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Monday, July 30, 2007

Gmail に返す言葉

【7月30日特記】 Gmail を快適に使っている。Firefox と合わせて、Better Gmail などという便利なアドオンも出てきたおかげで、ますます使い勝手が良くなった。

僕は古くからの Google ファンで、結構彼らのやろうとしていることに好感を抱くのだが、ひとつだけものすごく抵抗を覚えることがある。

それは彼らが常に「Google は検索が得意だから一生懸命整理なんかしなくて良いんですよ」という態度を取ることだ。僕に言わせれば、それは全くの逆と言うか、要らぬお節介と言うか、「そんなこと言うなよ。俺に整理させろよ!」という感じなのである。

「ぐちゃぐちゃのままで放っておいてくれてもすぐに検索してさしあげますよ」という Gmail からの申し出を素直に受ける気にはならないと言うか、気持ちが悪いと言うか、なんであれ僕は整理して分類するのであって、そういうこと抜きでいきなり検索するような人生観は採らないのである。

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Sunday, July 29, 2007

Journal-izm からの転載再掲

【7月29日特記】 かつて Journal-izm というサイトがありました。macky さんというカッコいい(と言っても直接お目にかかったことはないのですが)女性ライターが編集長をしておられた「読者投稿型社会派オンラインマガジン」でした。

僕はたまたまそのサイトを見つけて、何の気なしに自分が書き溜めた雑文の中から3篇ほど投稿してみました。

するとすぐに「3篇とも掲載しても良いけど、そういう訳にも行かないので、どれにする?」という返事がきました。

僕はそれに気を良くして、翌月号以降も投稿を続け、結果的には2004年7月の最終号まで毎回掲載していただく栄に浴しました。きっと審査員の皆さんとの相性がとっても良かったんだと思います。

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Saturday, July 28, 2007

映画『魔笛』

【7月28日特記】 映画『魔笛』を観てきた。

初めに断っておくと、僕はモーツァルトにもオペラにもクラシックにも詳しくない。オペラ映画についてもケネス・ブラナー監督についてもよく知らない。

にも拘わらず、なのか、だから、なのか判らないが、とにかくめっちゃくちゃ面白かった。堪能した。

隣で見ていたモーツァルト好きの妻も同じように興奮して満足していたところを見ると、多分この映画の場合は「にも拘らず」も「だから」もへったくれもないのではないだろうか。

何度も書いているように僕は映画というのは第一義的に映像作品であると思っている。それは音楽映画の場合も同じだ。だから、いくら音楽が素晴らしくても脚本が見事でもストーリーが度肝を抜いても、映像的な面白さがなければ意味がないと思っている。

そういう意味でこの音楽映画は秀逸な映像作品であったと言える。カメラはそれこそ縦横無尽。もう、冒頭の塹壕の俯瞰・長廻しから面白くて仕方がない(しかし、それにしても、時代を第一次大戦に変えたのはともかくとして、塹壕という場面を設定したのは秀逸な思いつきだったと思う)。

歌う口元のアップとか、歌いながら飛んで行くとか、戦車に乗って進むとかもう伝統的オペラの発想ではありえない画の連続。面白いのなんのって。

音楽に乗っているということもあるが、のっけから完全ノンストップで、文字通り息つく暇もない面白さである。そして、これは映画にしか決してできない芸当なのである。

どんな芸当かと言うと、あまりに当たり前のことを言うので呆れるかもしれないが、編集である。編集すれば全ての画が音がシームレス/ノンストップに繋がるのである。

これはどんなオペラにも演劇にも絶対になしえないテクニックなのである。今回はそこにさらにCGの技術が重なって、目も眩むような仕掛けになっている。

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Thursday, July 26, 2007

やさしい気持ち

【7月26日更新】 ちょっと前の話なのですが思い出したので書いておきます。

僕の知人でブログをやっている女性がいるのですが、彼女と話していると、彼女に関して僕が知らないことを知っていて当然のように言うので僕が怪訝な顔をしていると、彼女はこう言いました。

