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Saturday, July 21, 2007

映画『アヒルと鴨のコインロッカー』

【7月21日特記】 映画『アヒルと鴨のコインロッカー』を観てきた。

中村義洋は、監督作品としては『ルート225』を、共同脚本作品としては『刑務所の中』を、出演作品としては『青い車』『松ヶ根乱射事件』『赤い文化住宅の初子』をそれぞれ映画館で観ている。

伊坂幸太郎の本は『重力ピエロ』しか読んでいない。当然のことながらこの映画は原作を読んでいないほうが楽しめる。筋が命と言うか、どんでん返しを含んだ物語だからである。

で、非常によくできたストーリーである。そして、パンフを読むと、原作者がこれだけ喜んでいるぐらいだから、きっと非常に巧く映画化できたのだろうと思う。

台詞回しがとても良い。濱田岳がいちいち驚いて絶句するのが、面白いだけでなく妙なリアリティがある(この人『シュガー&スパイス』に出ていたと言うのだが、僕は全く記憶にない)。

んで、瑛太と松田龍平が(いつも通りなんだけど、今回もまた)良いやねえ。2人とも若いがすでに大きな存在感がある。

僕は瑛太の映画を映画館で観るのは『電車男』『空中庭園』『好きだ、』『嫌われ松子の一生』『どろろ』に次ぐ6本目、松田龍平の映画も『恋の門』『NANA』『ギミー・ヘブン』『乱歩地獄』『悪夢探偵』に次ぐ6本目。ついでに書けば、関めぐみの映画は『恋は五・七・五!』『ハチミツとクローバー』に次ぐ3本目。

今回あまりストーリーを書く訳に行かない(全く予備知識なしに観たほうが間違いなく面白いと思うし、肝心のところだけを外して書いても、それを読んだ人がその先の展開を当ててしまうのを避けたい。だから書かない)のでこんなことばかり書いているのだが、何が言いたいかと言えば、割合好きなメンバーが集まった映画だということ。

──映画って、そういう選び方が意外に正解だったりするのである。

画作りに凝った感じは全くなくて、でも、少しずつ観客に謎を解いて見せるために見事にアサインされた映像の重ね方をしているのはよく解る(例えば、最初の本屋のシーンは日中なのに、次に映った時は夜で、あれっ?と思うが、後でなるほどとなる。そう言えばフロントグラスの向こうは見えなかった)。

監督としてはあまりケレン味のないほうなんでしょうね。『ルート225』もそうだったけど、ひたすら原作を活かし役者を活かすという感じ。でも、その上で作品全体として映像のトーンはしっかり出来上がっている気がする。

なかなか良い映画でした。なんか、人生って不思議って、そんな感じになる。これって多分伊坂幸太郎の特質なんでしょうね。

★この記事は以下のブログからTBさせていただきました。

アロハ坊主の日がな一日

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