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Saturday, December 30, 2006

『スクラップ・ヘブン』

【12月30日特記】 WOWOW で録画しておいた『スクラップ・ヘブン』を観た。李相日監督。『フラガール』と同じ監督とは思えない。もちろんこっちのほうがずっと良い。ただし、世間には『フラガール』のほうがずっと良いと言う人もたくさんいるだろう。

バスジャックされた。乗客は3人。

ひとりは刑事(加瀬亮)、と言っても総務課でデスクワークしかしたことがない。いよいよ自分の真価を発揮する絶好のチャンスだが、何もできないうちに犯人はピストル自殺してしまう。

もうひとりはトイレ掃除を生業とする青年(オダギリジョー)。犯人に肩を撃たれて倒れる。

最後のひとりは薬剤師(栗山千明)。右目が義眼。バスの中で狼狽して、その義眼を落としてしまい、犯人の手許までころころ転がる。実は家で爆薬を調合している。

その3人が後にめぐり合う。まず加瀬とオダギリ。2人は復讐代行業を始める。うまく行く。でもそんな「草の根運動」では何も変わらないことに気がついた2人は──。

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大掃除

【12月30日特記】 クリスマスは好きだけど年末年始は嫌い。それは日本のクリスマスはめいめい好き勝手に楽しめば良いのに対して、年末年始にはいろいろとしきたりや儀式があるからだろうと自分では分析している。

しきたりとか儀式とかいったものは大嫌いだ。

クリスマスにもいろんな風習はある。宗教的な要素を除いても、飾りつけとかプレゼントとか。ただ、そんなもの何もやらなくたって白い眼で見られたりもしない。ただ単にケーキが食べられれば満足な奴もいれば、女とラブホに行ければ幸せな奴もいる。それで良いのが日本のクリスマスである。

年末年始には飾り物やら料理やら挨拶廻りやら年賀状やら、いまだに日本人の多くが抜け出せないでいる制約が多い。だいいち「おめでとうございます」なんて何がめでたいのやら──小学生時代からの疑問がいまだに解けない。だから言う気もしない。何度も言わなければならないので余計言う気にならない。

しきたり、儀式、風習。そういったものが悉く鬱陶しいのである。

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Friday, December 29, 2006

年末に中年男集う

【12月29日特記】 一昨日、小学校以来の友人たちと3人で食事をした。職場も家庭環境も全く異なる3人の中年男はいろんな話をした。

どうして最近の小学生は苛められると自殺するんだろう?
小学生時代の僕らはどんなに悲しくても苦しくても辛くても自殺するということを思いつかなかったけど・・・。

とか、

朝日新聞の「いじめられている君へ」は大人の読者宛の文章になっていないだろうか?
子供たちに対してあの文章は説得力があるんだろうか?

とか、

最近の若い奴はなんでこんなにダメになっちゃんたんだろうか?

とか、

僕らが上の世代から受けたシゴキともイジメともつかない仕打ちを、僕らは下の世代にはやりたくない、という思いが結局下の世代をスポイルしてしまったのではないか?

とか、

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Thursday, December 28, 2006

投票:日本インターネット映画大賞

【12月28日特記】 12月26日の記事にコメントがついて、「日本インターネット映画大賞」の投票に参加してほしいとのこと。僕とあまりに志向が違うようなら辞退しようと思いながら昨年の投票結果を見たが、全面拒否するほどの差はなかったので参加することにした。

作品賞投票ルールはこうなっている。

  • 選出作品は5本以上10本まで
  • 持ち点合計は30点 
  • 1作品に投票できる最大は10点まで

ちょうど12月23日の記事で10本選んだところなので、それをそのまま援用すれば良いようなものだが、持ち点合計30点というのが難しい。

持ち点合計55点なら1位に10点、2位に9点、3位に8点と入れて行けば良いが、30点となるとちと難しい。
いっそのこと10作品均等に3点ずつつけようかとも考えたが、良い映画に対してはもう少し高い点をつけておきたい。
じゃあ、この10本を5本か6本に削ろうかと試してみたのだが、切り落としてしまうには惜しいのである。

