bk1 の不思議
【10月7日特記】 HPのほうをお読みいただいている方ならご存知かもしれないが、僕はオンライン書店ビーケーワンに書評を投稿している。2002年2月以降、読み終えた本のほとんどについて書評を投稿してきた。
ただし、書いてすぐに掲載はされない。
書評を書いて投稿ボタンを押すと、一応 bk1 が内容をチェックしてからアップされるというシステムになっていて(とは言え、投稿したものがアップされなかったことは一度もないが)、投稿してから掲載されるまでに幾許かのタイムラグが生じるのである。
で、僕自身はそのタイムラグがどれくらいか大体解っているので、「もうそろそろアップされてるかなあ」と思ってチェックしてみると、大抵先客がいるのである。これが不思議で仕方がない。
何故それが判るかと言えば、書評の下には「この書評はいいと思った・・・はい/いいえ」というボタンがあって投票できるようになっており、さらにその下には「現在の投票 はい:○人(xx%) いいえ:△人(yy%)」という表示が出ているのだが、僕が初めて見た時点で集計ゼロのケースは滅多になくて、大抵「はい:2人(100%)」となっているのである。
この人たちは何故僕より早く僕の書評を読んだのだろう?
僕自身は(当たり前だが)いつ投稿したかを知っていて、しかも前述の通り載るまでのタイムラグが大体解っているので、かなり正確にアップされる時期を把握しているつもりだ。
それよりも前に僕の書評に目を通している人って何なんだろう?
僕のファンか? いや、仮にそんな物好きな人がいたとしても、僕の書評がアップされたことをリアルタイムで知る術がない。また仮に「書評検索」で僕の書評者名を検索してくれているとしても、常に僕が自分の書評を読むちょっと前にアクセスするのは不可能だ。
もちろん「はい:2人(100%)」の2人はいつも同じ2人であるはずがなく、たまたまいろんな人が読んでくれて、その合計がたまたま2人になっているだけなのだろうけど、それにしても不思議だ。
あるいは常に「新着書評」をチェックしている人がいるのだろうか? たとえそうであっても、僕が読む前にきっちり2人ずつチェックを入れているというこのタイミングは不思議である。
僕自身はもちろん「この書評はいいと思った・・・はい」にチェックを入れるので、一時的に「はい:3人(100%)」にという表示になるのだが、当然のことながらその後「いいえ」が出てくる。
「いいえ」が何%かあることについては僕は全然気にしていない、と言うより至極当然だと思う。書評ってそんなもんだ。それに、何が理由で「いいえ」ボタンを押されたのか知る術もないので、気にしたところで仕方がないのである。
そんなことより、最初の「はい」が常に2人であるというこの現象──そのことのほうが何だか落ち着かない気分にさせるである。
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