『歌謡曲名曲名盤ガイド1970s』高護編集兼発行(書評)
【12月25日特記】 宣伝を見つけたときにもう心は決まっていたのだけれど、やっぱり買ってしまった。
帯に書いてあった宣伝文句を転載すると、
- フルカラージャケット写真約1700点
- ディスク・レビュー約1000点
- 主要歌手別完全ディスコグラフィ掲載
新宿紀伊國屋書店では、ご丁寧にビニールで包んで平積みになっている。
敬愛して止まない高護(こう・まもる)先生が編集発行人なので本屋に行く前から買うことは決めていたのだが、一応買う前に立ち読みチェック。
チェック・ポイントはまず小川みきを取り上げているかどうか──「高氏が編集していて取り上げていないはずはない」と分かっていながら気もそぞろに1972年の項目をチェック…。
ありました。しかも『マイ・ロスト・ラブ』から『朝食』までの5枚のシングルのジャケ写を全て掲載。ディスク・レビューのコーナーでは『マイ・ロスト・ラブ』を取り上げていて、「歌謡ポップス史上に燦然と輝く名曲中の名曲」とある。
もう他のチェックポイントはどうでも良くなった。即買い(bk1さんゴメンナサイ)。これを機会に『マイ・ロスト・ラブ』をCDで復刻してくれないかなあ…。
これは単に昔のジャケ写を見て懐かしみたいというだけの人にはもったいない本だ。非常に正しくて深い本。
唯一の不満は岩崎良美が取り上げられていないこと。とても残念。
(この書評を bk1 に投稿してから自分の勘違いに気づいたのだが、岩崎良美が載っていないのは彼女が80年代の歌手だからである。『歌謡曲名曲名盤ガイド1980s』では、あまり大きな扱いではないが、ちゃんと掲載されている)
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