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Wednesday, June 13, 2007

異業種監督に想う

【6月13日特記】 市川準監督の『あしたの私のつくり方』の記事に書いたのだけれど、昔から僕は異業種からの参入監督に対してどうしても懐疑的になってしまう傾向がある。そんなに簡単に映画が作れるもんかという反感を抱いてしまうのである。

それはある種、まっとうに苦労して修業を積んできた人たちに対する敬意であるのかもしれない(余計なお世話だが)。あるいは異業種監督の作品に何度か裏切られて(最たるものは村上龍本人が監督した『だいじょうぶマイ・フレンド』かな?)羹に懲りてなますを吹くというやつかもしれない。

だから、市川監督についても、結構気になっていたにも拘わらず、デビュー以来16作連続でパスしてきた。

『監督・ばんざい』の記事には書かなかったけれど、これは北野武監督に対しても同じで、だから僕は『その男凶暴につき』を軽くパスした。ところが、今となってはなんで観たのか定かではないが、ともかく『3-4x 10月』を観てしまったのが運の尽きで、以来テレビでの観賞を含めてだがほとんどの作品を観ている。

こういう風に僕の偏見は何度も破られてはいるのだが、いまだにやはりどうしても完全には払拭できない。

今、松本人志監督の『大日本人』をどうしようかと思案している。日経エンタに連載していた映画評を読む限り、僕とは必ずしも感性を同じくしないが、それでもかなりの眼力を持った、信頼できる鑑賞家だと思う。

でも、やっぱり作るのと見るのとは違うと思うんだよなあ。見事な分析ができるからと言って見事な映画が作れるとは限らない。やっぱり監督をやらせるとそんなにうまく行くはずがないという気がしてならないのである。

これは、ただし、必ずしもいつものような異業種監督に対する謂れなき偏見によるものではない。だって、予告編がめちゃめちゃつまらなそうなんだもん。

ま、これからぼちぼちいろんな人の評判を聞いてから、見るか見ないか決めようと思う。

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