そしてそれを楽しみたまえ
【7月20日特記】 部下の1人が東京に転勤することになった。本人の希望である。
うちの会社は大阪が本社で、昔は皆東京に対する警戒感が強く、東京希望者なんかほとんどいなかった。それが次第に様変わりして、東京希望者も増えてきた。好ましいことである。
僕自身も東京支社で合計12年10ヶ月の月日を過ごした。最初の東京転勤を命じられたときは地獄の底に突き落とされたような気分で、文字通り泣く泣く赴いた。
警戒が解けるまでに随分長い時間が掛かった口だが、やがて時を経て東京の面白さを実感し、満喫できるようになった。
東京は面白い。東京はスピードが速く、スケールが大きい。東京はいろんな意味でお洒落だ。東京はスリリングだ。
そして、なんといっても東京は首都だ。日本の中心だ。
かつては、関西人がこんなことを言い出すと周りの関西人たちに殴り殺されたものだが、その危険性も随分減ってきた。
東京には他の地域にはない力がある。それは構造的なものだ。
上京する全ての諸君、東京が持つ構造的な威力に気づき、それを畏敬し、そしてそれを楽しみたまえ。
Comments
おっしゃるとおりだと思います。東京には東京にしかないダイナミズムがある。東京生活は大学時代4年間しか経験していませんが、その力とそこにいる人たちに魅了されました。関西には関西にしか出せないノリや面白みもありますが、でもやっぱりインフラ密度が4分の1ぐらいの感じですかね…。この密度の違いがセンスの違いも生んでいるような気が。
Posted by: horihori | Sunday, July 22, 2007 14:32
> horihoriさん。
わざわざコメントいただき、どうもありがとうございます。
関西にも東京を知っている関西人が増えてきました。そこになんか新しい展開があるんじゃないかという気もします。一旦東京に行って帰ってきた人間に期待します(こんなこと書くと土着の関西人に撲殺されるかもしれませんが)。
Posted by: yama_eigh | Sunday, July 22, 2007 23:03