アーヴィング追々記
【11月19日追々々記】僕の駄文を読んで、「へえ、ジョン・アーヴィングって面白そうだな。1回読んでみようかな」と思われた方がおられたら一言忠告しておく。
「私、長い文章読むの苦手だからあ、とりあえず短編の『ピギー・スニードを救う話』から読んでみようかなあ」なんて言っちゃダメ。
短編と長編は全く異質のものです。アーヴィングの短編も悪くないけど、彼の神髄は大長編小説です。
とりあえず読むなら、映画を観た人なら『ガープの世界』あたりから、あるいはこの『ドア・イン・ザ・フロア』を観た後で原作の『未亡人の一年』を読むのが一番良いかもしれない(なにしろ映画は原作の途中で終わってるから)。
間違っても最初から『熊を放つ』や『サーカスの息子』に手を出したりしないようにね。
アーヴィングの魅力に取り付かれると、ともかく長いものが読みたくなって来るよ。いやホント。
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