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Wednesday, July 19, 2006

Is it viral ?

【7月19日特記】 「バイラル・マーケティング」と呼ばれる手法があるらしい。他にも BUZZ とか WOM とかいう呼び名もあるらしい。

『日経パソコン』の記事で初めて知ったのだが、要するにブログ運営者を動員したマーケティング手法である。

我こそはと思うブロガーがまず「プロモーション配給元」に登録すると、そこから定期的にリリースが届くようになる。ブロガーはその中から書けそうななテーマを選んで自分のブログに記事を上げる。例えば僕なら、公開間近の映画のリリースを読んで「この映画が待ち遠しい」みたいな記事を書くわけである。

その記事が条件に適合したものであると判断されると、1記事につき 100円から1,000円の報酬が振り込まれる、という仕組みである。

ちなみに viral は virus の形容詞形で、「伝染性の、ウィルスの」という意味である。うまいネーミングを考えたもんだ。ブロガーは、あるいはその記事はウィルスであるということだ。そういう形で増殖して数を稼ぐという狙いもあるし、一見して宣伝の一環とは判らないというメリットもある。

なるほどなあ、と思った。単になるほどなあと思ったのであり、とりたてて非難する気はない。

「純粋な」記事に見せかけて実はギャラをもらって書いた宣伝だった、というのが何だか嫌らしいなあと感じる人もいるかもしれないが、ギャラをもらったからと言って別に文章の値打ちが下がるわけではない。もしそうならば、プロの物書きが書いたものは全部クズだということになる。

もちろん金ほしさに無理やり書いて、いろんな意味でひどい文章になってしまうこともあるだろうが、要は書き手の気持ちとノリの問題である。

だから、「僕はそんなことはやらない」と宣言する気もないが、僕がやるかどうかは大した問題ではなく、単に巧い仕組みだなあと感心するのである。

書くほうにしてみれば、たとえ100円であろうとギャラが取れるとなるといっぱしの物書きになったような気分の良さがあるし、読むほうにしてみても取り立ててデメリットがあるわけではない(もし、あるとしたら、それは単に書き手の文章がいろんな意味で下手だということだ)。そして、宣伝するほうにしてみれば非常にさりげない形でしかも安価に展開することができる。

記事を書く上では、宣伝サイトに誘導するためのURLを記述するとか、写真を掲示するとかの条件があるようだ。僕が今まで書いてきた映画評をはじめとする記事には、Amazon のバナー(これはアフィリエイトである)以外にそんなものがついていたケースはなかったはずだ。

そのことを憶えておいていただければ、ある日僕の記事を読んで、「あ、こいつ、100円もらいやがったな!」と思う日が来るかもしれない。

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