« May 2006 | Main | July 2006 »

Friday, June 30, 2006

『あずみ』『あずみ2』

【6月30日特記】 WOWOW で録画したままほったらかしてあった『あずみ』と『あずみ2 Death or Love』を観た。前者は2003年度キネ旬第76位。

原作となった漫画のことは知らないが、映画になってしまうと、これらはまず上戸彩のアイドル映画、そしてアクション時代劇である。

ともかく斬って斬って斬りまくる。本当のところ、日本刀なるものは2~3人も斬ると刃こぼれする上に血と脂がべっとりついて斬れなくなるらしいが、そんなことを言ってると時代劇は成立しない。

ともかく、どうカッコ良く斬るか、大勢の敵をやっつけるかだけを考えて撮られた映画で、徳川と豊臣が対立していたという設定だけは借りているが、あとは史実なんかに見向きもしない感じ。

なにせ斬ることだけが命。なので深みなんぞはない。ドラマツルギーもない。

Continue reading "『あずみ』『あずみ2』"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

Tuesday, June 27, 2006

Oh, when the Lord gets ready, you gotta move

【6月27日更新】 7/11付けで大阪の本社に転勤することになった。人生4回目の転勤、と言っても大阪→東京→大阪→東京→大阪だけど・・・。でも、単身赴任はこれで解消。そういう意味では少し楽になるかな。でも、単館系映画館の数は激減するから映画の本数は減るだろうなあ。

これから暫くなんやかんやでバタバタすることになる。引越しは7/中旬の予定。

ま、僕としてはいろいろと環境の変化がある訳だが、このブログを読んでくれている人にとっては何の変化もないはず。僕と読者の関係は変わらない。ひと昔前であれば、僕の拠点が変われば何らかの形で他者との関係に影響が出ていたはずだ。これもひとえにインターネットのおかげである。心からインターネットに感謝したい。

| | Comments (2) | TrackBack (0)

『インディアナ、インディアナ』レアード・ハント(書評)

【6月27日特記】 帯にあるとおり「柴田元幸が惚れ込み、ポール・オースターが絶賛した」となれば、これはもう読まない訳には行かないだろう。しかも、柴田自身が訳している。

そう意気込んで手にとってみたものの、しかし、これは却々読みづらい本である(特に最初のほうは)。

「ノアは両手をストーブの火にかざす」という一文で始まるこの小説は、どうやらこのノアという男が主人公であるらしい。しかし、何歳くらいで何の仕事をしているかなどの情報が全く提示されないまま話はゆるりと進んで行く。ノアは指を何本か失くしているらしい(何せ日本語は常に単複同形なので、それが1本なのか複数なのかも分からない)。

マックスという名前も出てくるのだが、この男もまた何歳くらいなのか、どこに住んでいるのか、そしてノアとはどういう関係なのか想像がつかないままである。

読み始めて3ページ目に「いとしいノア」で始まる手紙が引用される。差出人はオーパルという女性で、内容からしてノアと特別な関係にあったようだけれど、それがどんなものだったのか、今はどこにいて何をしているのか、そんなことがくっきり浮んでこない。

そして、書かれている文章がひどく抽象的な、雲を掴むような夢見るような、はっきり言って何を考えているのか想像がつかないのである。そして、その後にはヴァージルとルービーという2人が出てくる。これは辛うじてノアの両親だと判る。

そこまで読んで、ふと何ページか読み返してみて、オーパルがノア、ヴァージル、ルービーと同じサマーズ姓を名乗っていることに気がついた。

Continue reading "『インディアナ、インディアナ』レアード・ハント(書評)"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

Sunday, June 25, 2006

映画『DEATH NOTE』2(余談)

【6月25日特記】 6/17に観た映画『DEATH NOTE』に関する余談(本記事はここです)。

多分原作からそうなっているのではないかなと思うのですが、この DEATH NOTE には最初のページに使い方が書いてあって、それが何故か英語なんですね。

こういう所には落とし穴があるもんで、絶対変な英語( Engrish と言うらしい)が隠れているぞ、と思って目を凝らして観ていたのですが、場面転換が早すぎて読み切れませんでした。ところが、買ったパンフを見てみたらそこに全文が載っているではないですか。

