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Sunday, December 11, 2005

税制改革私案

【12月11日特記】 国会では今税源移譲に伴って税率の改訂が審議されているのですが、もっと根本的なことで「何とかならないか!?」と思うことありません?

今の税率って、下のグラフの赤線みたいな形で設定されてるんです。

graph1例えば、「15歳以下と16-22歳の2人の子供がいる4人家族」の場合、現状では所得税は年収325万円まで免除、325万円超・783万円までが10%、783万円超・1429万円までが20%等々となっています。

だから例えば、
年収783万円の人の所得税=783万円×10%=¥783,000
年収784万円の人の所得税=784万円×20%=¥1,568,000
つまり、年収が1万円増えて税金が¥785,000増えるなんてことが起こるんですよ。

これってものすごく納得が行きません。こんな馬鹿げた制度が、税率の境界線をちょっと超えてしまった人に不正申告させる動機づけになっているのではないでしょうか?

扶養控除でも同じことが起こってます。年収103万円までは扶養家族として控除されるのに、104万円稼いでしまった主婦(あるいはその配偶者)は一気に不利になってしまいます。

それもこれも、税率を階段状に設定しているからです。これを例えば上のグラフの青線のような形に改めれば全てが解決するはずです。

年収を x、税率(あるいは税額でも良い)を y として、y=f(x) という式を立てておけば、x が定まれば自動的に y も決定し、しかも y はなだらかに変化して行きますので、年収がちょっと増えたからと言って大損をする心配がありません。

グラフの形を見れば多分 y={(x-b)/a}^0.5 という形(という書き方では解りにくいでしょうが、つまり y=ax^2+b の逆関数です)にしておけば巧く行きそうじゃないですか? あるいは log(対数)を使ったほうが良いのかもしれません。いずれにしても税調には頭の良い人がたくさんいる訳だから、うまく適用できる関数を見つけることなんて朝飯前でしょう?

何故そうしないのか? ややこしくて一般国民が理解できないから?

そんなことありません。国民は別に f(x) の中身を理解する必要なんてないのです。そんな計算はコンピュータが一瞬にしてやってくれます。

これだけコンピュータが普及してきたんだから、国は単に y=f(x) の式を公開するだけで良いのです。あるいは計算用のソフト(簡単に作れるはずです)を無料配布すれば良い。

家や職場にPCがない人のために、市役所や税務署に計算ソフトを入れたPCを設置すれば良い。

あるいは税額早見一覧表を作って配布すれば良い。5万円刻み、それが面倒なら10万円刻み、それでも面倒なら年収1億円超は50万円刻み・3億円超は100万円刻みにするなどすれば良い。1枚には収まらなくても小冊子で済むはずです。

その表さえあれば、年収625万円の人は年収620万円の税額と630万円の税額を調べて、自分の税額がその両者の間であると解るのです。

なんでそういう風にしないんだろ? 随分明快になると思うんだけどなあ・・・。

【12月13日追記】 ↑などと、リニアな課税方式を思いついて独り悦に入っていたら、直メをくれた方がありました。曰く、

所得が1万円増えて税金が70何万か増えるんですけど
控除額も何十万か増えるから、実際は3~4千円しか税金は増えませんよ。

とのこと。な~るほど、そんなことになってますか。とかくサラリーマン(僕のこと)は自分で申告しないのでその辺のことがちゃんと解ってないんですな。つまり、控除との合せ技でうまいこと行くようにしてあるのか!

多分、控除額のグラフも税率のグラフみたいに階段状になってるんですね。ほんで大きい階段と小さい階段の段差が一定の幅に収まるようにしてある──なんとも込み入った手口ですねえ。

でも、これ、地方税も含めて、全ての税率変更ポイントで控除額が変わるようになってるんですか? それから扶養控除は?

少なくとも扶養控除の制度だけは、扶養から外れるポイントで大損こくようになってますよね?

やっぱり基本的な考え方としては、僕の案のほうが優れてなくない?
──って、こういうのを負け惜しみと言います。失礼しました。

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