じゃあ、普段から嫌いな人かと言えば別にそんなことはないのである。むしろ仕事の上では信頼する人物であったりもする。

ただ、そういう人物がたまさか(どうやって知ったのかは知らないが)僕のブログやHPを読んで、直接僕に声を掛けてくることが信じられないと言うか、そういうところに僕は非常に強い違和感を覚えるのである。

しかも、たとえお世辞であっても褒めてくれるのならいざ知らず、「難しいんやわ」などと「忌憚のない」意見を拝聴させてくれる。この感覚が解らない。

直接意見や感想を伝えてやることに何等かの特別な意味があると信じて疑わないんだろうなあ。見たところ自分を何様かと勘違いしている人物には思えないんだけど、本質は同じだということなんだろうなあ。

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Sunday, August 05, 2007

再見『ダ・ヴィンチ・コード』

【8月5日特記】 WOWOW でやってたので、再び『ダ・ヴィンチ・コード』を見てしまった(初見の際の記事はここ)。

で、結論から言うとやっぱり解らない。死んだらみんな仏さんになってしまう仏教と比べて、キリスト教はなにかと大変だな、みたいなことを妻と話す。

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『ウォーク・ザ・ライン 君に続く道』

【8月5日特記】 3月に WOWOW から録画して、そのままほっぽらかしにしてあった『ウォーク・ザ・ライン 君に続く道』を観た。

映画の出来がどうかなどということに全く気を取られずに、最後まで没入して観てしまった。

ジョニー・キャッシュというのは僕が音楽面で物心ついた時には既に名をなした歌手であり、当時の僕らからすればかなり年配の歌手だった。以来、ほとんどまともに聴いたことがない。

ジューン・カーターのカーター・ファミリーという名前は、ギターを習うとき必ず出てくるカーター・ファミリー・スタイルというピッキング法の担い手として知っていた。歴史的にはスリー・フィンガーの1世代前のスタイルである。彼らの歌声は、マザー・メイベル・カーターを始め、後に何度か聴いたことがある。

その、ジョニー・キャッシュとジューン・カーターの間にこんな恋の物語があったとは知らなかった。と言うか、元々あまり馴染みのなかった歌手なのであり、この2人が結婚していたことも知らなかったし、全体に知らないことばかりが飛び出してくる。

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Saturday, August 04, 2007

残る記憶と消える記憶のはざま

【8月4日特記】 母の記憶のスパンがどんどん短くなってきている(いわゆる認知症である)。

例によって何かを盗まれたと思いこんで(その多くは、盗まれるという猜疑心から自分で隠したのを忘れてしまっているだけなのだが)取り乱して僕に電話をしてくる。

僕が落ち着いて「どうした? 何を盗られた?」と訊くと、もうそれが何であったか思い出せない。

誰かに何かをされたと言って猛烈な興奮状態で電話してくる。

僕が落ち着いて「どうした? 何を怒ってるの?」と訊くと、「なんで怒ってたのか、もう忘れてしもた」。

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『メタボラ』桐野夏生(書評)

【8月4日特記】 確かこの作家では『OUT』を読んだ。書ける作家だなとは思ったが特段好きにもなれなくてそれっきりになっていたのだが、表紙と帯に惹きつけられて久しぶりに手に取ってみた。

本を開くといきなり何かから逃げてきた男・<僕>。

夜で、ジャングルだ。何から逃げているのかも分からないが、ともかく逃げなければという強迫観念に駆られて傷だらけになりながらひたすら逃げる──そういう緊迫したシーンが描かれている。悪くない書き出しだ。すべてが謎に包まれていて、期待が持てる。

そして、漸く道路に出たところで「独立塾」から逃げてきたという若い男・昭光と出会う。その男と会話してみて、初めて自分が記憶喪失であることに気づく。

ここは沖縄らしい。でも、自分が何をしていたのかはおろか、自分の名前も年齢も思い出せない。昭光と歩きながら記憶がないことを告げると、昭光は<僕>にギンジという名前を与えてくれて、自分も今後はジェイクと名乗ることにすると言う。