ふむふむ、いや、しかし、「いかにも日本人が書いた」感はあるけど間違ってはなさそう。ネイティブが読んだら首を傾げる所があるのかもしれないけど、少なくとも日本人が読むなり笑い転げるような表現はどこにもない・・・などと、うっかり見落とすところでした。

ハハハ、やっぱりありましたね。しかも、大きなミスが。

Continue reading "映画『DEATH NOTE』2(余談)"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

Saturday, June 24, 2006

映画『インサイド・マン』

【6月24日特記】 映画『インサイド・マン』を観てきた。

この映画の批評で最初にこういうことを書く人はあまりいないと思うのだが、この映画はアメリカン・ジョークの宝庫だった。そういう意味でいかにもスパイク・リーという感じがして好感を抱いた。

冗談を言うような状況ではない場面での冗談──日本では不謹慎だと言われるような冗談が次から次へと飛び出してくる。でも、実はそういうときこそ冗談というものは必要とされるのである。日本もそういう世の中になればいいのになあとつくづく思う。

そして強烈な人種差別ネタ、冗談と言うよりはただの悪口(あっこう)。市長が個室に入ってホワイト弁護士(ジョディ・フォスター)と2人きりになった途端にめちゃくちゃ汚い言葉遣いになるシーンも笑えた。

──これらは決して人種差別を肯定しているのでもなく、下品な言葉遣いを奨励している訳でもない。プレッシャーだらけの世の中ではこのくらいのことが必要とされることだってあるのである。それは一種の潤いなのである。

Continue reading "映画『インサイド・マン』"

| | Comments (0) | TrackBack (1)

Thursday, June 22, 2006

よくぞ挑んだと言える意欲的なコピーではあるが・・・

【6月22日更新】 今放送中のサッポロ雫「生」の15秒CM(「雫な顔」篇)を見ていて思ったことがある。

宮藤官九郎が出ていて、彼の台詞があってナレーションが続いて、最後にもう一度宮藤がカメラ目線で「演技じゃないってば」と言う、あのCMである。

宮藤官九郎はもちろん役者でもあるが、そんなに巧い役者ではない。僕にはあの「演技じゃないってば」が演技にしか見えないのである。

Continue reading "よくぞ挑んだと言える意欲的なコピーではあるが・・・"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

Wednesday, June 21, 2006

映画の招待券を考える

【6月21日特記】 今日、映画『ゆれる』の招待券をもらった。嬉しい! でも、別に「くれ」と頼んだ訳でもなく、「見たい」と宣言した訳でもない(ま、このブログには書いていたけど)。実は『初恋』も『ダ・ヴィンチ コード』も『THE有頂天ホテル』もタダ券で観た。こういう業界にいるとそういうことはよくある。

社外の人から僕が直接もらうことはあまりない。ウチの会社の誰かが「何枚かもらったから1枚(2枚のこともあるが)どうぞ」というケースもあれば、「1枚(2枚)もらったけど自分は観る気がないのでどうぞ」ということもある。そして、不思議なことに、それは僕が観ようと思っていた映画であることが多い。いや、僕にくれた人は「あいつが好きそうな映画だ」と思ってくれたのかもしれない。

Continue reading "映画の招待券を考える"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

Monday, June 19, 2006

成分解析

【6月19日更新】 巷では「成分解析」というのがはやっているらしい。とりあえず自分の名前を入れてみると面白い。僕の67%は嘘でできているらしい。

面白いので僕も作ってみた。

そのうちHPに埋め込むかもしれない。でも、その前にきっと飽きてしまうだろうな。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

Sunday, June 18, 2006

詞のテクニック

【6月18日特記】 僕らの年代の人は「最近のヒット曲は詞が良くない」と感じることが多いのではないだろうか?

