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Wednesday, December 13, 2006

随想:間違い留守電

【12月13日特記】 間抜けなものの代表例として間違い電話の留守電メッセージが挙げられる。

昨日もノロウィルスで臥せっている間に留守電が入った。

「あ、先生、私です。如何お過ごしですか?
来週伺おうと思うのですが、ご都合は如何でしょうか?」

と言われても困ったもんである。

しかし、ウチに電話してきた50~60代と思しき女性と「先生」との関係は何なのだろう?
「先生」と敬称で呼びながら、自分のことは「私」である。うむ、いろいろと想像は膨らむ。だが、基本的に間抜けである。

そう言えばウチにはよく「先生」と呼びかける間違い電話が掛かってくる。

東京の久我山にいた頃、帰ってきたら入っていた留守電。中年男性のすごく丁寧な口調である。

「せ、先生っ! も、申し訳ございません。中央高速が大渋滞でとても約束のお時間に間に合いそうもありません。なんとか、できるだけ早く・・・」

と延々語られても困ったもんである。

まさか市外局番03は間違えなかっただろうから、山梨かどっかから東京の「先生」のところまで中央道かっ飛ばすつもりが大渋滞。まことにもってお気の毒だが、それを見ず知らずの人間に謝ってるのも間抜けである。

そう言えば、話は戻るが、自分のことを「私」と称した留守電メッセージをもう1件思い出した。女性のアンニュイな声で、

「あ、もしもし、あたし。あのねえ・・・」

実はこれは間違いではなかった。妻の友人である。僕が先に帰宅してメッセージ聞いてぎょっとした。

しかし、同居している家族がいると知っていながら、自分のことをいきなり「あたし」って言うか? で、結局最後まで名乗らないから訳わかんない。

訳わかんないと言えば、こんなのもあった。ずいぶん昔のことで細部は忘れてしまったが、

「・・・の・・・・がザンルイホヘキであります」

明らかに相手を間違って吹き込んだメッセージだとは思うのだが、なんか改まった軍隊調の喋りなのが変なのである。今で言うならケロロ軍曹っぽい。

で、ザンルイホヘキ──これが謎である。どんな漢字なのか解らない。辞書も繰ってみたがもちろん載っていない。

いまだにこれを思い出すと首を傾げてしまう。

しかし、そんなことをいつまでも考えている僕が一番間抜けな奴なのかもしれない。

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