──よくデザインされた設定である。謎はあまり解き明かさないまま登場人物に次々と新たな試練を与える。面白い。

そこから暫くずっと面白い。しかし、ギンジが記憶を取り戻し始めてからがあまり面白くないのだ。緊迫感が薄れてくる。そして、そんなことを思いながら読んでいると、分厚い本の残りページ数が随分少なくなっているのに気づき、おいおい、この話はどうやって終わるんだ?と気になってくるのである。と、突然小説は終わってしまう。

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Friday, August 03, 2007

領収書/常識

【8月3日特記】 会社員の方にお尋ねします。お宅の会社、領収書なしで伝票切れます?

まあ、多少の例外は設けられているかもしれません。例えば、私の会社では出張時の電車代は領収書不要です。これは電車はどこからどこまで乗ったかによって料金が決まっているからです。もちろん安売り切符を買えば多少お金を浮かすことができますが、会社としてはそこまで厳しく追求はしないというスタンスです(ただし、繁忙期/閑散期による料金の違いには厳密です)。

ちなみに飛行機代は領収書が必要です。ホテル代は、かつては限度額を決めて支給し、各人が好きなところに宿泊してましたが、今では限度額が設定された上に領収書が必要で、その低いほうの額しか支給されません。

ウチの会社での例外は、ま、こんなところで、それ以外はどんな支出であれ正規の領収書か請求書がなければ会社の金を1円だって使うことはできません。

どこの社員であっても、これは共通した感覚のはずです。もっともっと厳しい会社もたくさんあるでしょうし、また、領収書がついていても通らない伝票だってあります。

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Thursday, August 02, 2007

僕らは巨人を失くしてしまった

【8月2日特記】 昨日、阿久悠が亡くなった。

阿久悠という人は山上路夫や有馬三恵子のように洒落た言葉の書ける人ではなかった。安井かずみや阿木燿子のような斬れる表現を紡ぎ出せる詩人でもなかった。松本隆のような比喩の巧みさも持ち合わせていなかった。むしろ、そんなカッコいい台詞が吐けない一般の人々の立ち位置にいる表現者だった。

そして、彼は詩人であるよりも作詞家でありプロデューサーであり、類まれなるストーリー・テラーであり、シチュエイションの構築者だった。

出世作であるモップスの『朝まで待てない』では、「今すぐ会いたい 朝まで待てない」という何の飾り気もない、普通の作詞家ならサビに持ってこないような言葉を最大のサビに充ててきた。リード・ボーカルの鈴木ヒロミツの歌唱力ともあいまって、それは飾り気がない分だけ切実な叫びとなって聴き手の耳に響き渡った。

北原ミレイの『ざんげの値打ちもない』も同様。それはひねった表現というよりはむしろにべもない表現だった。それゆえ人を殴り殺す鈍器のような威力があった。

「できるなら個人授業を受けてみたいよ」(フィンガー5『個人授業』)──こんな日常会話みたいな言葉を、しかもサビに持ってくる素直さ。それは逆に他のどの作詞家にもできない芸当だった。

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Wednesday, August 01, 2007

鬚と長髪

【8月1日特記】 ずっとひげを生やしてみたくてしょうがなかった。

明治のころはいざ知らず、僕が生まれた昭和の中ごろにはひげを生やしている人はそんなにいなかった。だから、阪神のヒゲ辻の例を出すまでもなく、ひげを生やしている人は決まってヒゲ○○というあだ名をつけられた。

僕が会社に入った昭和の終盤にはすでに会社の中にもひげの人は何人かいた。

でも、ひげの生えた営業マンを担当につけたら、「ウチはヒゲの人はちょっと・・・」とスポンサーに断られるなんて事件もあった。とは言え、こういう業界だからか、ひげの人もちょんまげの人も会社に出入りしていたのも確かなのだが・・・。

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