ジェイクに嫉妬
【1月15日特記】 ウクレレを買ったことはHPのほうに書いたが、前後してジェイク・シマブクロのCDも買った。
どれにしようかなと迷ったのだが、とりあえず「初のソロ作品」である『Peace, Love & Ukulele』にした。それまでのアルバムはバックの楽器とのバランスが良くないという話も聞いたので。
ジェイクのオリジナルが3曲+Ave Maria, The Beatles Medley, Misty の合計6曲のミニ・アルバムである。
Ave Maria の出だしは「アルハンブラの想い出」を思わせるトレモロ。そうかと思うとスパニッシュギターを思わせるストロークもある。フォークっぽいものからジャジーな Misty まで、よくもこんな曲を選んでこんな風にアレンジしたもんだ。
何をおいても感じたこと2つ。
- およそウクレレとは思えない響きである
- 聴いていてこれほどテクニックが目に見えるようなミュージシャンはいない
ハワイアンから離れてこれほど可能性の広がる楽器だったのか、と溜息が出てしまう。
それで、プロだから当たり前なのだけれど、ひとつひとつの音がものすごく綺麗。で、あらゆるテクニック満載。
ハンマリング・オンもプリング・オフも切れるような流れるような音のメリハリ。ハーモニクスは澄み切っている。チョーキングが入るとウクレレであることを忘れてしまう。
そして、右手の速さと正確さ。カッティングとミューティングの美しさ。ストロークの多彩さと勢い。強く、速く、正確でエキサイティングなリズムを打つ。
しかしなあ、本当にこんな音鳴るかあ?
これ聴いてると無性にウクレレの練習がしたくなるのだが、聴き終えて自分で練習し始めるとどうしようもなく嫌になるのであった。
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