「あ、さてはブログ読んでくれてないな?」

悪意があって言うのではないのですが、そんなもん読んでるわけがないでしょう。

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Wednesday, July 25, 2007

酒呑みの(男の)文化が解らない

【7月25日特記】 平たく言ってしまうと、酒が飲めない僕には酒呑みの文化が解らない、ということに尽きるのだろうが、どうも僕には女の子がいる店、所謂クラブってんですか?ああいうところの楽しさが解らない。

僕の経験で言えば、女の子たちが気のきいた会話をする可能性(あるいは、気のきかない会話をしない可能性)はその店の料金と概ね正の相関関係にある。だから、あまり安物の店に行かない限りは、そこに座って話をしているだけでも苦痛と言うほどのことはない。

ただ、僕なんかはああいう環境に置かれると、ついつい「こんなことしてないで、もう帰ろうよ」という気分になってしまうのである。

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Monday, July 23, 2007

大阪梅田映画館事情新展開

【7月23日特記】 東宝から案内をもらって驚いた。

  1. 三番街シネマが本年9月24日(月・祝)を以て営業終了
  2. オーエスが経営するOS劇場・OS名画座が本年9月21日(金)に閉館
  3. 上記2館をTOHOシネマズ梅田アネックスに館名変更して10月1日(月)から営業

だそうである。

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Sunday, July 22, 2007

検索はパノラマ・ハウスへの道

【7月22日更新】 昔は「待てば海路の日和あり」とか「犬も歩けば棒に当たる」などと言ったものだが、ただ茫然と待っていたり漫然と歩いていても僥倖には恵まれない。では、何をするべきか?──今の世の中では検索である。

で、上の「僥倖」が何を指しているかと言えば、マザー・グースの『PANORAMA HOUSE』が紙ジャケCDで再発売されていたということである。

デビュー・アルバムである『インディアン・サマー』のほうは90年代初頭にCDで再発売された折に抜け目なくLPから買い替えたが、この『PANORAMA HOUSE』のほうはもうデジタル盤で発売されることはないだろうと諦めていたのである。

当然LP盤では所有しているのであるが、僕はもうプレイヤを持っていないので聴くことさえできない。

すると会社の部下がLPプレイヤを持っていて時々CDに落としたりしていると言うので、悪いけどついでにこれもダビングしてくれないか、と会社に持って行ったのである。

当然のことながら彼はマザー・グースなどというバンドは知らない。でも、なんか聞いたことがあるような気がしたらしく、いきなりググリ始めた(僕の部の連中は知らない言葉に出会った瞬間に Google の検索窓に打ち込んでいることが多い)。

横で見ていた僕は「単に"マザーグース"で検索すると、有名な英国の童謡が出てくるのでそれではダメ」と、"マザーグース フォーク"で検索したら、いきなり Amazon でヒットしたのである。で、1クリックで即買い。「ダビングはもうしなくていいわ」。

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Saturday, July 21, 2007

映画『アヒルと鴨のコインロッカー』

【7月21日特記】 映画『アヒルと鴨のコインロッカー』を観てきた。

中村義洋は、監督作品としては『ルート225』を、共同脚本作品としては『刑務所の中』を、出演作品としては『青い車』『松ヶ根乱射事件』『赤い文化住宅の初子』をそれぞれ映画館で観ている。

伊坂幸太郎の本は『重力ピエロ』しか読んでいない。当然のことながらこの映画は原作を読んでいないほうが楽しめる。筋が命と言うか、どんでん返しを含んだ物語だからである。

で、非常によくできたストーリーである。そして、パンフを読むと、原作者がこれだけ喜んでいるぐらいだから、きっと非常に巧く映画化できたのだろうと思う。

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Friday, July 20, 2007

そしてそれを楽しみたまえ

【7月20日特記】 部下の1人が東京に転勤することになった。本人の希望である。

うちの会社は大阪が本社で、昔は皆東京に対する警戒感が強く、東京希望者なんかほとんどいなかった。それが次第に様変わりして、東京希望者も増えてきた。好ましいことである。

僕自身も東京支社で合計12年10ヶ月の月日を過ごした。最初の東京転勤を命じられたときは地獄の底に突き落とされたような気分で、文字通り泣く泣く赴いた。

警戒が解けるまでに随分長い時間が掛かった口だが、やがて時を経て東京の面白さを実感し、満喫できるようになった。

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Thursday, July 19, 2007

やれやれ

【7月19日特記】 会社勤めをしていると結構嫌なことに遭遇する。ま、嫌なことったっていろんな嫌なことがあるわけだが、会社には大体ありとあらゆる種類の嫌なことがあると思えば良い。

