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Wednesday, September 14, 2005

ネット世界の変貌

【9月14日特記】 あまりに共感を覚えたので筆者のさとなお氏にメールを送ったくらいなのだが、彼がHPに書いていたようにネットの世界は激変した感がある。

かつて個人のHPは主観的な空間だった(それ故につまらない部分も多かったのだが)。あるいは、さとなお氏の言うように、そこは「仲間」同士の場であった。

仲間だけがURLを知っているからではない。読みに来た人のうち仲間意識を持てた人しか残らなかったからだ。そして、ある程度継続的な読者しか読者とは言えなかったのである。

それは、一般に公開した場であるにも拘わらず、下手をすると非常に閉鎖的な空間であり、最悪の場合はほとんど直接の知人にだけ公開されたページに成り下がっていた。

僕の場合はそうなるのが嫌で、HPを作った直後は自分の知人や会社関係の人には極力存在を知らせず、最初に宣伝のためにメールマガジンを発行することから始めた。メールマガジンがメールマガジン運営サイトで紹介され、そこからHPを見てくれる人が出ることを狙ったのである。

そういう風にして、僕はまず(自分を含めて)81人の購読者を得た。このメルマガ購読者がHP閲覧者のベースとなった。僅か80人ではあるが、そこには自分の友人・知人は1人も含まれていなかったので最悪の事態は避けたつもりだった。

そして、そこから次第にHP閲覧者は増えた。当初は1日に数人のアクセスだったのが2桁になり、やがて日によっては、ページによっては数百の人が訪れるようになった。

ただし、そのうちの何人かは(どのくらいの割合なのか調べようがないのだが、恐らくかなりの割合だろう)何かの偶然で単に1回見に来てそれっきりになる人たちであろう。何度も継続的に見に来てくれる人、そして何度かメールをくれたりする人は、僕のHPを気に入ってくれた人であり、僕の書いたものをよく読んでくれている人であり、僕をよく理解してくれている人である。

だから僕は安心して伸び伸びと書くことができた。
たまたま僕のHPを訪れて不快感を持ったり反論したくなる人もいただろう。でも、そういう人たちが実際にメールをくれるのは極めて稀なケースだった。気に入らなければ2度と見に来ないというだけのことだった。なぜなら皆サイトを読み、サイトを選んでいたから。

ところが今では検索サイトからたどり着く人が激増した。彼らはサイトを読みに来たのではない。部分を読みに来たのである。だから記事全体を読まないどころか、ほんの1行を読んで不快感を覚えて反駁するのである。

そんな人たちに「全体を読んで僕の考え方をもっと理解してからメールを下さい」とはもはや言ってられないのである。インターネットはもともと玉石混交の混沌であった。それが検索エンジンの発達に伴って、一気に、そしてどのサイトも一様に客観性と完結性、そして即効性が求められるようになったのである。

読者の方からメールで教えてもらったのだが、Google である単語を入れて検索すると何と僕のサイトのあるページがトップに来るのである。これは油断禁物である。

だからいろんなことに注意して書いているつもりではある。一方で何度も見に来てくれる「仲間」を大切にしたいという気もある。

HPはなんだかテレビに似てきたような気がする。

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