ナニワ音楽ショウ「押尾コータロー」
【8月10日特記】 押尾コータローのライブに行ってきた。ウチの会社が主催してたもんで。仕事の関係でかなり遅れて行ったので聴けたのは数曲だったけど、なかなか楽しかった。
生で見るのは初めて。CDを聴いているとどうしてギター1本でこんな音が鳴るのかと不思議で仕方なかったが、生で見て少し謎が解けた。
まずオープン・チューニングの多用。で、曲によっては左手のハンマリング・オン、プリング・オフ、グリッサンド(スライド)だけで音を出す。左手だけでメロディを奏でられると右手が空いてくるので思いっきりパーカッシブに右手を使える。
左手のカットとミュートもメリハリがあって素晴らしいが、何と言っても右手が超絶テクである。主に親指と人差し指のピッキングとストローク、たまに指4本、5本。そしてボディを叩くタッピング、ライトハンド・タップ、ピッキング・ハーモニクス、ライトハンド・トリル。これらのコンビネーションが、僕らがどんなに頑張ってもついて行けない速さで展開する。
メロディ単音では弾かない。左手は必ずコードの形で押えている──この辺りはウクレレの奏法にも通ずる・・・。
「おうっ、そんな手があったのか」と一番驚いたのは、曲の最後の和音を鳴らした後、右手で6弦の糸巻きを緩めるという荒技。こいつぁすっげえ新手のグリッサンドでした。
いやあ満喫しました。ほんで学習しました。
一旦ライブが終わった後にふと思ったのですが、ところでアンコールの拍手ってなんで最初バラバラなのにいつの間にか揃ってくるんでしょうね?
やはりこれがライブの一体感ですよね。
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