で、当然そんな中には、がっかり、げっそりさせてくれる、やる気を失くすような嫌なことだってある。

ところが、いろんなことにいちいちがっかり、げっそりしてやる気を失くしていては仕事にならないのである。

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Tuesday, July 17, 2007

嬉しい買い物

【7月17日特記】 もう30年くらいずっとほしくて、でも買わずにずっと辛抱してきたものを遂に買った。

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Monday, July 16, 2007

『奇談 キダン』

【7月16日特記】 4月に WOWOW から録画したままになっていた『奇談 キダン』を観た。

目当ては小松隆志監督である。『幸福な食卓』で初めて知って、『幸福な食卓』があまりに素晴らしくって、その小松監督が『幸福な食卓』の1本前に撮ったのがこの映画であるのだが、見てみると同じ監督が撮ったとは思えない、全くタイプの違う映画であった。

プロデューサーはあの一瀬隆重である。そして、案の定ホラーっぽい始まり、だが、ホラーではなさそう。いきなり切支丹の歴史がナレーションで語られている。何それ?

主人公は民俗学専攻の大学院生・里美(藤澤恵麻)。小学1年生の夏休みに渡戸村の親戚の家に預けられていたがその記憶がない。だが、当時の新聞記事には神隠しから生還した少女として里美のことが書かれている。

そして、里美は最近決まって同じ夢を見る。遠くから少年が手を振っている夢──。
渡戸村が隠れ切支丹の里と知って、記憶の断片が少しずつ繋がる。遂に里美は決意して渡戸村に向かう。そこには考古学者の稗田礼二郎(阿部寛)も来ていた。

そして渡戸村には村の人間が語りたがらない「ハナレ」と呼ばれる閉鎖された集落があった。キリスト教の禁教が解けた時信者は全てカトリックに戻ったが、ここの住民だけは隠れ切支丹のまま昭和を迎えてしまい、教義は変形してもはやカトリックから見ても異教に近い。

しかも、近親婚を繰り返したせいか、ハナレの住民の知能は全員7歳程度だと言われる。彼らは死なないという噂もある。

そこへ持って来て、かつて大量処刑が行われた山の上で、ハナレの住民が磔死体となって発見される・・・。

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Sunday, July 15, 2007

『時代を創るガールズ・カルチャー』渋谷トレンド研究会(書評)

【7月15日特記】 僕は時々この手のファッション観察・分析・総括ものの本を買う。時々と言っても年に1冊ではなく平均すると数年に1冊くらいのペースである。

これまでに買ったこの手の本ではストリート・フォトグラファーの栗本信実氏が1970年から1988年にかけて日本中の少女たちを撮影した『おしゃれ少女図鑑』や、西武系の月刊誌アクロスが1980年から10年間、渋谷・新宿・原宿の3ヶ所で定点観測した考現学統計の集大成である『東京の若者』などが面白かったが、いずれももう手に入らないだろう。

さて、この本は長年に渡ってガールズと企業の橋渡し役を果たしてきたアイ・エヌ・ジー社による渋谷ガールズの読み解き本である。よくまとまって分析も深く、構成も巧みで読み物としても面白く、さすが餅は餅屋である。

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映画『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』

【7月15日特記】 映画『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』を見てきた。

いきなり余談であるが、このタイトル中の「ども」は「共」であり、イコール「達」であり、つまり複数形を作るための接尾語である。

ところが僕はこれを逆接の接続助詞だと思っていて、そうなると「腑抜け」も名詞ではなく動詞「腑抜く」の已然形(現代語なら動詞「腑抜ける」の仮定形)であり、意味するところは「腑抜けてはいても、悲しみの愛を見せろ」だとばかり思っていた。

映画を見る前の週に漸く正しい意味を知ったのである。つまり、これは主人公の大勘違い女・澄伽(すみか、佐藤江梨子)が周りの人間たち(腑抜けども)に切った啖呵だったのである。

