海ぶどう
【5月28日特記】 新宿の沖縄そば屋で隣のオッサンがサイド・メニューとして追加注文したのを見てとても気になっていたものがある──「海ぶどう」である。一体それが何で、どんな味がするのか見当がつかない。
ところが、豈に図らんや、週末に出張がらみで本宅に戻ったのだが、土曜日に義妹が泊りに来て「海ぶどうが大好物」と言う。海藻の一種でプチプチして美味しいとのこと。ポン酢で食べるのが旨いとのこと。義妹が食べたいと言うので妻と一緒に探してみたが、関西ではそんじょそこらに売っているものではなかった。
しかし、世の中とは不思議なものである。今日帰京の途についたら、なんと伊丹空港に売っている店があるではないか! 那覇空港ならいざ知らず、なんで伊丹空港でそんなものを売っているのだろう!? 一度は通り過ぎた店に戻って1パック買い求めた。¥1,050。
形はなるほどブドウに似ている。しかし、粒々はブドウよりはるかに小さい。
そして、食べ方には注意すべき点がある。パッケージにも書いてあったのだが、上からポン酢をかけてはいけない。小皿などにポン酢を溜めて、一切れずつ取ってポン酢をつけて食するのである。なんでそんなことする必要があるのだろう?
東京の家でその注意書きを読んで首をかしげていると、義妹から話を聞いた妻からメールが来て、「ポン酢に浸しすぎると粒々が萎んでしまうらしい」とのこと。ふーむ、浸透圧の加減か?
とりあえずアドバイスの通りに食べてみる。味は海藻、と言うか、そんなに味があるものではない。多分食感を楽しむものなのだろう。食感としてはまさに魚の卵。確かにプチプチ。少し目の粗い数の子と言った感じ。
噛むと中から海水みたいな液体がトロッと出てくる(と言うことは、やっぱり浸透圧だ!)。ほんの少しだけ苦いような苦くないような・・・。
ただ、上からかけるよりも浸して食べるほうがどうしてもポン酢のつけ過ぎになる。この点は次回(まだ半分残してある)気をつけよう。
そして、注意事項もう1点(これは買った店の兄ちゃんに言われた)──常温保存せよ、つまり冷蔵庫に入れてはいけないのである。やっぱり熱い国の植物だから寒さに弱いのかなあ?
しかし、それにしても日本は広い。食べ物も豊富だ。
Comments