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Monday, July 30, 2007

Gmail に返す言葉

【7月30日特記】 Gmail を快適に使っている。Firefox と合わせて、Better Gmail などという便利なアドオンも出てきたおかげで、ますます使い勝手が良くなった。

僕は古くからの Google ファンで、結構彼らのやろうとしていることに好感を抱くのだが、ひとつだけものすごく抵抗を覚えることがある。

それは彼らが常に「Google は検索が得意だから一生懸命整理なんかしなくて良いんですよ」という態度を取ることだ。僕に言わせれば、それは全くの逆と言うか、要らぬお節介と言うか、「そんなこと言うなよ。俺に整理させろよ!」という感じなのである。

「ぐちゃぐちゃのままで放っておいてくれてもすぐに検索してさしあげますよ」という Gmail からの申し出を素直に受ける気にはならないと言うか、気持ちが悪いと言うか、なんであれ僕は整理して分類するのであって、そういうこと抜きでいきなり検索するような人生観は採らないのである。

世の中には「整理が苦手」という人が割合たくさんいるようだが、僕にはどうもその感じが理解できない。

整理という作業は僕にとっては食事するような、呼吸するような、おしっこするようなものである。

意識することもなくやってしまっているという意味では呼吸のような、やらずにおこうと思ったってやらずにはいられないという意味ではおしっこのような、そして、やることによって満足感が得られ、工夫することによってなお楽しくなるという意味では食事ようなものである。

本屋に行くとナントカカントカ超整理術みたいな本がたくさん置いてあるが、手に取ってみようとも思わない。

書いてあることをそのままやるのは楽しくないし、他人の整理法を真似たってうまく行くはずがないし、他人のやり方が何等かのヒントになるとも思わない。

どうやって整理しようかと考えるのが一番楽しいのであり、やり始めた整理法をやりながら改善して行くのが整理の醍醐味である。そこにあるのは実地の歓びであり、他人の書いた本なんぞ読んでいる暇はないのである。

そして、整理→統計→分析と続く一連の流れはさながら音楽のようなダンスのような娯楽であり、そして自分の定めた整理法(=論理の流れ)に沿って目的のファイルを探し出す楽しみもまたある種軽快なスポーツのようなものである。

だから僕は自分の整理法で整理するし、その整理法を形作っている論理を遡って目的のものを見つけ出すので、検索してくれるのは何かの手違いで大変困っている時だけで構わない。

もちろん、そういう時には Google の検索能力は大変役に立つのである。

だから、そういう戦時に至らない、平時の整理は、どうか僕に任せてほしい。それが僕が Google/Gmail に感謝しつつ返したい言葉である。

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