僕はその妹・清深(きよみ、佐津川愛美)に対して向けられた言葉で、「普段は姉に虐げられて言われるがままなされるがままに腑抜けみたいな生活を送っていても、漫画家としてペンを執ったら一変する。さあ、姉に対して悲しみの愛を見せてやるんだ!」という意味かと思っていた。

解釈によってこんなにも意味が違って来るわけだ。

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Saturday, July 14, 2007

様変わりする bk1

【7月14日特記】 利用者が少ないのでご存じの方はあまりないと思うが、オンライン書店ビーケーワンがアフィリエイトをやめてしまった。

僕はCDやDVDは主に Amazon で買っているが、本は専ら bk1 で買う。それは bk1 に書評を載せているからでもある。

Amazon にも書評は投稿できるが、それを解った上で bk1 を選んだのである。

何故なら、(今は表現も変わってきていると思うが)僕が書評投稿を始めようと思った時点での各々のサイトの説明文に天と地ほどの差があったからである。

Amazon のほうは(もう正確な表現は忘れてしまったが)「投稿された書評の著作権は全面的に Amazon が保有する」と言わんばかりの書きようで、僕はかなりカチンと来た。
如何に駄文であれ、自らの著作権を放棄する気はまるでないのである。

それに対して bk1 のほうは「著作権は投稿した本人にある」とまず明言した上で、bk1 がそれを自由に掲載したり改変したりする権利について述べている。こちらの態度のほうが圧倒的に正しい。

そういう訳で僕は bk1 を選んだ。結果的に見ても、僕が書いている書評は bk1 のコンテンツに相応しくて、Amazon のカラーとはちょっとずれているような気がする。だから、これはこれで非常に正しい選択だったのである。

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Thursday, July 12, 2007

八幡さま

【7月12日特記】 自分でキリ番を踏んでしまったが、アクセス・カウンタが 80,000 を突破した。

開設 780 日目。1日平均 100 ちょい。

50,000 を突破したのがちょうど7ヶ月前の 12/12。

その間 213 日目で 30,000 達成。平均 140 ちょい。

だからどうだ、ということはない。単に記録として書きとめただけ。もし、ずっとこのペースで進めば 12/1 ごろに 10万突破か?

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Wednesday, July 11, 2007

回想:2006年7月

【7月11日特記】 考えてみれば去年の今頃はちょうど東京から大阪への転勤の内示を受けて慌ただしかったころだなあと思って、このブログの昨年7月の記事を読み返してみた。

全く普段と変わらずに映画評を書いていたかと思うと、突然新宿のフルーツ店に惜別の文章を捧げていたり、やがて映画の記事の中にも「多分これが東京で観る最後の映画」という表現が出てきたりした後、東京での映画鑑賞総括の記事があり、引越しの日の記述があり、落ち着いたところでまた映画評が始まっている。

読んでるほうはそんなに面白くないだろうが、書いた本人が読み返すと大変面白い。

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Tuesday, July 10, 2007

僕なら避けるか?

【7月10日特記】 人身事故の影響で昨日JRは随分遅れていたらしい。ちょうど妻の退勤時に当たったようで、帰ってきてからブーブー言っていた。

たまたま僕はネット上のニュースで読んでいたので、その「人身事故」が飛び込み自殺(しかも無理心中)だと知っていて、そのことを妻に教えてやったら妻はますます怒り出した。

曰く、「死ぬのは勝手だけど、せめてラッシュ時は避けてやってもらいたい。迷惑だ」。

でも、よく言われることなんだけど、他人の迷惑を顧みる余裕がある人は自殺なんかしないんだよね、多分。

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Monday, July 09, 2007

記録は右前安打

【7月9日特記】 6月30日の記事に書いたメール本文中のハイパーリンクが開かない(ブラウザが立ち上がらない)件、気がついてみると Thunderbird 2.0.0.4 のメール本文中だけではなく、ほかの文書の中のリンクをつついても Firefox 2.0.0.4 が立ち上がらないことを発見。

で、これも6月30日の記事に書いたように mozillazine フォーラムにある解決策は功を奏さないのである。そもそも僕の場合は Vista なのでプログラムの既定の設定の仕方が少し異なっていてフォーラムの指示通りには行かないのだが、それでもいろいろ手を尽くしてみたがやっぱりダメ。

