懐かしの扇町ミュージアムスクエア
【8月23日更新】 東京支社から大阪本社に戻って以来映画を見る環境が悪化したことをあちこちでぼやいているのだが、思えば扇町ミュージアムスクエアが閉館したのが非常に痛い。
1994年の夏に最初の大阪転勤で戻ってから閉館するまでの間に(あるいは、よく憶えていないのだが、僕が2度目の東京転勤になるほうが早かったのならそれまでの間に)、僕は扇町ミュージアムスクエアで10本の映画を見ている。
そのラインナップを眺めると、ここが如何に貴重な箱であったかが判る。
- ネクロノミカン
- 天使のはらわた 赤い閃光
- エンジェルダスト
- Love Letter
- undo
- 打ち上げ花火、下からみるか?横からみるか?
- 水の中の八月
- BeRLiN
- スウィッチブレイド・シスターズ
- ねじ式
今こういう映画をかける小屋が、大阪では(と言うか阪神間ではと言うか)ほとんどなくなってしまったのである。
東京で言えば渋谷のユーロスペースとかシネ・ラ・セットとか、銀座ではシネ・スイッチ銀座とかシネパトスとか、あるいはポレポレ東中野とか恵比寿ガーデン・シネマなどと枚挙に暇がない。
大阪ではこの扇町の小屋(そう、ここは芝居小屋でもあった)がひときわ異彩を放っていた。返す返すも惜しい映画館が消えてしまったものだ。
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