迷った結果、以下のような投票をしてみた。

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Tuesday, December 26, 2006

回顧:2004-2006年鑑賞映画

【12月26日特記】 僕には「50歳までに映画を(映画館や試写会で)500本観る」という目標があった。僕は目標を立てることが大嫌いなタチだが、これだけはいつからかずっと僕の目標だった。

年に100本も200本も観る人からすればなんでその程度の数字が目標になるのか解らないだろうが、それは一旦弾みがついてしまった人の感覚、慣性の法則に乗ってしまった人の感じ方である。

50年で500本と言えば確かに年間10本のペースに過ぎない。ただ、この世に生まれて何年間かは誰しも映画を観ないはずだ。9歳の誕生日から毎月1本ずつ観ても、50歳までに500本には少し足りない。今の小学生は知らないが、僕らの頃には毎月1本ずつ映画を観ている小学生なんかいなかった。

それを考えると、ある時期以降確実に月1本を上回るペースで映画を観ることが必要になってくる。

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Monday, December 25, 2006

Firefox 記念日

【12月25日特記】 今日で Netscape から Firefox に乗り換えて丸1年。

まだ一部言うことを聞いてくれないページもあるが、逆に何度かのバージョンアップを経て以前は表示できなかったページが表示できるようになっていたりもして、概ね快調。

やっぱり僕は IE7 よりも Firefox のほうが好き。

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Xmas Cake

【12月25日特記】 クリスマスはやっぱりケーキが食べたいのだ。そう言ったら妻には笑われたけど。

酒を飲まないからというようなことじゃなくて、年が幾つかなんて関係なく、クリスマスはやっぱり甘いケーキが食べたいのだ。

単身赴任の2年間もちゃんとケーキは買ってきて、独りの部屋で食べていた。独りっきりのクリスマスでも、甘いケーキがあれば淋しくなかった。淋しいのは年末だ。

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Sunday, December 24, 2006

『歓びを歌にのせて』

【12月24日特記】 WOWOW で録画しておいた『歓びを歌にのせて』を観た。2005年のキネ旬では外国映画の115位にランクされているスウェーデン映画である。

ヨーロッパの、それも英仏独伊あたりとは違う国の映画を見ていると、やっぱり文法が違うなと思う。ハリウッドとも日本とも。あるいはヨーロッパの大国とも。

2人の会話を交互に撮る1ショットがくどいなと思うところがあったり、室内のシーンで顔にこれだけ日光が当たってるのも珍しいなと感じたり、ということもあるのだが、それよりもなんかイマイチよく解らないシーンがあったり、よく解らない繋がり方をしてたり、いや、何よりも全てを描き切らないうちに次のシーンに飛んでしまうようなところがある。

でも、そのよく解らないものの集積であるはずの映画はやっぱりよく解らないかと言えばその逆で、非常に印象深いのである。

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Saturday, December 23, 2006

回顧:2006年鑑賞邦画

【12月23日特記】 2006年は邦画を44本観た。年間100本も200本も観る人からすれば、「なんだたったそれだけ?」と言われるだろうが、これでも僕の年間新記録なのである。

で、新記録で調子に乗って、その44本から何本か選んでみることにした。

──と、今年の1月5日に書いた記事と数字以外は全く同じ書き出しで始めてみた。

今年はまだ何日か残っているので、まだ1本くらいは邦画を観る可能性もあるが、もうそれほど素晴らしいものは残っていないのではないかなと思い総括記事を上げることにした。もし、年内に順位を揺るがすような名作を観たら、また改めて追加訂正を書く。

ところで、2005年版のこの記事を書いたときにはまだ鑑賞映画リストがなかったので記事内に一覧を載せたが、その後リストを作成して左の欄(RECENT POSTS の下)にリンクが張ってあるのでそれを辿って見てほしい(この文中にもリンクを張っておきます)。

