カルピス
【8月20日特記】 夏と言えば僕らの頃はカルピスだった。
「ワタナベのジュースの素」というのもあったが、僕たち子供から見ても子供騙しのような気がした。
夏に友だちの家に遊びに行くと冷たいカルピスが出た。ちょっとお上品なおもてなしという風情があった。オレンジ・カルピスをはじめとするバリエーションも用意されていた。
僕は子供の頃から薄い目を好んだ。濃いのを飲むと口の中が粘つくのである。
今ではもうカルピスを飲むことなんてほとんどなくなってしまったけど、たまに「カルピスあるけど、飲む?」と聞かれたときには、「思いっきり薄くして。いくらなんでもこんなに薄くちゃダメだろうと思うくらいに」とリクエストする。
冷たい水にほんのり味がついているくらいがちょうど良い。真っ白になりきらないくらいの薄さが良い。
たまにカルピスを飲みたくなる。
ちなみに、この文章はバイラル・マーケティングではない。
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