決して全ての歌がという訳ではない。でも、総じて言えば、「こんなに良い曲なのに、詞が沁みて来ない、胸に刺さらない、ドキッとする表現にぶち当たらない、なのにヒットしてる」と思うことが少なくないのではないだろうか? 不用意で工夫のない表現が多いと感ずることが少なくないのではないだろうか?

Continue reading "詞のテクニック"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

Saturday, June 17, 2006

映画『DEATH NOTE』1

【6月17日特記】 映画『DEATH NOTE』を観て来た。

最初に断っておく必要があると思うのだが、僕は原作の漫画は全く読んだことがない。原作ものの映画の場合、原作を知っている者にとっては原作と映画のギャップが常に大きな論点になる。この作品のように、原作の時点で既に人気が大爆発してしまっているような場合は、なおさら大きな論点になる。

僕はその論点とは無縁である。淋しいことであるとも言えるし、純粋に映画を評価する上では好都合だと強弁することもできるだろう。

以下の文章は、僕のような原作を全く知らない人間が、同じように原作を知らない人たちのために書いたものだと承知してほしい。

Continue reading "映画『DEATH NOTE』1"

| | Comments (2) | TrackBack (0)

Thursday, June 15, 2006

CX『ザ・ヒットパレード・渡辺晋物語』2

【6月15日追記】 昨日の記事で書き漏らしたこと1つ──スマイリー小原について。

この番組には、昨日の記事で触れた人以外にもたくさんのスターやアイドルが登場した。

クレージーキャッツハナ植木以外のメンバー={谷啓桜井センリ石橋エータロー犬塚弘安田伸}。「ロカビリー3人男」のうち山下を除く2人={平尾昌晃(若い人のために書いておくと後に歌謡曲の大作曲家)、ミッキー・カーチス}。ザ・タイガース={沢田研二(ジュリー)加橋かつみ(トッポ)岸部修三[現・一徳](サリー)森本太郎(タロー)瞳みのる(ピー)}。キャンディーズ={伊藤蘭(ラン)田中好子(スー)藤村美紀(ミキ)}などなど。

Continue reading "CX『ザ・ヒットパレード・渡辺晋物語』2"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

Wednesday, June 14, 2006

CX『ザ・ヒットパレード・渡辺晋物語』1

【6月14日特記】 ちょっと仕事上の必要もあって録画しておいたCX『ザ・ヒットパレード 芸能界を変えた男・渡辺晋物語』をようやく観た。5/26(金)27(土)の放送だから随分長い間ほったらかしにしておいたものだ。

業界人の中には見て貶している人もいたが、僕は却々良かったと思う。そして、いやあ、フジテレビにやってもらって良かったなあと思う(これ読んでてこの意味するところを読み取れる人が何人いるか疑問だが・・・。でも、これ以上書けない)。

単なる渡辺晋・美佐夫妻の成功物語なら見なかった(いや、「仕事上の必要」のため見るには見ただろうが、こんなにも楽しめなかった)だろう。

まず感じたのは才能(の持ち主)のある(いる)ところに才能(の持ち主)が集まるということである。この番組の中には僕が尊敬する、あるいは敬愛する、少なくとも一目置いている先哲たちがたくさん登場している(以下【 】内はこのドラマの中での配役)。

Continue reading "CX『ザ・ヒットパレード・渡辺晋物語』1"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

Tuesday, June 13, 2006

NHKを見ていてふと思った

【6月13日更新】 NHKの人はTVを見ないのだろうか? 民放の番組と比べて明らかに時代遅れでダサイ演出が目立つ(例えば、バラエティにおける司会者の進行コメントなど)。見ていて時々恥ずかしくなってくる。

その点、民放の人は他局の番組を非常によく見ている。だから、他局の番組を部分的に(時にはほとんど全面的に)パクッた番組が多い。

しかし、そういう番組を見ていても感心するばかりで恥ずかしくならないのは、僕もまた民放の汚れた湯にどっぷり浸かっているからなのだろうか?

| | Comments (0) | TrackBack (0)

Sunday, June 11, 2006

『ママ、死体を発見す』クレイグ・ライス(書評)

【6月11日特記】 それはいかんでしょ、と思った。クレイグ・ライスの代筆であると言われているからと言って、それを堂々と「クレイグ・ライス著」と銘打って売り出すのは反則ではないか?

