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Thursday, April 06, 2006

日経新聞河合隼雄文化庁長官インタビュー記事に思う

【4月6日特記】 今日の日経の朝刊に河合隼雄氏のインタビュー記事が載っていた。
氏曰く、

個人主義はキリスト教文化圏から出てきた。それには倫理が不可欠で、キリスト教の倫理が働いている限り、個人主義は利己主義にならなかった。日本では『イエ』を第一としてみんなでやっていこうという考え方が倫理の基底にあった。イエを取っ払ったところに個人主義が広がったから、旧来の倫理などどこかへ行ってしまった。

このままでは、日本の悪いところと個人主義の悪いところだけになって、日本は失敗するのではないか。新しいルールを真剣に議論する場をつくらなければならない。

ある種、同感。

でも、この後、河合氏はどう続けるのだろう?

日本の悪いところと個人主義の悪いところのどっちを改めようとしているのか?
それは旧来の倫理を取り戻そせという意味なのか?
それとも今さら旧来のものを持ち出しても何の役にも立たないので別の倫理観を借りてきて、幾分新しい日本人を育て上げようと言うのか?
その一方で個人主義の悪いところも変えようとしてるのだろうか?

焦点がイマイチはっきりしない。

僕は日ごろ個人主義の良いところと日本(人)の悪いところばかりを書いている。個人主義にも欠陥があり日本人にも良いところがあるのかもしれないが、それを書くのは僕の仕事ではない、他人に任せようと思っている。

僕の考えていることは恐らく河合氏より単純明快である。それは個人主義の良さをもっと活かすための全く新しい倫理観を打ち立てたいということである。

個人主義は変えるべきものではない。発展させるべきものだ。

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