発表:2005キネマ旬報日本映画ベストテン
【1月10日特記】 発表されましたね、2005キネマ旬報ベストテン。さて、僕の予想は当たったかどうか。
キネマ旬報2005年度日本映画のベストテンは、
- パッチギ!
- ALWAYS 三丁目の夕日
- いつか読書する日
- メゾン・ド・ヒミコ
- 運命じゃない人
- リンダ リンダ リンダ
- カナリア
- 男たちの大和/YAMATO
- 空中庭園
- ゲルマニウムの夜
あちゃー。3つ挙げたうちの2つが入っているとは言え、こりゃ予想としては大外れです。
『パッチギ!』が来ましたか、はあ。近年キネ旬もこういうベタな(ベタベタとは言いませんが)作品を選んでくるんですよね。よっぽど入れとこうかと迷ったんですが、外して失敗。
『ALWAYS』は評判良いし、入るだろうとは思ったけど観てないからしょうがない。
次いで3位の『いつか読書する日』は的中。これは誰が考えても、3位以内に入ってくる映画ですよね。好き嫌いはどうであれ、観たら選ばざるを得ないでしょう。
続いて『メゾン・ド・ヒミコ』がここに来ましたか。これも良い映画だとは思ったのですが、同じ犬童一心監督の旧作『ジョゼと虎と魚たち』よりは劣るという思いが邪魔して、僕は推しませんでした。
5位の『運命じゃない人』も評判高かったんですよね。でも見逃してしまいました。
ほんで20位以内と予想した『リンダ リンダ リンダ』が6位と、意外に高い評価。
それより驚いたのは『カナリア』。うーん、少しだけ過大評価では?
でも、確かマダム・クニコさんもご推薦でしたね? 僕は迂闊にも先にパンフレット読んでラストシーンを知ってしまったんです(そこまで書くなよな!って感じ)。それで中立な評価ができなくなってしまった、というのを言い訳にしておきましょう。
8位の『男たちの大和』はタダ券もらったのですが全く観る気がなくて、戦争体験者である母にプレゼントしました。
その後やっと9位に『空中庭園』。ふむ、そんなもんかい、あんたらの評価は。僕はすごく高く評価したんですけどねえ・・・。でも、まあ10位以内だから良しとしましょうか。的中は的中です。
ほんで10位に滑り込んだのがなんと『ゲルマニウムの夜』。
おめでとう、荒戸のおっさん!ちゅうか何ちゅうか・・・。こういうのをちゃんと選んでくるのがキネ旬の伝統とも言えるけど・・・。僕は10位以内には入れないですね。確かに深い深い映画なんですけどね。
でも、まあ、「おめでとう、荒戸のおっさん」は取り消して、おめでとう早良めぐみちゃん、おめでとう新井浩文くん、と祝福しておきましょう。
ところで・・・。
おいおい、『トニー滝谷』はどこ行った!?──と今ここで逆上したって始まりません。キネ旬2月下旬号で11位以下をチェックするのがとても楽しみです。
ところで again、日本アカデミー賞が選んだ優秀作品賞は、『ALWAYS』、『北の零年』、『蝉しぐれ』、『パッチギ!』、『亡国のイージス』の5作。──どう考えても僕にとってはキネ旬のほうが信頼できるメディアだと言えます。
ところで once again、外国映画ベストテンに入った作品のうち観たのは『ミリオンダラー・ベイビー』、『ウィスキー』、『スター・ウォーズ エピソード3』の3本だけ。
でも、『ウィスキー』を観てるところが渋いでしょ?
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