元々出版された時のように「ジプシー・ローズ・リー著」とした上で、帯にでも「クレイグ・ライス著と言われている」と書いておくか、せいぜい著者名の横に括弧して(クレイグ・ライス)と書いておくぐらいが許される限界ではないだろうか?

などと思いながら読み始めたのだが、いやいや、これは紛れもなくクレイグ・ライスだ。彼女のファンであればちょっと読めばすぐに確信するだろう。あまりのライスらしさに読んでいて笑いがこみ上げてくるくらいだ。

多分、本格ミステリ・ファン、正統派ミステリ愛好家がこれを読んだら許せないだろうなあ。このいい加減な筋運び、ご都合主義の謎解き。きっと「こんなもん、ミステリじゃない!」って言うんだろうなあ、と思う。

Continue reading "『ママ、死体を発見す』クレイグ・ライス(書評)"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

映画『初恋』

【6月11日特記】 昨日、映画『初恋』を観てきた(『やわらかい生活』とハシゴ)。

あの思わせぶりな予告編。後姿の宮﨑あおいがヘルメットを脱ぐと曲線を描きながらするりと降りてくる長い黒髪。──世の中には予告編が全てだったという映画も少なくない。この映画もひょっとしたらそうかも、と大変強い警戒心を持って見に行ったのだが、思ったほどひどくはなかった。ただ、その手の映画のひとつであることは認めなければならないのかもしれない。

Newspaper2 3億円事件のことはみんな知っている。僕のようにリアルタイムで報道を目にした人もいれば、後から知ったもう少し下の世代、それからこの映画の宣伝を通じて初めて知った若い世代もいるだろう。いずれにしても、この映画の観客の大部分は3億円がどのようにして騙し取られようとしたのかを知っているし、それが成功したことも知っている。

そして、このストーリーのキモは犯人が女子高生であったという奇想天外な設定なのであるが、宮﨑あおいが主演であるということで、あるいは映画の予告編を見て、そのことも事前に知っているのである。

この2つのことを既知の事実としてスタートするということは、つまり最初からネタバレの展開みたいなもんで、そんな中で映画をクライマックスに導くのは至難の業ではないか?

Continue reading "映画『初恋』"

| | Comments (7) | TrackBack (6)

Saturday, June 10, 2006

映画『やわらかい生活』

【6月10日特記】 映画『やわらかい生活』を観てきた。

実はそもそも映画『初恋』を見に行ったのだが、整理番号を取ってから上映までに3時間の空きができてしまったので、その間に新宿武蔵野館から K's cinema に足を運んで、明日観る予定にしていたこの映画を先に観てしまったのである。(『初恋』については日付が変わってからアップすることにする)

K's cinema は初めて行った映画館だったのだが却々快適な施設である。新しくてきれいで見やすい。立ち見を出さないというポリシーも良い。東京にはこういう単館系劇場がたくさんあるところがうれしい。

定員84とキャパの小さい小屋とは言え満員である。終映後に舞台挨拶が組まれていたこともあるだろうが、その前の回も満席だったようで上々の初日である。

Continue reading "映画『やわらかい生活』"

| | Comments (4) | TrackBack (12)

Thursday, June 08, 2006

物は壊れる、人は死ぬ

【6月8日特記】 メール文中のURLリンクをクリックしたら突然メーラがぶっ飛んでクラッシュ。Windows が自動的に閉じられて、ブルーの画面が立ち上がって来てチェックディスクが始まった。しばらくして漸く Windows 復帰。マイクロソフトへエラーログを送ったらお決まりのMSのHPが立ち上がったが、そこには原因不明と書いてある。改めてメーラを見たら1つのフォルダごとメールが何通かなくなっている(さっき見ていたメールが入っていたフォルダだ)。そして、送信はできるのに受信が全くできない。

