日経新聞売り切れです
【4月6日特記】 僕の経験則で言えば毎年4月になると駅売りの日経新聞が売り切れていることが多い。
もう何年も通勤している人が4月だけ買うとは考えにくい。多分新入社員が買うのではないかなと思う。「社会人になったんだから日経新聞くらい読まなくちゃ」みたいな感じだろうか。
おかげで僕が毎朝買っているベンダーは空になっていることが多く、仕方なく乗換駅の売店で買うのだが、電車の接続が良いので結構せわしないことになってしまう。
ただし、例年それも連休明けには落ち着いてくる。
「せっかく読み始めたのに1ヶ月しか持たないのか?」と思っていたのだが、単純に4月に読み始めた新入社員が5月にはやめてしまったのだと結論づけるのは早計である(もちろんそういうケースも少なくはないだろうが)。
そこから判る事実は、単に読み始めた人の数と読むのを止めた人(新入社員とは限らない)の数が均衡しているというだけのことだ。
とはいえ、買うのをやめる人が5月に際立って多い理由も解らない。去年の新入社員が13ヵ月読み続けて突然止めると考えるのも不自然である。ならばやっぱり4月の新入社員が5月に断念するという可能性が一番高いのかな?
ただ、こういう考え方は全ての通勤客を「日経新聞を毎日買う人」と「日経新聞を買わない人」に二分してしまっているところが危うい。実際には「買ったり買わなかったりする人」や「時々買っている人」がある程度の割合を占めるのである。視聴率分析をするときにもこういう人たちの存在を忘れがちなのである。
ま、いずれにしても、4月に新聞の自動販売機が空になるのは、やはり4月が「何かを始める月」だということなのだろう。
日経新聞は初心者にはおっそろしくとっつきが悪い読み物である。しかし、読み続ければ続けるほど面白くなってくる。僕としては売り切れになるのは困るのだが、もう少し読み続けてみたら?と言ってみたい気もするのである。
ただし大手全国紙の中では飛びぬけて文章が下手であることも間違いないとは思うが・・・。
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