さて、去年分は「『キネマ旬報ベストテン』の20位以内に入りそうなもの」という観点で6作品を選んだが、今年は「『キネマ旬報ベストテン』の20位以内に入ってほしいもの」という観点で選んだ(このニュアンスの違いを解ってほしい)。

対象は2006年に映画館や試写会で観たもの。TVやDVDで観たものは含まれない。なお『運命じゃない人』は既に2005年度の5位に選ばれているのでここでは除外した。

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Friday, December 22, 2006

いじめられている君へ-2

【12月22日特記】 もう毎日ではなくなったかもしれないし1面の記事でもなくなったようだが、朝日新聞の「いじめられている君へ」「いじめている君へ」というコラムがずっと続いている。毎回いろんな人がいろんなことを書いているが、中には随分間抜けなことを書いている人もいる。「何を説得力のないことを書いているのか」と思う文章もある。いや、それは僕がそう感じるだけで、多分同じ文章を読んで勇気づけられたり何か大事なことに気づいたりする人もいるんだろう。人の感じ方ってそんなもんだ。

いじめられたりいじめたりしている当事者の小中高生が読んでも多分同じで、なるほどと思うものもあれば反発を覚えるものもあるだろう。ただ、これらの文章の書き手に共通していることは、みんな真剣に当事者たちのことを考えて、彼らのためになりたいという思いに突き動かされて書いているということだ。そこにはある種のパワーを感じずにいられない。

実は僕も高校時代に同級生から突然「お前なんか死ね」と言われたことがある。これは継続的に行われたわけではないので「いじめ」という範疇には含まれないのかもしれないが、いずれにしても深く傷ついたことには変わりがない。何故そんなことを言われなければならないのかさえ解らなかった。何の心当たりもなかった。ただ、そこにあるのはどす黒くとぐろを巻いた悪意の塊であった。

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『strawberry shortcakes』魚喃キリコ(書評)

【12月22日特記】 痛々しい話。

読む人によって、今までにここまで痛々しい思いをしたことがない人だったり、あるいは逆にもっともっと痛々しい思いをしてきた人だったりするだろう。だけど、これはどんな人が読んでもリアルに感じられる痛々しさだ。

それはその痛々しさが激しいか穏やかかということに拠るのではなくて、生きるということに対して本質的な痛みが描かれているからなのではないかと思う。人生に本質的な痛々しさ──。

帯の宣伝文句にある「等身大のガールズストーリー」というのもちょっと違うような気がする。でなければ、僕のような中年男にこれだけの感慨を持たせるはずがない。

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Thursday, December 21, 2006

アニメ主題歌考

【12月21日特記】 昨日の記事の続き。

こうやって昔のアニメ(や実写もの)の主題歌を聴いていると、特に石川進のケレン味たっぷりの歌い方なんかを耳にすると、昔のアニメって本当に全力で子供たちに向けて曲作りをしてたんだなあ、という気がする。

今のアニメの主題歌って、ちっとも子供向けじゃないものが多いし、レコード会社とのタイアップばっかりだ(なんて、その片棒を担いでいる立場の会社に勤めている僕が軽々に書くことではないのかもしれないが・・・)。

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Wednesday, December 20, 2006

懐かしのTV主題歌 on JAL

【12月20日特記】 今日、東京出張からの帰りの機内で懐かしいものを聴いた。

僕はいつもJALに乗っている。何故JALを選んだかというとたまたまにすぎなくて、特にこれという理由もないのだが、では何故ANAに乗らないかといえば、マイレージを考えるとJALに固めたほうが得だからだ。

まあ、そんなことはどうでも良くて、僕が聴いたのがJALのオーディオだったということを書きたかっただけ。

いつもは大体「Jポップナウ」というチャンネルを聴いているのだが(事実今回も往路はそれを聴いていたし、復路でもう一度聴き直すことも多い)、「Jポップクラシックス」チャンネルのメニューが気になったのだ。