ウィルスではない。実は会社のPCがこういう目に遭うのは2度目である。メーラはジャストシステムの Shriken Pro4 なのだが、これと何かがぶつかっているようだ。ちなみにPCはシャープ製。

ヘルプデスクの通称キティちゃんに来てもらったのだが元通りにはならない。結局新たなプロファイルを立ててデータを移行するしかなかった。

キティちゃんは「今後またこんなことが起きてはいけないので、何日間かサーバにメールを残す設定にしておいては如何ですか?」と言ってくれたが、少しとは言えサーバに負担をかけるような真似はしたくない。

別に良いのである。PC上では時々こういうことが起こる。その覚悟はできている。「物は壊れる、人は死ぬ 三つ数えて、眼をつぶれ」である。

基本的な移行作業はキティちゃんがやってくれるので(彼女には負担をかけたが)僕自身は大した苦労もない。

フォルダのツリー構造を再現するのが大変だと言うので、キティちゃんにはメールをひとまとめにして移す作業だけやってもらい、後は自分で新しいプロファイルに元のフォルダ(30個くらいかな?)を再現して手作業でメールを分類した。そんな作業はあっという間だ。自分好みにチューンナップした諸々の設定を再現するのには時間が掛かったし面倒臭くもあったが、それほど大したことではない。アドレス帳は兼ねてからバックアップしてあったものをインポートするだけだ。

何通かのメールが失われたことによる痛手はない。添付ファイルのあったものは必要ならファイル保存してあったし、スケジュールならどこかに何らかの形で転記してあったし・・・。

ただ、ま、軽い無常感はあるね。でも、それが世界だ。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

Tuesday, June 06, 2006

泣いた映画(as of Jun.2006)

【6月6日特記】 先日「泣いた映画」というタイトルの一文をHPのほうに再掲したのだが、その後少し増えて生涯で7本になった。

  1. 『ソルジャー・ブルー』(ラルフ・ネルソン監督、1970年)
  2. 『あゝ野麦峠』(山本薩夫監督、1979年)
  3. 『クール・ランニング』(ジョン・タートルトーブ監督、1993年)
  4. 『フォレスト・ガンプ 一期一会』(ロバート・ゼメキス監督、1994年)
  5. 『トニー滝谷』(市川準監督、2005年)
  6. 『タッチ』(犬童一心監督、2005年)
  7. 『嫌われ松子の一生』(中島哲也監督、2006年)

上記の年号は製作年/公開年ではなく僕の鑑賞年である。TVやDVDで観たものは含めていない(もっとも、TVやDVDで泣いたことはないが)。

また、ここで「泣いた」と言うのは「涙が溢れて頬を伝って流れた」という意味に定義している。目がウルウルしても、睫毛が多少湿っても、表面張力が破れて涙が零れなければ「泣いた映画」には含めていない。

Continue reading "泣いた映画(as of Jun.2006)"

| | Comments (0) | TrackBack (1)

Sunday, June 04, 2006

映画『BIG RIVER』

【6月4日特記】 映画『BIG RIVER』を観てきた。

冒頭で見慣れた「」の文字のロゴが出てきて驚いた。これはオフィス北野のマークである。北野武が絡んでいるわけでもなんでもなく、純粋映画投資のようである。

ロードムービーである。オダギリジョーが出ている。全編英語の日本映画である。舩橋淳(ふなはし・あつし)という監督は聞いたことがなかったのだが、予告編を見たときに「和製ヴェンダース」みたいなキャッチがついていたのに惹かれたのである。

