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Sunday, June 17, 2007

東京考

【6月17日特記】 こないだ東京出張して久々に実感したのだが、東京に行くたびに思うことがある。

よく東京のことを冷たく厳しい街みたいに言う田舎出身の人がいるけど、独りで生きて行く人間に対して東京ほど優しい街はないんじゃないかと思う。

もちろん物価が高いという基本的に厳しい条件はある。その線を越えられない者は自殺するかホームレスになるか田舎に帰るしかない。でも、なんとかかんとかそこを越えて見通しが立って来ると、独りで生きて行く人間にこれほど優しい街はないと思うのだ。

食べるもの、着るもの、暮らしに必要なものがそこかしこで手に入る。しかも、値段も内容もものすごい幅のバリエーションを伴っている。そこにあるのは自由だ。

譬えて言えば、東京では車を持つ必要がない。車がないととてもじゃないけど不便で、という土地は日本中にたくさんある。一方、東京にいる限りJR・私鉄・地下鉄とバス・タクシーを乗り継げば何の不自由もない。でも、そんな東京で車を持っている人も山ほどいる。持ちたい奴は持てば良いのである。

カッコいい高級車を乗り回している奴がいて、「とにかく走りゃ良いか」と言うほどほどの車のオーナーがいて、「今は車がないけど将来はほしいから」と一生懸命節約してる奴がいて、「別に将来も今も車なんてなくて良いや」と呑気に構えている奴がいて・・・。それが大都会・東京であり、東京の持つ優しさなのである。

食べるところだって、格式の高い店から安かろう早かろうの店までさまざまだ。しかも、独りで入りやすい店がたくさんある。食に金をかけたい奴はかければ良い。マックで良いと言うのならそれもアリだ。

洋服だってそうだ。高いものも安いものも手に入る。あまり目立たない格好をしたいのか、思いっきり自己主張したいのか、どちらのファッションに対しても打ってつけの土地だ。それは君が選べば良い。

時々「人が多すぎてそれだけで疲れる」と言う人がいるんだけど、僕にはその感じが全然解らない。大勢の人がいきなり襲ってきたり話しかけてきたりするのであれば脅威だけれど、みんな知らん顔して歩いているだけだ。人が多いこと自体は治安上は安心材料だし、こんなに暮らしやすい環境はないと思う。

東京に行くたびに思う。東京は良いなあ、って。

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