題して“60年代の懐かしのTV主題歌”──「そんなの俺生まれてねーや」と思ってここで読むのやめる人もいるでしょうね。さよなら。気が向いたらまた時々読みに来てね。

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『ウェブ進化論』梅田望夫(書評)

【12月20日特記】 これはなかなかの良書である。ただし、「インターネットのことを全然知らないからこれでも読んで勉強するか」という人には少しハードルが高いだろう。

日頃ネットに接していればいるほど、ここに書いてあることに実感として共鳴できるのではないだろうか。

この何年かで僕が痛切に感じていることは検索技術の進化がウェブの世界を激変させたということ。著者はこのことを充分認識した上で、さらに大きな要素をいくつか加えて、ウェブの世界の過去・現在・未来を解き明かしている。

序章で述べられている、1990年代半ばから現在に至る「三大潮流」は、1)インターネット、2)チープ革命、3)オープンソース、である。そして、第4章では「総表現社会=チープ革命×検索エンジン×自動秩序形成システム」という方程式で今後の社会を総括しようとしている。

これだけを読んでも多分何のことか解らないだろう。でも実際に読んでみればかなり納得できるはずだ。普段ネットに接していればいるほど、その納得は深いものになるのではないかと思う。

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Monday, December 18, 2006

Norwalk (No way !)

【12月18日特記】 僕に続いて今度は妻がノロウィルスに倒れた。僕がうつしたにしては潜伏期間がやけに長いので、ひょっとしたら他の感染ルートかもしれない。

僕の場合は高熱と激烈な下痢、妻は熱も下痢もなく四六時中吐き通し、と症状も異なるが、同じウィルスでも人によって随分症状は違うらしい。いずれにしても吐くのが一番辛いし体力も消耗するのではないだろうか(今は寝ている)。

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Sunday, December 17, 2006

成功体験と伝達技術

【12月17日特記】 成功体験を持っている人たちは得てして厄介な存在である。

「俺はこうやったから成功した」と彼らは誇らしげに語る。それだけでやめておいてくれれば良いのに、親切にも「だから君らもそうしなさい」と導いてくれる。

挫折と成功を繰り返して、たくさんの「こうすれば良い」を持っている人なら良いのだが、2~3の引き出ししかない人もいて、中にはあまりにも乱暴なたった1つの「こうすれば成功する」(例えば「根性さえあれば何でも乗り越えられる」)で押しまくる人もいる。そうなるとそれはもう宗教である。

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Saturday, December 16, 2006

Merry Xmas !

【12月16日更新】 去年「年賀状やーめた」宣言をして Xmas カードに切り替えた。
宗教上の理由で受け取り拒否をする人が1人くらいいるかと思ったら全くなかった。さすが多神混交の国ニッポンである。

で、今、今年の分を製作中である。作っているときが一番楽しい。ちなみに毎年2種類作って、相手が誰かによらずランダムにお送りしている。

去年こちらから Xmas カードを出してなくて(翌月)年賀状を頂いた方には一応お出しするつもりなのだが、しかし「先方は今年は年賀状を出す気はないだろうなあ」と思われる人には出さないでおこうという気もあり、この辺はなかなか難しい。

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Thursday, December 14, 2006

『荻窪ルースター物語』佐藤ヒロオ(書評)

【12月14日特記】 この店には何度も行っている。会社の後輩がメンバーの1人として出演すると言うので「'70年代歌謡曲の夕べ」を聴きに行ったのである。それですっかりハマってしまってその後何度も足を運んだ。ただし、このバンドのこの演目の時にしか行ったことがない。

そういう意味では僕は、この本の著者でありこの店のマスターである佐藤さんが期待する客には育っていないということだ。育たないまま転勤で東京を後にしてしまった。それを思うと佐藤さんに申し訳ないような気がする。

変なマスターである、佐藤さんは。「私が当店の総支配人アントニオ・ロマーリオです。気軽に佐藤さんとお呼びください」と佐藤さんは言う。

開演前、及び第1部と2部のインターバルに自ら舞台に上がり、珍妙なアナウンスやマジック・ショー(いずれも毎回ほぼ同じですが)を繰り広げる。それを笑いながら見ているとただの面白いおじさんのように思ってしまう。

