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Wednesday, December 14, 2005

線を引く

【12月14日更新】 人はとかく線を引きたがる。線を引いて分けたがる。例えば、あれは勝ち組/これは負け組、彼は仲間/あいつはよそ者、などと。

考えた結果一旦線を引くのであれば、それは今後も考え続けるための助けになるだろう。だが、人は往々にしてまず線を引いてから考える。いや、ひどい場合には考えることを停止するために線を引く。

例えば日本列島に線を引いて東日本と西日本に分けてしまうと、あとは青森も東京も同じ目で見てしまい、京都も鹿児島もいっしょくたにしてしまう。

物事にはそう簡単に線が引けるものではない。グラデーションがあり、斑があり、飛び地があり、例外がある。

線を引いて良いのは、そして、線を引くしかないのは、法で規制する場合のみである。

不思議なことに、普段やたらと線を引きたがる奴が、法で引かれた線には異議を唱える。
「なんであそこは駐車禁止じゃないのにここが駐車禁止なんだ!?」「時速 60km なら合法で 61km なら違反だなんて納得が行かない」「20歳で許されるものが、19歳11ヶ月では違反だなんて変だろ?」等々。

60km/h だとか 20歳だとかいう数字に必然性なんかない。62.195km/h でも良いし、生後 7,500日だって良いだろう。ただ、どこかその辺りで線を引いて規制する必要があったのだ。もし、その線の位置がおかしいと思うなら法改正の運動を起こすべきである。改正には時間がかかる。自分のケースだけ法から逃れようとしても無理である。

話は戻るが、人はとかく線を引いて、その後に勝手な法を作ろうとする。

繰り返しになるが、物事にはそう簡単に線が引けるものではない。そして、法となると、なおさら安易に作るものではない。

法は必要最小限でなければならない。そして、グラデーションがあり、斑があり、飛び地があり、例外があって面白いのが人間同士のつきあいである。

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