TB作法(その4)
このことにはポイントが2つあります。
1つめは2つの記事が関連しているということ。関連というのは必ずしも同意見ということではなくて、例えば同じ映画を観て僕が気づかなかったことを誰かが指摘していて、僕がそれを読んで「うーん、確かにそうだ」と感じた、というようなことでも良いと思います。
ただし、ともに同じ映画を観たというだけであれば、関連と呼ぶには少し薄い気がします。
解りやすく言えば、僕の場合は「なるほど」と強く思った記事にだけTBさせてもらうことにしています。
もちろん、「僕がなるほどと思わないような記事はつまらない記事だ」などと考えてはいません。ココに書いたようにTBしてもらうことは基本的に嬉しいことであり、ネット上での「袖すり合うも他生の縁」ですし、僕とは違う感性・考え方の人がいるのも当然だし、いろんな人がいてこそ健全な社会だと思っています。
ただ、TBとかリンクとかいうものは本来的には読者に対するサービスであると思っているので、僕とは180度違う感性や全く相容れない考え方の人の記事にむやみにTBすると読んでいる人の思考を乱してしまうのではないかと心配になるのです。
だから、共通点の多い記事に限ってTBさせてもらっています。
2つめのポイントは、「Aが書いた記事に関連してBが記事を書いてリンクを張る」ということは、Bの記事のほうが後であり、Bが記事を書くに当たってAの記事を読んでいることが前提だということです。
このことにこだわると所謂TB返しができなくなります。
僕も当初はこのことにこだわって、自分より後に書かれた記事にはTBしませんでしたし、TB返しも控えてきました。そして、TBさせてもらった礼儀として、必ず自分の記事の中に相手のサイトへのリンクを張っておくということを励行してきました。
ただ、これはこれでなかなか窮屈な作法です。
そんな中、ある時、記事の文末に「以下のブログにTBさせていただきました」と書き添えて「後付けTB」をしておられる賢明なブログ(「朱雀門」という方法・第2章)を発見しました。これはなかなかの名案だと思います。それで、以降僕もその真似をさせてもらうことにしました。
そのおかげで、後付けTBもTB返しも漸くできるようになりました。
その割にはTBが少ないと思われるかもしれませんが、決してTBしてくださった方に反感を抱いているわけではないので(いや、一般論としては感謝しておりますので)その点だけは誤解のないようにくれぐれもお願いしたいと思っています。
何度も書いているように、ネット上の作法ってホントに難しいですね。
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