だが、この本を読むと、この人が如何に堅固な思想性を持ち、如何に純粋な信念に基づいてお店を運営しているかが初めて解る。

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Wednesday, December 13, 2006

随想:間違い留守電

【12月13日特記】 間抜けなものの代表例として間違い電話の留守電メッセージが挙げられる。

昨日もノロウィルスで臥せっている間に留守電が入った。

「あ、先生、私です。如何お過ごしですか?
来週伺おうと思うのですが、ご都合は如何でしょうか?」

と言われても困ったもんである。

しかし、ウチに電話してきた50~60代と思しき女性と「先生」との関係は何なのだろう?
「先生」と敬称で呼びながら、自分のことは「私」である。うむ、いろいろと想像は膨らむ。だが、基本的に間抜けである。

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Tuesday, December 12, 2006

サバ言うな、この野郎

【12月12日特記】 ノロウィルスで寝込んでいる間にこのブログのアクセスカウンタが50,000を突破した。

5万と言えばサバを読んだり大げさに言ったりする際の代名詞である。いや、品詞としては数詞なのだろうけど・・・。

まさにそれをネタにした『五万節』という歌がある。ハナ肇とクレイジーキャッツのヒット曲、作詞は言わずと知れた青島幸雄である。

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Monday, December 11, 2006

ノロウィルス

【12月11日特記】 ノロウィルスにやられた。母にうつされた。母の吐いたゲロが洗面所に詰まっていたので、それを手で取り除いたからなあ、うつっても仕方ないか。

猛烈なさむ気。38.2度の発熱。
そしていまだかつて経験したことがないような激烈な下痢。

完全な水便。それが何度も何度もいつまでもいつまでも出る。

今日は会社を休んだ。医者に行った。そして寝てた。今漸く起きてきた。
熱も下がって少し回復した感じ。でも、下痢止めの薬はなかなか効かない。
お腹がキュルキュル鳴っている。

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Saturday, December 09, 2006

感心している場合ではないが・・・

【12月9日特記】 感心している場合ではない──それは自分でもよく解っている。しかし、時にはふと我に返ってなるほどなあと感心するくらいの瞬間がなければ、こちらの神経が持たない。

そういう瞬間が持てた時にふと思ったこと──認知症という病名は、なるほどうまくつけたものだ。

自分の母親が認知症になるまでは、僕はそれは痴呆症の体の良い言い換えでしかないと思っていた。

そもそも「症」という字は健忘症とか失語症とか不眠症とか骨粗鬆症とか、ともかく異常や欠乏など否定的な状態を表す言葉の後につけるべきものだ。その点、認知症という病名は構成がおかしくて、本来はやはり認知障害とでも言うべきところだ。

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Thursday, December 07, 2006

The best season in the year

【12月7日特記】 寒いのは苦手だけれど、この季節はとても好きだ。

なぜなら街中に Xmas 用のイルミネーションが溢れるから。とても綺麗。

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Tuesday, December 05, 2006

メインテナンス中

【12月5日特記】 本日午前10時から、cocolog は53時間に及ぶメインテナンスに入るそうです。そういう訳で暫く更新できません。

ひょっとしたらTBやコメントもつけられないのかもしれません。あしからず。

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Monday, December 04, 2006

『NANA2』マスコミ試写会

【12月4日特記】 『NANA2』のマスコミ試写会を見てきた。完成したばかりだそうである。TVの場合は放送当日に完成なんてこともたまにあるし、生放送なんて言わば作りながら公開しているようなもんだけど、映画の場合、完成がこんなに間際になることは珍しい。

だからまだ世の中にあまり情報が出ていないのではないかな。

この映画は言うまでもなく『NANA』の続編である。だから、原作がどうだとか人物設定がこうだとかくどくど書くのはやめておこう。当然前作を観た人が観るものとして作られている。

