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Thursday, March 15, 2007

EXスペシャルドラマ ミヤコ蝶々ものがたり

【3月15日特記】 ちょっと仕事上の因縁といきさつがあって、EXのスペシャルドラマ ミヤコ蝶々ものがたり『泣いて愛して笑わせた昭和の天才女芸人!!』を観た。

やっぱりちょっとキツかったね。僕としては「最後まで辛抱して見た」という感じ。

ミヤコ蝶々と言えば関西の芸能界では確かに巨人だった。熱心なファンも多かったし、番組を作る側の人間にも信奉者がいた。そういう意味では彼女を主人公にしたスペシャル・ドラマが企画されることに不思議はないのだが、何と言うか、テーマに現代性がないのである。

むしろ2Hスペシャル向きではなくて帯ドラマ向きの企画だったんだろうと思う。

大石静の脚本、テレビマンユニオンの合津直枝のプロデュースを以てしてもこれまでか、という感じが拭えない。

どんなに偉人であったとしても、40代半ばより下の世代はミヤコ蝶々という芸人にもはや明確なイメージを持っていないでしょう? だから苦しい。

南都雄二に扮した山本太郎は好演してたし面影もあった。脇を固めた橋爪功や石倉三郎も良かったし、ミヤコ蝶々と男を取り合う役回りになった秋野暢子と国生さゆりがめっちゃ怖かったし、それなりに頑張った出来ではあったのだけれど、ヒロポン中毒とか略奪結婚の応酬とか、そういうことにやっぱり共感と言うか実感が持てない。

詰まるところ、冒頭に書いたように、テーマに現代性がなかったということに尽きるのではないだろうか。

ミヤコ蝶々に扮した久本雅美も普段の大げさな演技を抑えて一生懸命健気さを出していたけけど、もしミヤコ蝶々先生が生きていてこれを見たら、きっとかなり辛辣なことを言ったと思う。

明日になったら判るけど、視聴率的には惨敗だろうな。あとは年配の視聴者たちがどのくらい満足したか?

たとえ視聴率は低くても「良かった」「感動した」という投書や電話が一杯来れば、演者やスタッフは救われるものである。

そういう便りが多いことを祈るのみである。


【3月19日追記】

書き忘れていたのだが、意外や意外、視聴率は関東地区でかつかつ2桁、関西地区では13%もあった。

個人視聴率を見るとF3層(女性50歳以上)での健闘が目立つ。
関西では同時間帯トップだし、関東でも2桁取っている。さらに関西地区ではM3(男性50歳以上)もトップ、2桁あり。

『渡鬼』の裏でこの数字は立派。

やはり、その年齢層に対するミヤコ蝶々の影響力の大きさを感じずにはいられない。 

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