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Tuesday, October 17, 2006

テレビの逆襲

【10月17日特記】 1994年に僕がPCを買ったのは「電子メール」(当時単に「メール」と言えばそれは郵便のことだった)がやりたかったわけではなく、「パソコン通信」(当時インターネットはまだコスト面・技術面での障壁が高くてごく一部の人たちのものだった)をやりたかったからでもない。

ワープロや表計算のソフトを使いたかったからでもなければ、グラフィックやゲームに興味があったというのでもない。

僕はひたすらデーターベースを構築したかった。

だから、僕が最初に買ったアプリケーションは MS Word でも MS Excel でもなかった(もっとも、買ったPCには MS Word と MS Excel の簡易版を統合した MS Works というソフトがバンドルされていたが)。僕が最初に買って勉強したアプリは Microsoft Access だった。

目的は2つ──年賀状印刷を兼ねた住所録と、鑑賞した映画のデータベースを作ること。

従って、いまだにウチの年賀状は(と言っても去年から年賀状はやめてクリスマス・カードに換えたのだが)年賀状作成用のソフトから印刷したものではなく、 Microsoft Access のレポートである。

そして、それから2年ほどかけて作り上げた映画データベースは日々更新され、このブログに於いてもいろいろな記事の素材になっている。

Microsoft Access は、PCを買ってすぐの人間が手を染めるにはおっそろしく取っつきの悪いアプリケーションだが、勉強するのもデータベースを作り上げるのもとても楽しかった。

一方、Word と Excel は会社で使うようになり、ほかにもパワポとかいろんなソフトも覚えて、そうこうするうちに本格的にインターネットの時代になった。
今日書きたいのはそこから後のことだ。

インターネットを閲覧するようになって痛切に感じたのは「テレビはなんと不自由なものだ!」ということである。

どういう場合にかと言えば、例えば天気予報、例えば交通情報、例えば株価の情報。

TVからもそういう情報は得られる。ただし、自分がその情報を得たい時にその番組をやっているとは限らない、と言うか、滅多にそんなにうまいタイミングでやっていないものだ。

たまさか自分が見たい時にドンピシャその番組が放送されていたとしても、本当にほしい情報が出てくるまで待つしかなかった──自分が住んでいる県の天気予報、自分がこれから出かける地域が渋滞しているかどうか、自分が売りたい株の値段、等々。

自分が見始めた時にはすでにその情報は紹介された後かもしれない(そして、それは番組を最後まで見終わって初めて判る)。

ああ、これではTVはインターネットに勝てるわけがない──そう思った。

ところが、である。10/12の記事に書いたとおり、地上波デジタルTVのデータ放送が始まって、例えば天気予報に関して言えば、TVは再び完全に優位に立った。

今日書きたかったのはそのこと。

かつては必ずインターネットで天気を調べていたのだが、今では専らデータ放送である。
調べようと思ってから見るまでの時間は圧倒的に短縮された。

ま、たまにこういう仕事上の宣伝めいたことを書いても良いだろう。

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