監督は同じ大谷健太郎である。脚本は浅野妙子との共同執筆から大谷健太郎単独に変わった。カメラマンも前作の鈴木一博から清久素延という人に代わっている。(宮崎あおい)

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Sunday, December 03, 2006

IE7便り

【12月3日特記】 会社のPCに Internet Explorer 7 を入れてみた。

「もうタブ・ブラウザを使い始めると他のブラウザが使えない」と言って会社でも Firefox  を使っている人もいるのだが、僕の場合は家では Firefox 、会社では IE と使い分けている。

で、Microsoft が Firefox の真似をした IE の ver.7 が出たと聞いたのでバージョンアップしてみた。

やっぱりタブ・ブラウザのほうが格段に使い心地が良い。

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『翻訳教室』柴田元幸(書評)

【12月3日特記】 東大文学部教授である柴田元幸の授業を文字に起こしたものである。はあ、東大ではこんな講義をしているのか。言い様もなく素晴らしい翻訳演習である。読んでいると羨ましいのを通り越して何か甘美な夢でも見ているのではないかという気さえしてくる。

本来翻訳というものは、このくらい英語と日本語の両方に通じている人にしかできない作業なのである。

英語の読み書きができるというだけでは勿論ダメで、日本語の特性をも深く理解している必要がある。英単語のニュアンスと用法を熟知して、その意味をできる限り正確に反映できる、こなれた日本語の表現に転化して行かなければならない。そして、言葉の背後にある文化や宗教、時代背景にも気を配れないと、総体としての“意味”は伝えられない。

──それが柴田教授が教えようとしていることなのではないだろうか。

にも拘らず、世の中には単に英語ができるというだけで、いや日本語も英語もろくにできないくせに、機械的に単語を置き換えて「翻訳」と称している(特に専門書まわりの)似非翻訳家が五万といる。

僕はこの本を読んでいると、自分にそんな翻訳能力があるわけでもないのに、世の翻訳家を片っ端から捕まえて、「おい、お前はこんなことまで考えて訳していたか?」「こういうことまで考えて単語を選んでいたか?」と順番に頭をはたいて回りたくなる。

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Saturday, December 02, 2006

映画『パプリカ』

【12月2日特記】 映画『パプリカ』を観てきた。

原作は読んだ。が、10年以上前だ。例によってほとんど何も憶えていない。パプリカが他人の夢の中に入りこんで精神的な治療を施す──ということぐらい。登場人物もストーリーもほぼ完璧に憶えている妻の頭の中は一体どうなっているのかと思う。

僕はアニメについては全然詳しくない。平均すると年に1本も見ていないはずだ。だから、アニメーション通が見ると違った見解が出てくるのかもしれないが、

めっちゃ面白かった眩暈がするほど\(◎o◎)/

普段何の装飾もなく淡々と書いている僕がフォントに色をつけたり文字を拡大したくなるほど興奮した。まさに圧巻!酔った!夢に見そう!

いきなり本編が始まったかと思うと息もつかせぬ展開。そしてタイトル。それに続くシーンにスタッフ名が次々とかぶって来るのだが、まあ、なんとも粋なこと。のっけから「いいぞ!良さそうだ」という期待が高まる。

予告編で見たときは画自体も動きもちょっと粗いかなという気がしたのだが、いざ見始めるとめくるめく画面に魅了され、そんな感想はほとんど飛んでしまった。寧ろそういう「作風」だと言ったほうが良いのかもしれない。

パプリカの髪が突風にも大して乱れないのが少し不自然だが、あれは多分制作者があまり乱したくなかったのだろう。ひらひらとはためく襟などもちゃんと描かれており、手抜きの感じはなかった。1箇所、走る車のタイヤの動きを描いていないことが気になった程度。

色彩、動き、それから線のタッチ──CGに頼り切らない、魅力溢れる作画である。
着想の面白さ、そして正しいエロチシズム!
そして音楽が見事にマッチ。平沢進って誰かと思ったら、幻の名バンド P-MODEL の人だったんですね! いつまでも耳に残るテクノ風のサウンド。

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