特別な日
【1月17日特記】 昨日の15時から本日の15時まで、ココログ恒例のメインテナンスのためにブログの更新ができなかった。コメントやTBを受けつけてもらえなかった方もあるかもしれない。
ココログのメインテナンスは、常にそうなのかどうかは定かでないが、火曜日であることが多い。今回もきっとその慣例に倣っただけなのだろう。しかし、1月17日と言えば阪神淡路大震災の日なのである。この日に15時間にも渡って記事を書く機会を奪ってしまうというのは如何なものか。他ならぬこの日に地震についての、あるいは「あの日」についての記事を書こうとする人が山ほどいたのではないだろうか?
多分、東京にいる nifty の担当者はそんなこと夢にも考えなかっただろう。あるいは、少しは思い出したかもしれないが、「12年も前のことだから、もういいか」くらいの軽い対応であったに違いない。
しかし、12年経とうが今どこに住んでいようが、あの日あのとき阪神地区にいた人間にとっては、1月17日は永遠に特別な日なのである。
あの日は3連休明けの火曜日だった。ものが連続して落ちては壊れる音の洪水の中で、畳の上を右へ左へとゴロゴロ転がされながら、それでもますます振幅が大きくなる揺れを身体でしっかりと感じ取り、「ああ、俺は死ぬんだなあ」と思った冴え冴えとした感覚を今も明確に覚えている。
あの日の夜だったのかそれとも前の晩がそうだったのか記憶がはっきりしないのだが、あのときに見た満月が脳裏にこびりついている。12年経った今でも、満月を見るとあの日の恐怖感が蘇ってくる。
今日はそういう特別な日なのである。
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