関連付けを変更してもいつの間にか元に戻ってたり、「不明なアプリケーション」と表示されてたり、Internet Explorer 以外の選択肢が出て来なかったり・・・。

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Sunday, July 08, 2007

アンジェラ・フク

【7月8日更新】 アンジェラ・アキの映像を観ていたら、突然三十数年前に亡くなった祖母を思い出した。よく見ると、彫りの深い顔立ちがよく似ているのである。そう言えば祖母もアンジェラと同じく徳島の出身だった。

そんな婆さんに似てるなんて、もしもアンジェラがこれを読んで気を悪くするといけないので(読むわけないか)一応書いておくと、祖母は若いころは評判の美女で、近隣の若者たちからの付け文が絶えなかったそうだ。

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Saturday, July 07, 2007

『無銭優雅』山田詠美(書評)

【7月7日特記】 『風味絶佳』で初めて山田詠美を読んでその巧さに飛び上がるほどびっくりして、慌てて遡って『ソウル・ミュージック ラバーズ・オンリー』を読んでみたもののやっぱり若いころの作品にはそれなりに物足りなさも残ってしまい、新作が出るのを待っていた。

『無銭優雅』というタイトルは確立した四字熟語でないだけになんか『風味絶佳』の巧く行かなかった二番煎じみたいな感じがして感心しないが、今回は切れ切れの短編集ではなく、1編で1冊の小説である。しかも、四十男と四十女の中年の恋、主人公の慈雨の姪・衣久子によるとオトコイ(=大人の恋)である。

いやあ、こっちが中年になっちまっただけにこういう作品を書いてくれるのは嬉しい。ただ、これは決して中年だけをターゲットにした作品ではない。多分衣久子と同じような若い世代が読んでも充分共感したり面白がったりできる小説なのではないかな?

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夢を諦めないで・・・

【7月7日特記】 最近の若い人には不用意に「夢を諦めるな」なんて言わないほうが良いのだそうである。

我々のイメージとして「夢を諦めない」というのは、いつの日かその夢を実現するために、たとえば日夜コツコツ働きながらコツコツ勉強してコツコツ貯金して、みたいなイメージなのだが、最近それとは程遠い形で「夢を諦めない」若者が増えているとのこと。

いずれも聞いた話なのだが、たとえばこんな感じで。

ある若者は起業するのが夢だから就職はしないのだそうで大学を卒業してもう3年ぶらぶらしている。じゃあ、起業のために何かをしているかと言えば、全く何もしていない。ただ、就職してしまうと起業ができないから、という理由で就職だけはしない。

そして言う。「起業の仕方が解らない」「起業してもし失敗したらどうしようと思うと怖くて起業できない」。

別の若者(大学生)の話。「夢はあるか」という問いに対して明確に「ある」という答え。それは何かと問うと「サッカー選手になりたい」。しかし、彼はサッカー部員ではない。「サッカーは上手いのか」という問いに対しては、「仲間内では上手い。Jリーグの人が来てスカウトしてくれんかな」とのこと。

自信があるのではなく、うすぼんやりした憧れでしかない。

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Friday, July 06, 2007

映画『吉祥天女』

【7月6日特記】 映画『吉祥天女』を観てきた。

普段あまり見つけないジャンルの映画なのに何故観たかと言えば、それはキャストに魅かれたから。

まず、鈴木杏。

僕が彼女の名前を憶えたのは2000年の『ヒマラヤ杉に降る雪』というアメリカ映画だった。工藤夕貴が演じた日系人女性の子供時代の役で、このとき彼女はまだ漸くティーンズの仲間入りをしたかどうかという年齢(つまり13歳前後)で、確かあまり台詞もない役だったのだが何故か強烈な印象が残った。

でも、この子、きっと消えちゃうんだろうなあ、と思っていたら、ちょろちょろいろんなところに出てるみたい。で、蒼井優と共演した『花とアリス』の花役が僕との再会となった。その後が『空中庭園』の長女役。そして最近では『監督・ばんざい!』での岸本加世子の娘役。

