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Tuesday, March 07, 2006

映画『県庁の星』2

【3月7日追記】 この映画を観た人たちの間では、柴咲コウが演じた二宮あき役は大竹しのぶか室井滋にやらせるべきだったという意見が多いらしい。原作での設定が40代だから、そういう意見が出てくるのも無理はない。

ところで、この話を僕に教えてくれたMさんが室井滋の名前を度忘れしてしまったので、こんな会話になった。

M:「あの、ほら、『やっぱり猫が好き』に出てた・・・」
僕:「小林聡美ですか?」
M:「じゃなくて、あの・・・」
僕:「もたいまさこ?」
M:「違う、違う」
僕:「じゃ、室井滋」
M:「そう。・・・でも、考えてみたら、その3人なら誰でもできるなあ」

なるほど、大竹しのぶ、小林聡美、もたいまさこ、室井滋がそれぞれ演じる二宮あきを想像してみるとなかなか面白い。それぞれに印象の異なる、でも如何にも本当にいそうな二宮あき像が浮かび上がってくる。

しかし、もしも本当にそういうキャスティングであったりしたら、台本はかなり変わってくるだろう。例えば、二宮が野村に「デートしません?」と誘うところ。映画の中では誘われた野村は半信半疑、微妙な表情を見せながら結局待ち合わせの場所にはちゃんと現れる。ところが相手役がこの4人のうちの誰かだったら、野村は例えば「げっ、デート?」みたいな反応を示すことになるだろう。

いっそのこと二宮役を大竹しのぶ、野村役を明石家さんまという往年の『男女7人』コンビにしてみたらどうだろう(そうすると脚本は鎌田敏夫か)?

野村:「なんでお前とデートせんとあかんねん。アホか」
二宮:「なんでアホなのよ。せっかく誘ってやったのに」
野村:「お前になんか誘われとうないわ、アホ」
二宮:「アホは自分でしょ」
野村:「腹立つ女やなあ。あのなあ・・・」

などと濃密でありながらどこか軽妙な会話が延々と続くさまが目に浮かんでくる。
しかし、明石家さんまを使うとなると、舞台はK県庁ではなく、大阪府庁か兵庫県庁? いや、やっぱり明石市役所か?

明石市役所に勤める50過ぎの男──なんかエリート感がかなり色あせてくる(笑)(明石市役所勤務の皆さん、ごめんなさい)のでやっぱりダメか。

冗談はさておき、織田裕二と大竹しのぶ/小林聡美/もたいまさこ/室井滋のうちの誰かという組合せは確かにそれぞれ二宮に翻弄される野村という図式が明快に思い浮かぶ。しかも、それぞれにパタンが異なる。

ふむ、この話、どこまでも想像が膨らんでなかなか面白い発想だったなあ。

さて、『やっぱり猫が好き』メンバーの室井滋を片桐はいりに置き換えたキャストによる映画『かもめ食堂』がいよいよ今週末に公開される。監督は『バーバー吉野』『恋は五・七・五!』の荻上直子である。とても楽しみ。

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