五輪選手に尊敬の念
【5月12日特記】 「JOCスポンサー感謝の集い」に行ってきた。トリノ五輪の入賞者40人のうち35人の選手、JOC役員及び関係者、そして五輪のオフィシャル・スポンサーの集いである。
ウチは「JOCスポンサー」でも「ワールドワイド・パートナー」でもないが、在京・在阪の民放は協賛金を支払っている関係で呼んでもらえるのである(その額自体は大したことない。もっとも、それとは別に巨額の放送権料を各キー局が支払っているのだが・・・)。
もちろん僕なんぞは単なる枯れ木も山の賑わい、パーティにおいては壁の花である。
司会は誰がやるのかと思っていたら、荻原次晴氏だった。声も良いし、素人にしては(ずっとTVに出ている人を「素人」呼ばわりするのも失礼ではあるが)大変巧い司会だった。
選手たちは揃いのブレザーを着ているので一目で区別がつくのだが、みんな思ったより小柄なので驚いた。オリンピックで入賞するともなると筋肉隆々の巨体を想像していたのだが、その期待は見事に裏切られた。
冬の五輪種目に特有の現象なのだろうか?(確かに会場に来ていた小谷実可子さんはさすが元世界トップクラスのアスリートという肉体美だった)
女子選手たちは背広姿のおっちゃんたちの中に完全に埋没してしまうし、男子選手にしても、確かに立派な体躯の人もいるにはいるが、でもその程度なら会社の若い奴の中にもいるぞ──という感じである。
フィギュアで金メダルを取った荒川静香選手は今日来ていた女子選手の中では長身のほうだが(と言っても多分僕と同じくらいかと思う)、非常にすらっとしていて「近所のOLだ」と紹介されたら易々と信じてしまいそうだ。
特に驚いたのは、フィギュアの村主章枝選手とモーグルの上村愛子選手。この2人はとてもちっちゃい。いやカワユイという感じ。愛子スマイルはホントに可愛かった。
ジャンプの岡部孝信選手やフィギュアの高橋大輔選手なんかも思ったより遥かに小柄だ(スキーとスケートの違いはあるが、あんまりデカくて重いとジャンプできないのかな?)。
多分がっしりしているだろうと思っていたスピード・スケートの岡崎朋美選手も田畑真紀選手も、見たところ女性として普通の体形である。もちろん衣服に隠れた部分に強靭な肉体があるのだろうが、かと言って「すみません、スカートたくし上げて太もも見せてもらえますか?」と言える訳がない。
そんな選手たちを眺めていて、すぐに「こんなちっこい選手たちじゃ、そりゃメダル1個で終わっても仕方ないわな。こんなことで良いのか!」などと思ってしまったのだが、すぐに「いや、僕らとほとんど体格の変わらない、こんな人たちが鍛錬を重ねて世界のトップレベルに達したのか!」と思い直して、やおら畏怖と尊敬の念が沸いてきた。
これは本当にすごいことである。
ところで、今回一番びっくりしたのはスノーボードの藤森由香選手──髪を後ろに束ねてきっちり化粧したらなんと可愛いのだろう! まさに芸能人並みの可愛さである。
思わず萌えてしまった。萌え~。萌え~。萌え~。
え? もう、ええ?
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