いずれも非常に印象が強い。眼に魅力があるんだよね、この子は。かなりの近眼らしいけどね。

それから本仮屋ユイカ。

なんと言っても『スウィングガールズ』のちょっとトロいトロンボーン奏者。そしてTV版『世界の中心で、愛をさけぶ』でのクラスメイト役も良かった。

この子の巧さは大変なもんです。初っ端のシーンでは同級生と2人で転校生の鈴木杏に絡むんだけれど、自分が台詞を言っていない時もちゃんと受けの表情ができている。僕はよく台詞を言っていない時の役者に注目しているのだけれど、もう一人の同級生役の子はそれができていなかったので、本仮屋ユイカの演技が際立って見えた。

非常に自然。そして、自分を可愛く見せる術を知っている(これも女優としては大切なことだ)。

そして勝地涼。

僕は彼が出た映画も結構観てはいるが、最初に意識したのは『幸福な食卓』で、その前の『空中庭園』での鈴木杏の彼役や、もうひとつ前の『この胸いっぱいの愛を』で自分を捨てた母親を恨む少年役では名前を憶えるには至らなかった。この3つの役に『東京タワー』でのあのモヒカン刈りの男を並べると、この役者が如何に多彩であるかが解るはずだ。

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Wednesday, July 04, 2007

ワイシャツの袖とダンディさの考察

【7月4日特記】 今日会社で「おっ、半袖じゃないですか」と言われた。そう、去年も着てたし、今年は今週の月曜日から半袖のワイシャツで通勤している。割合早く気づいてくれたもんだ。

世の中には夏でも半袖のワイシャツを着ない男たちがいる。

曰く(もちろん全員の意見ではないだろうが)、「半袖のワイシャツだと汗で腕と(背広の)袖がくっつくのが気持ち悪い」と。

僕の場合は腕のその辺りにはあまり汗をかかない(ともかく手の平だけ大量に汗をかく。だから小学校のフォークダンスが恥ずかしくて仕方なかった)。だから腕と袖がくっつくという実感がない。

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Tuesday, July 03, 2007

昔の会話、今の回想、そして

【7月3日特記】 年を取ったせいなんだろうか? 最近時々大昔の、若かったころのやり取りが不意に脳裏に甦ったりする。

それは僕が、世の中にはこんなにも自分と違う人がいるのか!?と思い知らされたやり取りだった。

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Monday, July 02, 2007

Wise Registry Cleaner 2

【7月2日特記】 あれは Windows のどのバージョンからだっただろう。レジストリなるものが導入されて、途端にPCの基本的な設定が解りにくくなった。

これまでは config.sys とか autoexec.bat とか win.ini とか system.ini なんかのファイルを各自で書き換えたりしたものだった。あまり自信がなく、下手に書き換えて動かなくなるのが怖い人でも上記の設定ファイルを眺めて、「ははあ、なるほど、これは多分こういう意味で、こういう設定してあるんだな」などと考えたりしたものだった。

そこへレジストリが導入され、僕らは突然マイクロソフトから「お前らはそんな難しいことは知らなくて良いんだ」と一喝されることになった。

だが、このレジストリという代物、それほど優秀な奴でもないのである。それで僕は大抵レジストリを監視したりデフラグしたりするソフトを入れている。 

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Sunday, July 01, 2007

映画『サイドカーに犬』

【7月1日特記】 映画『サイドカーに犬』を観てきた。

この当時の初期の作品は読んでいないのだが、長嶋有はこのところ僕が贔屓にしている作家である。そして、監督が根岸吉太郎で主演が竹内結子。この組合せが気に入った。

根岸監督であれば、もう少し"固め"の配役をしても良いところだが、今回はかつてアイドル的な売れ方をした竹内結子である。そして、その彼女の離婚・復帰後の第1作である。

竹内結子にとっては結構正念場じゃないのかな、と僕は勝手に想像していたのだが、なかなか良い演技で巧く乗り切ったと思う。『いま、会いにゆきます』の時に随分巧くなったなあと感心した記憶があるが、伸びしろはまだありそうだ。

そして、この映画で誰よりも注目すべきは薫を演じた松本花奈である。自然な演技がとても素晴らしい。上では竹内結子主演と書いた(そして宣伝上もそういう扱いが多い)が、この映画の主演は紛れもなく松本花奈である。

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