どこか外国、多分アメリカ(これがアメリカ映画なら1も2もなくアメリカだと思うのだが、日本映画だと思って見ると考えてしまうところが我ながら面白い。後に舞台はアメリカ・アリゾナであると判明する)。砂漠の中をバックパックを背負って徒歩の旅をしている日本人・テッペイ(オダギリジョー)。荷物の大きさを考えれば野宿の用意が入っているのだろう。

空港で執拗な荷物検査とボディチェックを受けているアジア系の中年男(多分インド人かパキスタン人。ひょっとするとイランあたりかも──後にパキスタン人であることが判明する)。我々アジア系は米国入国の際によくこういう屈辱を味あわされる。

テッペイが炎天下を歩いていると、砂漠の真ん中で車が故障して困り果てている先ほどのパキスタン人・アリ(カヴィ・ラズ)に出会う。テッペイが修理してやったお礼に乗せてもらい、暫く走ったら今度はガス欠。テッペイがガソリンスタンドまで歩いてガソリンを買いに行く途中で白人の若い女・サラ(クロエ・スナイダー、うむ、綺麗な娘だ)にめぐり合う。

そうやって3人のロードムービーが始まる。

Continue reading "映画『BIG RIVER』"

| | Comments (4) | TrackBack (1)

Saturday, June 03, 2006

映画『嫌われ松子の一生』

【6月3日特記】 映画『嫌われ松子の一生』を観てきた。圧巻だった。その一語に尽きる。

『下妻物語』に続く中島哲也(なかしま・てつや)監督作品。

僕はCM出身の監督は大したことないという先入観を持ってしまう傾向がある。15秒/30秒で表現する瞬発力はあっても、2時間の映画をまとめる持久力、と言うか構成力はないという思い込みである。

例えばこの1年間に観たCM制作出身の監督作品で言えば、『好きだ、』のようにこの思い込みを完璧に裏切ってくれる映画もないではないが、『SURVIVE STYLE 5+』のように見事に裏付けてくれることのほうが少なくない。

だから、前作『下妻物語』が公開された時も迷った挙句見なかった。

ところが、この『下妻物語』、頗る評判が良かった。キネマ旬報では2004年の3位に選ばれた。アミューズが手がけた映画で初めて黒字になった映画だとも聞いた(これは本当なのかどうか確かめていないが)。

それで昨年 WOWOW で放送された時に初めて観た(もっとも中島作品としては1988年に『バカヤロー! 私、怒ってます』を見ているのだが、これは4監督によるオムニバスだったこともあり全く印象に残っていない)のだが、あまりの素晴らしさに度肝を抜かれた。

見事な配役としっかりとした筋と台詞。そして何の衒いもなく使いまくったCGによる、何とも表現しようのない麗しい映像!──そして、この褒め言葉はそのまま『嫌われ松子の一生』にも適用できる。

Continue reading "映画『嫌われ松子の一生』"

| | Comments (0) | TrackBack (5)

Friday, June 02, 2006

TB&コメント作法(5)

【6月2日特記】 例えばあなたが誰かのブログにTBしたとする。コメントは特に残さなかった。すると、その人があなたのブログにTBを張り返してきた。おまけに丁寧なコメントまで残してくれた。あなたとしてはその人に返事のコメントを書きたい。

さて、あなたはその場合、その人のブログを訪れてコメントを書くか、それとも自分のブログに残されたその人のコメントに続けて自分のコメントを書くか?

図らずも5月21日付けの映画『雪に願うこと』の記事でそういう事態になった。

僕は少しだけ迷ったけど自分のブログに返信コメントを書いた。

その人のブログを訪れてそこにコメントを残すほうが、その人に対して礼を尽くした感じはする。だが、その人のコメントに続けて自分のブログにコメントを書く方が、ブログの読者に対しては親切だから。

僕はブログを運営するに当たって、相互にTBによって結合された特定少数の運営者ではなく、常に不特定多数の読者を念頭に置いて文章を書きたいと思っている。

| | Comments (2) | TrackBack (0)

« May 2006 | Main | July 2006 »